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自分が自分を扱うように世界から扱われる

ごちそうするときというのは
どういうときだろうか。

自分が嬉しくて
感謝の気持ちを伝えたいときとか
気分がいいからごちそうしたくなるとか
お祝いしてあげたいとか
そういうのはいいけれど
媚びを売るためとか
相手と対等でないと思っているから
という理由のときは、
自分が苦しくなる。

感謝でもなく
対等でないから私が払わなきゃいけないと
思うこと自体が、
自分が自ら相手の下に入ってしまっている。

ごちそうすることで、
無意識になんらかの
プライオリティを得ようとしているのか
わからないけれど、
逆にプライオリティをとられてしまう。
なんだか上下関係ができて、
愉しくなくなる。

相手が私が支払うのを要求したわけでもないのに
私が勝手にごちそうをして
私が勝手に下に入って、
支配されてしまって苦しむ。
その自分のパターンに気づいてからは
よく人を観察するように意識している。

自分が自分を扱うように
世界から扱われる。
だから、自分がまず自分を大事に扱うこと。
自分を大事に扱えば、
まわりから大事に扱われる。

私はダメだ、ダメだとダメ出しし続けていれば、
まわりからダメだ、ダメだと言われる。
私はこんな贅沢してはいけないと我慢していると、
まわりから我慢させられる。
私は相手と対等でないと思って奴隷のようにお世話すると
相手から奴隷のように世話することを要求される。

それは見事に
自分が自分に思ったとおりに
まわりから扱われる。

自分が扱われたいように
自分を扱おう。

一流の人は、必ず割り勘かごちそうしてくださる。
私に出させない。
私が御礼をしたいので、
ごちそうさせてくださいと強く言うと、
私の好意を受け取ってくださり、
それ相当のお品をくださる。
ごちそうになる理由があるなら
よろこんで受け取ってくださる。

そういうことがとても大切だということを
意識していらっしゃる。

でも、差し上げたものや好意を
とても喜んでもらえるのは
本当に嬉しいことなので、
私も素直にいただいたものや好意を
受け取るようにしている。

ごちそうしてもらうのは
とっても嬉しいことなので、
ご一緒にお食事できるひとときを
存分に愉しむ。

自分が自分を大切にしてあげてこそ、
心から人も大切にしてあげられる。




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