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スーパークレイジー君が当選するのに必要なこと

2022年12月25日投票の宮崎県知事選挙の結果は
河野俊嗣氏は25万8646票。
東国原英夫氏は23万5602票、
スーパークレイジー君=本名・西本誠氏=は7679票。
という結果になった。

ある程度真面目な主張をした候補なら
立候補するだけで取れる
ある程度予想された数字だった。

次につながる選挙にしてもらいたいと思い、
私は、告示日当日に宮崎入りし、なんとか手伝おうと考えた。
出馬のニュースを聞いたのが告示日の当日か前日の朝だったので、
とりあえずパソコンを二セットを車に放り込み、
高知を出発した。

私の経験や分析では
告示日までにどの程度のことが出来ているかで選挙は決まる。
それを彼がどの程度理解し、
何をどの程度進めているかもわからなかった。

選挙事務所があればその片隅で、
電話掛けや票読みができるシステムを組み上げ、

今回の選挙には間に合わないかもしれないが、
次回以降の選挙に向けて資産形成ができるようなお手伝いがしたいと
私は考えていた。
電話かけのボランティアを募り、掛けまくるのである。
電話で直に政策を訴えれば共感する人は一〜二割は居る。

しかし、
実際は選挙事務所も見つからず、
SNSで若者に訴えると言っている割には
その発信もまばらで、今どこに行けば応援できるかもわからなかった。

候補者本人とも、支援者とも連絡がつかなかったので、
私は尻尾を巻いて帰ってきた。

帰ったら帰ったで山のような自分の仕事があるので、

候補者から連絡がない中モチベーションもあがらず、
電話掛けや票読みシステムは正月3日の今日
取り掛かり

動かせる状態になった。
もちろん次の選挙のためだ。

彼が次を考えていれば、であるが・・・

選挙の得票はいかに有権者一人一人にアクセスしたかで決まる。

その究極の方法は個別訪問だ。

それまでにできてなければ、間に合うものではない。
無名の新人の場合、
本人が出ていることを知らせる暇さえもなく選挙は終わる。

個別訪問に代わる有効な手段が電話掛けだ。

これは選挙期間中も前もできる唯一合法的で
タイパ・コスパとも効率の良い方法だ。

告示日には大方の票読ができていて、
当選圏内に入っている場合でなければ
よほど誰にも知られていて人気があるものでない限り
当選できるものではない。

だから、選挙に落ちた次の日から4年間かけて、
戸別訪問で全有権者と何回会うかが票の積み上げには必要になってくる。

それをカバーするのは、応援してくれる人たちの多さだ。

候補者の代わりに、あなたの人となりを有権者に伝え、
有権者の話を聞き、政策を浸透させる。

その応援団を次の告示日の半年前までに作らなければならない。

スーパークレイジー君は若者の票を取るつもりだったようだが、
宮崎県の高齢化率は33%程、18歳未満は17%ほど
有権者は人口の83%だが、そのうちの高齢者は実に四割である。
残りの六割の65歳未満のどの辺りまでを若者と捉えるかだが、
その若者を総取りしても、
投票率の高い高齢者にはなかなか勝てない。

若者だけでなくその父母や祖父母まで取り込む戦略がいる。

だから多くの候補者は自民・公明・共産の組織票を取り込むことに
躍起になる。

そんな既存の組織も高齢化で組織率は年々下がっている。

それを飛び越す勢いでサポーター応援団を育てなければならないだろう。

そのためには、SNSは有効に使うべきだ。
「スーパークレイジー君」 「宮崎県知事選挙」 で検索しているのに、
昔の都知事選挙や埼玉の地方議員選挙が上位に並ぶようでは、
WEB戦略もできてなってなかったとしか言いようがない。
スーパークレイジー君がどんどん発信し、
それを見て応援にきた若者達もどんどん発信する
共振現象を起こすぐらいの勢いを作らなければ、
投票してもいいというほどの存在にはならないだろう。

多くの有権者は本気度を見ている。
「金と暇があって、ちょっと目立ちたかっただけ」なのか、
本気で日本を変えようと思っているのか
今後何をするかによって
多くの人はその本気度を測るのだろうと思う。

この電話かけ・票読・組織運営システム、
https://ouen.org/supercrazy/

まだ誰も管理者がいない。

スーパークレイジー君本人でも、
彼を本気で応援したい人の誰かでもいい
連絡をくれれば無償で使い方を伝授するし、
無償で提供する。

私は、スーパークレイジー君を
日本の政治を変えるために必要な人材だと思っている。
しかし今のままではそれは無理だろう。
気を衒ったやり方だけでは幾らかの浮動票は取れても、
当選権に食い込むことは難しい。

なんとか本気で地道なことも取り組んで欲しいものだ。

この記事は、別にスーパークレイジー君だけに向けた記事ではない。

あなたが、日本の政治を本気で変えようと考えているなら
世界にも稀な公職選挙法という特殊な仕組みと社会の常識
=政策の中身を有権者に知らせる事が難しい
=イメージ選挙が当たり前だと植え付けられた
=政治と宗教の話はタブー

を超える方法の実践に足を踏み出してほしい。
2023年正月3日




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