「オリジナル」の創り方
”情報源”を変える
あなたがこれから作り出す”何か”は、
あなたがこれまで吸収してきた
情報や経験からしか生まれない。
ということは、
他人と同じような情報ばかり
インプットしていれば、
他人と同じようなものしか
生み出すことはできない。
オリジナリティー溢れるものを作れる人は、
ニッチな本を読んでいたり、
珍しい趣味があったりと情報源が人とは違う。
出来上がった作品を
あれこれいじくり回しても意味がない。
出来上がった後に派手な装飾や
奇抜なデザインを加えるのではなく、
作り始める前の情報源を変える。
今まで吸収してきた情報が
あなたの「想像」を創り、
あなたの想像が「創造」を創る。
「オリジナルなもの」を作るんじゃなくて
「オリジナルな自分」を創るイメージ。
「オリジナルな自分」からは
「オリジナルなもの」が生み出される。
外側じゃなくて、
内側に焦点を当てよう。
他人と違う本を読み、
他人と違う人に出会い、
他人と違う体験をしよう。
とりあえずベストセラーを読むなんて愚の骨頂。
オリジナルなアウトプットは
オリジナルなインプットからしか生まれない。
手法やテクニックで差別化するのではなく、
あなたを形成する情報源で差別化すること。
「足す」のではなくまず「削る」ことから
多くの人は
「オリジナルなものを作ろう」とか
「差別化しよう」と考えると、
何かを”足そう”とする。
出来上がった作品に対して、
何かを付け加えられないだろうか?
今の自分には何が足りないんだろうか?
と考える。
でもこれは違う。
後から付け加えたものなど、
他人もすぐに真似できる。
あれこれ足すんじゃない。
まずは”削る”ことから始める。
「何を得るべきか?」ではなく
「何を手放すべきか?」を考える。
余計なものをひたすら手放し、削っていくと、
あなたの純粋な「感性」や「価値観」だけが残る。
それがあなたの「尖り」になる。
この尖りをより鋭く、
より鮮明にするために、
ここで初めて新しいもの足すんだ。
ダビデ像で知られる偉大な芸術家
ミケランジェロはこう言った。
ただあなたの中に眠る天使を見つけるだけ。
そのためにはまず
削ることから始めなきゃいけない。
テクニックやノウハウを
足すだけならみんなが真似できる。
でも、
純粋なあなたの感性や価値観は
誰にも真似できない。
100人から盗め
「無」からオリジナルなものを
生み出そうとしてはいけない。
何かをゼロから生み出すイメージは捨てなさい。
「創造」というのは
「組み合わせ」のことを言う。
では
「ものごとを結びつける」ためには
どうしたらいいのか?
その答えは「盗む」こと。
盗むことは悪いことだと思われがちだが、
この世のすべてはコピーから始まっている。
たった一人から、全部を盗むんじゃない。
これはただの著作権の侵害だ。
捕まる。
そうではなく、たくさんの人から、
あなたにとって「ピンときた要素」だけを盗むのだ。
あなたがこれからやるべきことは
「生み出すこと」ではなく
「たくさんの人から、
好きな部分だけを盗んで、
それらを組み合わせること」。
「創造」の9割は「収集」だ。
これが”盗み”の作業。
そして残りの1割で
「自分だけの組み合わせ方」を披露する。
「創造のセンス」は
「収集のセンス」と
「組み合わせのセンス」で決まる。
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