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サウナの魅力

気持ち良いからサウナに行く


サウナの魅力、即ち、なぜぼくらがサウナに行くのかと言うと、

結論、気持ちいいからです。

美味しいごはんを食べる、気が済むまでぐっすり寝る、旅行やスポーツをして気分転換する、これらと同じで感覚で、気持ちいいからサウナに行くのです。

サウナ浴は、

①サウナ
②水風呂
③休憩(外気浴)

の一連の流れを1セットとし、合計3セットほど繰り返すことで、『気持ちいい状態』になります。

これをサウナ界隈では、通称『ととのう』と表現します。

サウナ浴の魅力の1つは、この『ととのう』という快感が得られることにあります。

サウナ浴によって身体に何が起こっているのか

サウナは『美容』と『健康』にも良い影響を与えてくれます。これもサウナの魅力の1つです。
先述の、
①サウナ
②水風呂
③休憩(外気浴)
この繰り返しによって身体に何が起こっているのかを見てみましょう。

①サウナ

高温のサウナ室に入ると、血管が広がり、脈拍が早くなり、たくさんの血液が体中をめぐります。(その血流は安静時の約2倍にもなります)また、酸素の摂取量も増えます。

すると、

 ⅰ.筋肉の緊張をほぐし、肩こりを和らげる

 ⅱ.細胞再生の活性化により、免疫力が向上する

 ⅲ.汗をかくことにより、疲労回復や美肌効果がある

 ⅳ.蒸気中のマイナスイオンによって、リラックス効果がある

サウナで温まるだけでも、こんなに良いことがあるのです。

②水風呂

温まった身体を急速に冷ますと、血管や毛穴がぎゅっと収縮します。

すると、

 ⅰ.毛穴や皮膚から熱が逃げにくく、身体が冷めにくくなるので冷え性改善につながる
 ⅱ.血管の伸縮の繰り返しにより、血を送り出すポンプ機能が鍛えられ、低血圧改善につながる
 ⅲ.自律神経の働きが活発になり、活力が湧く

ただ冷たいだけではない。水風呂にもこんな良いことがあるのです。

③休憩(外気浴)


心拍数や血圧が急激に変化するサウナ→水風呂のループの間に休憩(外気浴)を挟むことで、

 ⅰ.水風呂からあがった直後の収縮した血管に、勢いよく血液がめぐる。
 ⅱ.心臓は勢いよく血液を送り出すために、ドクドクと大きく鼓動する。   
 ⅲ.そんな体の変化を感じながらゆったりしていると訪れる、ありえない気持ちよさ(=ととのう)

なので、昨今のサウナムーブメントでよく耳にする『ととのう』が意味するのは、基本的には①、②を経た③の休憩(外気浴)時に味わえる快感のことを指しています。

『サウナ』『水風呂』『休憩(外気浴)』を個別に捉えたら、ただ熱い、冷たいだけの拷問です。

これらを一連の流れとしてセットで捉え、最後セットの休憩(外気浴)時に感じる『ととのう』を体験したい、それが忘れられなくて、サウナ好きは日々サウナに通っているのです。


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『ととのう』ための型がある


では、このありえない気持ちよさであるととのう』をどうやったら感じられるのでしょうか。

残念ながら、サウナ初心者が、初めてのサウナからサウナトランスの快楽を味わえるほど、『ととのう』は簡単ではありません。サウナに慣れていない人は、この感覚をつかむのにちょっと苦労します。

なぜかというと、『ととのう』というのは、サウナ愛好家の中でも熱い議論が交わされるくらい正解の無い抽象的な感覚なのです。

「ディープリラックス」と表現されることもあれば、「サウナトランス」と表現されることもあります。マラソンの「ランナーズハイ」のような感覚と表現されることもあります。『ととのう』はサウナ界隈で共通言語ではあれど、その感覚は人によって様々なのです。

従って、あなただけの『ととのう』を見つけるには、ある程度の時間が必要になります。

ちなみにぼくの『ととのう』を無理やり言語化すると、

『身体がしびれて動けなくなる、目を閉じると幽体離脱していているような感覚に陥り、何も考えられなくなる。それでいてありえないくらい気持ちよい→寝落ちする』

と、こんな感じで本当に個人差がありまくりなので、最初のうちははととのうことをあまり意識せずにゆっくり安らぐと良いです。何回か通ううちに突然ととのう感覚がわかるようになるはずです。

サウナ初心者向けの『ととのう』コツ

とはいえ、『ととのうコツ』みたいな型があるのも事実です。

それは先述の通り、「サウナ→水風呂→休憩(外気浴)」を1セットとして、2~3セット繰り返すことです。

なので、これからサウナにトライしようと思っている人は、まずはざっくり『5分・1分・5分』で始めてみて、続けるうちに自分好みにカスタマイズしていくと良いと思います。

また、『サウナは熱くて嫌』『水風呂が冷たすぎて入れない』といった方のための、ハードルを下げたサウナ浴について記述します。


①初心者向けサウナの入り方


 ⅰ.なるべく入り口に近く、一番下の段に座る(入口から遠く、上段にいくほど熱いから)
 ⅱ.濡れタオルを口や鼻に当てて呼吸を楽にする。

②初心者向け水風呂の入り方

 ⅰ.そもそも水風呂に入らない(ぬるめのお湯やシャワーなどで汗を流し、外気浴、外の空気で自然に体温を冷ます)
 ⅱ.思い切って水風呂に入るなら…
  (a)足→もも→肩と掛水をして水風呂の冷たさに慣れる
  (b)動きを止めないで流れるように入る(身体全体で温度差があると冷たく感じます。)
  (c)動かない(皮膚と水の間に膜が出来て、次第に冷たさを感じなくなる)
  (d)手足を水風呂の外に出す(温度を特に敏感に感じる部位だから)

型があるとはいえ、本当に個人差があるので、無理せずステップ・バイ・ステップが良いです。

サウナ浴は無理して入るものでも嫌々入るものでもないです。
もしそうなら昨今のサウナムーブメントは起きていないはずですから。

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