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‘‘AZAYAKA‘‘について


今回の記事では、僕が芸術家としていつも心に置いている、

このAZAYAKAというワードに関して紹介させていただきます。


‘‘AZAYAKA‘‘という言葉との出会いは「夜空」

・AZAYAKAは日本語では「鮮やか」。色や形がハッキリしていて、際立って目立つ様子。また技術が優れている様な時にも使える。つまり「鮮やか」という言葉は目に見えるものにも、見えないものにも使うことができる言葉。


画業を本気で始めようと思う前は、何に対しても優柔不断で、迷いが多い価値観でした。心が曇っていたのだと思います。

しかし、自分のやっている事や未来に不安を抱えながら毎晩仕事終わりに夜空を見てはぼーっとしていたのですが、その夜空に輝く鮮明な星や月を眺めていたら、僕自身の心が段々晴れていった事に気付きました。暗いのに明るいというなんとも形容しがたい夜空の美しさを、僕は「鮮やか」と勝手に呼ぶことにしました。

自分の芸術が鮮やかなら、見た人の心も鮮やかになるだろうか。

まずは自分自身が誰よりも「鮮やか」であること。そしてその気持ちを芸術家として主張しなければならないと思いました。

そして自分の芸術は国内だけでなく、世界中の方にも見て欲しいし知って欲しいという思いもあり、‘‘AZAYAKA‘‘という表記に変化させました。

Aという単語はアルファベットの中でも一番はじめの文字なので、初心にかえる事が出来そうですし、なんかカッコイイのでこれでいいやという気持ちです。



‘‘AZAYAKA‘‘は「絵を描く」という行動に対しての、初心を忘れぬ為の言葉でもある


「絵を描く」。

これは、人が人として産まれてから、かなり早い段階で経験するであろう行動の一つです。「描く」という行動は人としての成長過程において必要不可欠な要素を沢山含んでいて、まさに多くの人が経験していると思います。

小さな頃はクレヨンを握っていれば、どんな支持体にも描くことが出来たし、極めて純粋で独創的な線を表現出来ていたと思うのですが、人は成長していくと共に様々な世界の情報を取り入れてしまいます。

一頭身のお母さんの絵はやがてちゃんとした人型へと変化していき、初めて絵を描いた頃の独創的な線は、知識や経験によって薄れてしまうのです。


社会人が三歳児の絵を描こうとしてデタラメな線を引こうとすると、やけに線が整ってしまったり、紙の中に収まるように描いてしまったりと、中々上手くいかないそうです。岡本太郎がそんな事を本に書いてました。

人は加齢と共に幼い頃の自由な発想が磨り減っていきます。「よく見せなくてはならない」とか、「綺麗というものはこうである」とか…社会経験から生まれる価値観が自分の表現の自由度を狭めたり、阻害してしまいがちのようです。

そういった価値観を一瞬だけでも捨てる事が出来れば表現の自由度は広がっていくのだと考えています。

一瞬だけでも初心にかえる事が出来れば…

AZAYAKAという言葉はそんな時に唱えられる呪文でもあるのです。



不可視の心象や現象などを視覚芸術として鮮明に昇華させる、アートとしての‘‘AZAYAKA‘‘


我々の世界には様々な情報が飛び交っています。人々は人間社会の生活に馴染むことで、その世界を構成するような大切な情報に対して気持ちが向かなくなりがちです。視覚的・物質的な情報を優先して認識するので、不可視の情報は日常に溶け込んでしまうのです。そういった目に見えないものを視覚芸術として鮮明にし、不可視の情報の美しさや壮大さを抽象と具象の中間あたりで表現していくのがAZAYAKAというアートです。(完全に抽象画の時もありますが)

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「 AZAYAKA 」F100/Acrylic/Panel  2020 (未発表)

この作品はAZAYAKAアートの代表作です。コロナウイルスの時期とかぶってしまい、まだ未発表の作品ですがお迎えしたいという方がいらっしゃいましたらメール頂けると嬉しいです。↓

patchoulipatchoui1209@gmail.com


最近では「時」や「距離感」をテーマに描いています。↓

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「タイムレイン」``Time Rain`` 2020  F10/Acrylic/Panel/Abstract art


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「サイレントディスタンス」

‘‘Silent distance‘‘ 2020 F10 Acrylic/Panel/Abstract art

このように、心象風景や不可視のものを視覚的に表現しています。


おわりに

AZAYAKAという言葉の中には様々な意味や想いが込められています。

これは画家として活動していくにあたっての、僕の信念のようなものです。自分が勝手に選んだ言葉だからこそ、裏切られるようなことはないと思っています。この言葉に対して絶対的な信頼をおいているので、揺るぎない意思のようなものかもしれません。(笑)

ただ、それを一言で伝えることが残念ながら難しいので、僕は視覚芸術として何度も何度も表現し、様々な活動を通して自分の芸術を世間に訴えかけていこうと思っています。(描くのは好きなので楽しいです)


これからも自分のAZAYAKA精神を貫いて、納得いく人生を歩み続けたいです。


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