ゲッティンゲン大学留学日記-最初の手続き編

 2022年4月6日から交換留学生(Austauschstudent /Exchange student)としてドイツ・ゲッティンゲン大学に留学しています。
 来てからの9日間、「事前に聞いていた話と違う!思ったより手続きがうまく進まない!」と悶々とする場面が多かったので、今後同じようにゲッティンゲン大学への留学を志す人のために記録を残そうと思います。

〇入学手続き(Immatrikulation/Enrollment)
・履修登録に必要な大学のアカウント、そして学生証(Chipkarte・Studentennachweis)を交付してもらうには、入学手続きをする必要がある。なお、学生証はゼメスターチケット(市内の公共交通利用し放題、ニーダーザクセン州内の鈍行電車乗り放題のチケット)も兼ねている。
・入学手続きに必要なのは、学費(Semester Gebühr/ Semester fee)を支払ったという証明書ドイツの公的保険に加入したという証明書。本来であれば事前に学費を払う方法についての案内がメールで届くはずなので、届いていない場合は問い合わせるべき。私にはメールが来ず、ドイツについてから学費を支払うことになった(Wiseで送金しました)。
・必要な証明書を担当者にメール添付で送付すると、担当者が入学手続きをしてくれる。書類の提出方法は交換留学生と正規留学生(ゲッティンゲン大学で何かしらの学位を取るため入学する留学生)とで異なる場合があるので要確認。
・入学手続きの後、入学番号(Immatrikulationsnummer)が付与される。大学のITサポートオフィスに名前、誕生日、入学番号、ドイツの住所、学生証用の写真をデータで提出すると、履修登録システムにログインするためのアカウントと学生証を貰うことが出来る(この辺りの案内はメールにも掲載されている)。

〇保険の加入について
・入学手続きには公的保険への加入が必要。大学にTechniker Krankenkasse(通称TK)という保険会社のオフィスがあるため、直接そこに出向いて契約することが可能。
・私はExpatrio(エックスパトリオ)と呼ばれるサービスを利用して保険を契約しました。

〇Expatrioについて
・Expatrioはドイツで勉強する留学生のためのサービスで、公的保険であるTKへの加入閉鎖口座の開設を同時にできる。すべてオンラインで手続き可能。
・アカウントを作成すると閉鎖口座(Blocked Account) と公的保険(Health Insurance)に申し込むことができる。
(こちらのサイトに詳しく載っているので、参照してみてください。https://tobitate-german.com/report00037-6

これらの手続きを私はドイツについてからしましたが、Expatrioへの申し込みも学費の送金も、日本にいる間に済ませることができます。事前に終わらせておくことを強く勧めます。私は授業開始日までに履修登録のアカウントを貰えないかもしれない、と冷や汗をかいたので、、、(これについてはまた記事にします)。

※追記:私が履修登録アカウントを貰えず冷や汗をかいた訳
 上記の通り、本来留学開始の2~3か月前にゲッティンゲン大学側から事前に学費を支払う方法についての案内がメールで届くはずでした。しかし、私にはなぜかそのメールが届かず、私も「着いてからでいいか」と特に問い合わせず。これが良くなかった。
 ドイツ到着日の翌日、留学生向けのオリエンテーションに参加すると、他の留学生がその場で学生証を受け取るのを目撃しました。それを見た私は焦りに焦り、、、幸い日本人の留学生が他にもいたので手続きの手順を教えてもらい、とりあえずExpatrioで口座開設と保険加入を済ませようと、動き出しました。
 ここから学生証発効に必要な書類が揃うまで約4日。4月11日にそろった書類を担当者に送付しました。3日経っても返信が無かったのでもう一度メールすると、「必要な書類がまだ送付されていません。まだ学費の支払いを保険加入が済んでいないんですか?」との返信が。さすがに腹が立ちましたが、もう一度書類を送りなおすと、翌日にエンロールするとのメールが来ました。
 そしてエンロールされたのが4月14日。この時私は焦っていました。なぜなら4月15日~4月21日(学期開始日)はドイツではイースター休暇で、大学の職員含め皆休むからです。何としてでも学生証を14日のうちに受け取る必要がありました。そこで私は、ITサポートオフィスに必要な情報を送付した後、偶然開いていたサポートオフィスの窓口に立ち寄り、助けを求めました。すると、その場で学生証を発行し、手渡してくれたのです!これには驚き&安心しました、、、。そして、参加したかった語学コースの履修登録をすることができました。
 この様に、渡航後バタバタする可能性もあるので、事前にできる手続きがないかどうかしっかり確認しましょう。また、同じ大学に派遣される予定の人とも連絡を取り、情報交換することをお勧めします。

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