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【B-2-1】勇者さまっ!出番です!!

これは、選択肢によって展開が変わる
「なんちゃってゲームブック風物語」の一部です

▶ぼうけんをさいしょからはじめるばあい
https://note.com/kudotomomi/n/n9a641f1d1573

▶ぜんかいまでのぼうけんをふりかえるばあい
https://note.com/kudotomomi/n/n5e34e7ef6872
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そして旅立ちへ…

勇者とイザベルの二人旅が始まった。

まずは、クエストの依頼主であるエーデルムート国に向う。紹介所で聞いた話だと、最短距離は、迷いの森を抜けて、アーガム湖に出る。そこから山道を進んで行って…ということだった。どう頑張っても馬車でも2~3日はかかる。

勇者
「おそらくかなりの長旅になるので、休み休み行きましょうか」

イザベル
「わたしのことはお気になさらず。先を急ぎましょう。もし、勇者様がお疲れになりましたら、魔法で回復いたしますので。遠慮なく言ってくださいねぇ」

ひとつひとつの所作が色っぽい…勇者はその雰囲気になかなか慣れず悶々とする。

勇者
「とりあえず、迷いの森を抜けたら湖につきますから、湖畔の村で宿をとりましょうか…とはいっても迷いの森を抜けるのが大変なんだけど…」

イザベル
「迷いの森というのは、もちろん…モンスターが出るのですよね?」

勇者
「ええ…なかなか出口にたどり着けない複雑な道で、体力がかなり削られるうえに、厄介なモンスターが多いらしい…」

イザベル
「そうなんですの…わたくし、お役に立てるといいのですが…勇者様のサポートがんばりますね!」

勇者
「は、はい!よろしくお願いいたします」

なんだか調子が狂う…そう思いながら勇者は馬車を走らせる。

勇者とイザベルはレベルが高いので、そう簡単に雑魚モンスターに襲われることはない。ちょっと手ごたえのあるモンスターに遭遇しても、最大2ターンで撃破できるほどだ。このまま余裕で迷いの森を抜ける…はずだったが…

勇者
「やば…完全に、迷った…」

迷いの森は、昼間でも真っ暗である。また、ちゃんとした道があるというわけではなく、これまでこの森を抜けていった旅人や商人の作り出した道、または獣道を慎重にたどっていかなければいけない…のだが…いちど道を見誤ると最後、ぐるぐると同じルートを回ってしまう不思議な森なのである。

イザベル
「こまりましたわねぇ。わたくし、先ほどからちょっと肌寒い感じがあるのですよ…物の怪の気配と言いますか…これは森の精かもしくはゴーストにいたずらされているのかもしれませんわね。ちょっと魔除けの呪文を唱えてみましょうか」

勇者
「ああ、よろしく頼むよ…」

イザベルは、深呼吸し集中する。そして呪文を唱えた!!

イザベル
「ホーリーエスプランドル!!」

呪文が森の奥まで響き渡る。するとその呪文がモンスターに効いたのか、地鳴りのような声が森の奥から聴こえてきた。そしてはっきりと勇者たちに向かって語り掛けてきたのだ。

『勝手にこの森を通り抜けようとするものは誰だ…!!許さんぞ…』

恐ろしい声の方向に、勇者はバッと振り返る。そこにはなんと大きな青白い炎をまとったモンスターが、今にも勇者たちに襲い掛かろうとしていたのだ!

モンスターがあらわれた!
コマンド?

▶たたかう
https://note.com/kudotomomi/n/n792b5a2999cd

▶にげる
https://note.com/kudotomomi/n/n823752444359

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上記いずれかを選んで先に読み進めてください
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