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メイキング【朗読】盂蘭盆会(うらぼんえ)

こんにちは。工藤友美です。
またお会いできて光栄です。

はじめましてのかた、ようこそ。ゆっくりしていってね!

わたくし、工藤友美という人物、本業は「音楽」をやっていて「歌手」を名乗っており、「メルダー」という音楽ユニットをやっているのですが、その活動とは別に、個人的に小説書いたり、漫画を描いたりしております。

そして、今年は新たなチャレンジとして『渡辺浩弐さんの作品を朗読して、動画コンテンツとして公開する』というのをやっております。

今回は先日公開した、朗読コンテンツ
【朗読】盂蘭盆会(うらぼんえ)
のメイキング・裏話を書きます~。


まずはお礼…

予想よりもたくさんのかたに聴いてもらって、嬉しく思っております。温かく見守っていただきありがとうございます。

そして、作品の朗読・コンテンツへの使用許可を出してくださっている渡辺浩弐さんにあらためてお礼申し上げます。

※渡辺浩弐さんに、Xでご紹介いただきました(大感激・大感謝)

まだ聴いてなかった!という方は
お盆を過ぎてもふつうに楽しめますので(笑)
ぜひお付き合いいただけたら幸いです(約8分半)

☆朗読作品紹介☆

「プラトニックチェーン(上)」 より【盂蘭盆会(うらぼんえ)】
(2015年5月8日発売/星海社)

さて、ここからメイキングやら裏話だよ!

①朗読する作品の選び方

渡辺浩弐さんの、たくさんあるショート・ショート作品の中でなにを読むか……どう決めているかというと、これはと思う作品をいくつかチョイスし、『実際朗読して、テスト録音して、音で聴いたとき、聴いた人の脳裏に映像が浮かびやすいか』で決めています。

通常、朗読を行う場合は、それ用の脚本を作ることが多いと思うんですが、今回の朗読チャレンジに当たっては、作家の先生に再構築・脚色についての許可はとっておりませんので、小説に書かれている文章をそのまま読んでいます

なので、朗読向きの小説…となると、登場人物が独白していく物語か、登場人物複数人が掛け合いをするような物語となるわけです。

そういった観点から朗読作品を選ぶにあたって、この「盂蘭盆会」はとてもいい作品でした。公開用の朗読を録音するまでにもう10回くらい読んだのですが、録音聴き返すたびにぐっと来てました。手前味噌ですか?あはは。

②朗読するときの工夫

ストレートに、素直な気持ちで読みました。最後の娘のセリフでいつも泣いちゃって、そのあとの母とAIのセリフが揺らがないようにするのが大変でした(別録りしてもよかったんですが、本意ではなく……)。

娘さんは高校生…いわゆる高校生の時のきゃぴきゃぴした感じでやろうと最初頑張ってましたが、テスト時には幼すぎる感じの声に……だもんで、本番は結構今の自分の心のままに素に近い形で演じてみました。だから若干イメージより老けてるかもしれないです。すみません……。

お母さんは元気なころの声というよりは、ちょっと元気がないころの声をイメージして読んでいます。

あと基本、母と娘のセリフは別々に録音せず、声を変えながら通して読みました。garagebandというアプリで録音後、電話のやりとりの雰囲気を出すために、出来上がった一つのファイルの中の母と娘のセリフをそれぞれに分けて、声が被る部分のタイミングを微調整したり、母の声を受話器からの音っぽい音質にしました。

ちなみに、受話器からの音っぽくするところがどうしてもうまくいかなくて、近くにいるプロ=メルダー仲倉氏に相談し、チカラをお借りしました(ものの数秒で解決していただきました…ありがとうございました)。

それと、注目してもらいたいというところは、
母とAIの声が混ざるところです。

ここは部分的に声の雰囲気を切り替えているだけで、加工とか編集とかしていません!あのAIの声はわたしの声です(笑)

ぜひその辺も楽しんでください。

③作者さまに直接確認したところ

この作品を読もう!と思ったときに、何度も練習を重ねていたんですけど、わたし、ずっと「彼氏」を普通のアクセント(カ\レシ・頭高型)で読んでいたんですよ。

でも、いざ本番用を録音しようとしたときにハッとしたんです。

この作品の書かれた時代とキャラクターを考えれば、ここに書かれている「彼氏」は頭高型ではなくて平板型アクセントで読むのが正しいのかもしれないと……

これはちゃんと録音前に確認しておこうと思って、ぎりぎりになって渡辺さんにその点お伺いしました。結果”平板型アクセントが正しい”とご回答いただきまして、現在のような形になったわけです

聴いておいてよかった~、恥をかくところだった(笑)

あと、「プラトニックチェーン」に初めて触れる方にもわかりやすくしたいと思い(朗読の中には具体的な説明が出てこないので)、渡辺さんに「プラトニックチェーンとは何ぞや?」という簡単な説明を動画の冒頭につけたいとご相談して、”作者さまが考えるプラトニックチェーンの簡潔な説明文”をご教示いただきました。ありがとうございました。

④動画について

Microsoft Clipchampの機能・素材を使用して作成しています。
メインの空の写真は工藤がスマートフォンで撮ったものを使っていますが
その他は、Microsoft Clipchampの素材です。

動画もできるだけ視覚的にも素敵なもの・意味のあるものにしようと思ってはいるんですけど、ソフトの使い方…まだまだ勉強中でして。あまり背伸びしてもうまくいかないんでやれる範囲でやっていきます!

物語の作者/朗読してるひとの情報

物語の作者>渡辺浩弐さん情報

1962年生まれ/福岡県出身/小説家
Twitter:https://x.com/kozysan
YouTube:https://www.youtube.com/@GTV01
WEBサイト:https://www.gtvnet.co.jp/
note :https://note.com/kozysan
著書:http://amzn.to/44bydkJ
mond:https://mond.how/ja/kozysan

渡辺さんは中野ブロードウェイ4階にある『Kカフェ』というお店の「オーナー/マスター」という一面もあります。開かずの店として有名ですが、なぜか最近は開いていることが多いです。わたしも時々遊びに行っています。

現在はKカフェで土曜日に「中野ブロードウェイ怪談」というイベントをやっていらっしゃいます。不思議で面白い話が聴けるからぜひ行って!!

カフェの営業スケジュールはちゃんと発表されてますから
チェックしてね!

朗読してるひと>工藤友美の情報

1981年生まれ/札幌市出身/歌手&雑多なアーティスト
Twitter①:https://x.com/Meldor_tomomi
Twitter②:https://x.com/Kudo_Tomomi/
WEBサイト:https://meldrecords.com/meldor/
note :https://note.com/kudotomomi
歌妖曲ユニット【メルダー】作詞・作曲・イラスト・デザイン・客寄せパンダ担当
あと、【駆動トモミ】というペンネームで小説や漫画、イラストをかいたりしています。修行中。

9月22日にライブあります。みんな遊びに来てね!

これまでの朗読に関すること


おわりに

おそらくこれからも定期的に渡辺浩弐さんの作品の朗読をやります。

また新作アップするときにはnoteまたはXでご案内しますのでよろしくお願いします!

お時間あるとき、お休み前などにこれまでの発表作品をぜひ聴いてみてくださいね!

ご感想お待ちしております!
コメントまたはXのリプライDMなどでどうぞ!


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