見出し画像

Dark Mofo 2021 - ダークモフォ in タスマニア

世界で最も過激なアートフェスDark Mofo(ダークモフォ)に初参加してきた

現在、南半球は真冬なのですが、この前の6月中旬頃にオーストラリア タスマニアで開催されたDark Mofo 2021を体感しに行ってきました。Dark Mofoはタスマニア最大の冬のフェスで、2週間と数日の間で開催されます(今回は少し短め)。Dark Mofoは以前より何度も行きたいと思っていたんですがタイミングが合わず行くことができませんでした。2020年はCOVIDで中止となったため、今回ばかりはと行ってきました。実はこのタスマニア旅行から帰った直後、私の住むNSW州はDelta種のウイルスの感染拡大が起こり現在はロックダウンになってます、なので奇跡的に他の州に旅行に行って羽を伸ばしてくることが出来た感じです。

画像4

Dark Mofoは2013に初開催され、かなりedgyな世界観を表現した過激なアート作品が多く、批判を浴びることがたびたびあったようです。数名が血まみれになるインスタレーションみたいな展示など。。体感してきた感じとしてホバートの街中が赤と黒で覆われ、十字架などゴシックなモチーフがあらゆるところに飾られております。ホバートのワーフの辺りなんかは夜中になると真っ赤に照らされており幻想的です。『死とセックスのミュージアム』をテーマにしたアートを展示していることで有名なタスマニアの『MONA(モナ)』美術館も運営に関わっているためフェスの完成度はかなり高いです。気合を感じました(ちなみに2021年の開催は規模を縮小し会場のキャパシティの制限もあるためフリーのイベントを増やしたみたいです。これ聞いた時に、通常の規模の開催ってもっとすごいのか?!と思いましたね)。

画像5

https://www.abc.net.au/news/2017-04-19/controversy-over-hermann-nitsch-dark-mofo-bloody-art-show/8452202

夜のホバートの町中で音楽とアートの展示

Dark Mofo開催期間中は、昼からフードの出店があり、現地産のワインやチーズを嗜めます(美味しくて危険です笑)。アート展示などを会場が点在しているのでそれらを歩きながら街の中を散策します、楽しいです。昼の時間もゆるーくDJが選曲してくれていて心地よい。

画像1

夜になるとぞろぞろと人が集まり街中がフェス会場となります。ワーフのところにはWinter Feastと呼ばれる飲食店専用の巨大な会場がありタスマニア産の美味しいものをたっぷり堪能できます。巨大な食堂です。フェスのテーマ性は過激ですが地元民の親子連れなどでかなり賑わっていました。地元の方は冬の風物詩なんですね。

画像2

夜のコンサート会場ではThurston Moore with The Dead Cのライブに行きました。Sonic Youth(ソニックユース)もあまり聴いたことないし、、全く予習なしでしたが、もの凄い実験的な演奏を披露してくれて痺れました。

画像3

その後も夜中0時を越えそうな時間帯にも夜のアート展示を散策、Ryoji Ikedaさんの展示はいろんなところで見たこともあるし、シドニーで開催された映像と音のコンサートも行ったことあるがこのDark Mofoの展示もまたよかったです。最初に載せたYouTubeで見れます。

冬のタスマニア旅行おすすめです

画像6

NSW州の冬はそこそこ寒い程度で終わりますが、タスマニアの冬はやはり寒いです。でもこのDark Mofoが夏に開催されるのってあまり想像できないですね。夜が長く深く、寒空の下で開催されるからこそ味わえる空気感があると思いました。

最後に、以下のニュース記事でDark MofoのクリエティブディレクターのLeigh Carmichaelが漏らしておりますが、2022年に開催されるか不明と見ているような感じです。COVIDがどのようになっているのかによりそうですね。日本やオーストラリアでもいろんなフェスに行きましたが、正直、Dark Mofoはかなり好きな部類の方です(一緒に行った友人らと毎年来ようかと話してました)。音楽・アート・食を楽しめる贅沢過ぎなフェスでした。


ちなみに先に載せてあるYouTubeの動画ですが、OSMO Actionというカメラで撮影してみました。アクションカメラデビューですがこれなかなかいいです。


この記事が参加している募集