見出し画像

何より大切なことなのに、出来ていなかったこと。

去年の冬だったでしょうか。

体のことで
色々思うところあって
漢方薬剤師の
堀江昭佳さんの著書
『血液が全て解決する』
を斜め読みしました。

正直
その内容は
私にとって
耳が痛いことばかりでした。

それから少しして
偶然、
堀江昭佳さんと
ヨガインストラクターの
石村友見さんの共著
『血液ゼロトレ』
に出会って。

この血液ゼロトレに
挑戦してみたんです。

けれど
長くは続かなくて…。

あれから
数か月過ぎ、
今、もう一度
これらの本を
読み返しています。


私は、
食べることが大好きです。
けれど
丁寧に味わうことが
なかなか出来ません。

瞑想の中でも
食べる瞑想の類いは
特にも苦手です。

お腹が空くと
すぐにお腹を満たしたくなって
パクパク食べてしまうんですね。
よく噛まずに。

これは本当に
よくないみたいですね。
 
特にも昼食は
詰め込むように
食べてしまうことが多くて。

ゆっくり味わうこと
よく噛むこと
腹八分目
間食を控え、胃を休めること
寝る2時間前までには
食事を終えること
おなかが空いていない時は
無理に食べないことなど

良く言われている
これらのことが
私には、
全く出来ていません。

今はまだ
日々の生活に
支障が出るほどの
不調はないものの、
最近特にも
だるいし
疲れやすいのです。

でも
堀江さん曰く
この『だるい』『疲れやすい』も
既に病気の始まりなのですね。

もちろん、
年齢的なもの、
梅雨、
気圧の変化、
夏至など
様々な要因も
あるにはあるのかも
しれませんけれど…

そうやって
いつも
年齢や、
季節や天候のせいにして
体と対話する
体を労る
ということを
ずっと疎かにしてきました。

例えば
食べるということに
関して言えば
時間になると
あるいは
食べたいと思うと
何も気にせずに
ぱっと食べ物を胃に押し込む
ということを
繰り返してきました。

堀江さん曰く
そんな私の胃は
いつもこう言っていた
らしいのです。

休みたい…と。

長い間
随分と
体に、
この胃に
無理をさせてきたんだなぁと
今更ながらに反省しました。

これまで
自分を大切にすることを
心がけてきた私が
出来ていなかったこと。
それは
皮肉にも
自分の体を大切にすること
でした。

本当の意味で
自分を大切にするとは
どういうことか
いま改めて
考えさせられています。

願いが叶う
ご利益
というのは
神様がくれるものではなくて、
自分の積み重ねた行いによって
手に入れたものだと思うのです。

『血液がすべて解決する』より

それで
もう一度
体のことを考えてみよう
と思ったんですね。

ただ、
一番効果的な方法として
あげられていた
1週間夕食断食は
今の私には
あまりにも
ハードルが高すぎて
すぐに挑戦しよう
という気にはなれなくて。

はぁ…

出だしから
大きなため息です。

まずは
出来ることから。
そう思いなおして、

よく噛むこと
腹八分目
間食は極力控えること
ダラダラ食べないこと
寝る2時間前には
食事を終えること
そして
血流ゼロトレ

まずは
この辺りを
実践していくことに
しました。

ちなみに
血流ゼロトレとは
血流が改善し、
体と心が元気になる体操で、
子どもから高齢者まで
誰でも出来る簡単なもの。

寝たままの姿勢で
5種類の体操を
それぞれ1分
計5分間行います。

なんと
102歳のおばあちゃんも
この血流ゼロトレを実践して
わずか4週間で
成果を実感したと言います。

わずか5分で出来る
簡単な体操。

とは言え
最初は
血流ゼロトレを
するかどうか悩みました。

血流ゼロトレの
理想の時間は朝。
どうしても
難しい場合は
夜でも良いとのことでしたが…。

朝は、
チベット体操してるしなぁ…

それに、
5分とは言っても
毎日続けるって
大変なことだよね…

夜寝る前に、寝室で。
それなら
続けられるかなぁ…。

自問自答の末…

取りあえずやってみよう!

ということで
血流ゼロトレも
再びトライしてみることに
しました。 

さて
血流ゼロトレ初日の夜。
主人より早く
寝室へ向かい
本を見ながら
早速始めようとした
矢先のこと。

普段なら
まだ
居間で過ごしているはずの主人が
寝室へやって来たでは
ありませんか。

「疲れたから寝る」

ガーン。

了解。

では
血流ゼロトレは明日から。

場所を変えてまで
やる気にはなれなくて。

それでも、
今日は
よく噛んで食べたし
腹八分目だったし
間食もしなかったしね。
上出来上出来。
そう自分に言い聞かせて
さっさっと寝ました。

さて
その翌日のこと。

仕事から帰ると
主人の車が止まっていて。

あれっ?!
随分早い。
具合でも悪い?!

恐る恐る家の中に入ると
居間で寛いでいる主人がいて。

「今日、早いね。
具合でも悪い?!」

聞けば
月に一度の通院の日だったよう。

なぁんだ
そうだったのね。

ほっとして
夕食の準備に取りかかると
主人がおもむろに冷蔵庫を開けて
「はい、これ」と。

手渡されたのは
スプリングバレー。

二人とも
お酒が好きで
若い頃は
よく一緒に飲んでいました。

けれど
私は、
子育てを機に
ほとんど
飲まなくなって。

去年だったでしょうか。
久し振りに飲んだら
ほんの少しの量で
世界が
グルングルン回って。

めっきり
お酒に弱くなった
自分にびっくり。

そんなこともあって
相変わらず
お酒は
たま~に
少し飲む程度。

ただ、
飲む時は
値段を気にせず
おいしいと思うものを
飲んでいます。

お気に入りの地ビールが
あるのですが
最近
スプリングバレーの
おいしさも知りました。

だから
主人が
冷蔵庫から取り出した
スプリングバレーは
間違いなく
私へのスプリングバレー
だった訳ですが…。

平日のお酒は
今の私にはNGです。

「嬉しい!
でも、
平日はちょっと。
4時に起きられるか不安だから
週末にとっておくね!
(何より
体を労る生活
始めたばかりなのですよ~)」

そしたら…

「今日はお祝いなんだよ」
と主人。

えっ?!

「今日って何の日だっけ?!」

慌てて
カレンダーを見ながら
頭の中をフル回転させました。

けれど
いくら考えても
答えは出て来なくて。

えっ?!
私、何を忘れてる?

慌てている私を見て
主人が言いました。

「先生に、
今日で、薬
終わりにしましょう
って言われた」

「そうなんだ…」

もう病院に行かなくてもいいんだ…

2年前。
「そろそろ
薬、終わりにしましょうか」
先生は
確かにそう言ったのです。

でも
それからが
長かった…

量を減らして
数ヶ月。
その後は
一日置きにして
数ヶ月。

「そろそろ
終わりにしましょうか」
と言われてから
2年も経って、
最近では
本当の終わりは
ずっと先なのかもしれないな
と思っていました。

少し前までは、
薬を飲んでるから
穏やかに過ごせてるのかな…
飲まないとどうなるんだろう…
と考えたりすることも
あったけれど
まぁいっか
元気に過ごせているんだからと
最近では
薬を飲んでいることを
あまり気にしなくなりました。

「そっかあ、
良かったね。
それにしても
先生の『そろそろ終わり』は
ホントに長かったよね。
そう言うことなら
(お酒)飲みますか!」

体を労る生活を始めて早々、
飲酒かぁ…。 

でも…

3年前の今頃…

眠れない日が続いていて
動悸がおさまらなくて
吐き気がして
食欲もなくて
笑い方も忘れて
ふとした時に
消えてしまいたい
と思っていた主人が、
こんなに元気になって、
もう薬も通院も
必要なくなったのだから…

私の体さん、
今日はいいよね。

そう体に伝えて、
夜は3人で
乾杯しました。

病気をきっかけに
主人は
今日まで
自分と向き合い続けてきました。

振り返ってみれば
治療の後半は
心の治療と言うより
食事や運動など
体の指導が中心でした。

心と体はつながっている…

堀江さんも
こう言っています。

何より体を元気にすることです

そう。
心より体が先なのだと。

主人は
先生の指導もあって
運動を心がけるようになり
この春からは
早朝ウオーキングを
始めました。

時々
仕事で
帰りが遅くなることも
ありますが
もう、
以前のような働き方は
しなくなりました。

休日は
好きなことをして
のんびり過ごし
穏やかな日々を
送っています。

この日
改めて思いました。

最終的に、
病気になった心や体を
治していくのは
お医者さんでも
薬でもなくて
本人なのだ…と。

さて、
お祝いの翌日ですけれどね。
案の定
いつもにも増して
だるくてだるくて大変でした。

まぁ
たまには
こんな日も
あるでしょうけれど、
体を大切にする生活
これからも
地道に
続けていきたいと思います。

1か月、2か月後に
みなさんに
嬉しい報告が出来るといいな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?