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何かが終わり、そして新しい何かが始まる

今日は、朝から
とてもいい天気だった。
ふと、
氏神様にお詣りに行こう
と思った。

この間のこともあり、
私は、少しだけ浮かれていた。

あの日見た
わすれな草の群生は、
水路を覆うように咲き誇り
それはまるで、
水路にかかった
薄水色の橋のようだった。


鳥居をくぐると、
空気が一気に変わったような
気がした。

手水舎で 
私は辺りを見回した。

クマバチがいるかもしれない。

しかし、
今日はどこにも姿がない。

階段を登り、本殿に出た。

ここにもいない。

参拝の間も、
ずっとクマバチのことが
気になっていた。

結局最後まで
クマバチは
姿を見せなかった。

今日は会えなかったか…

お詣りを終え、
帰ろうとすると、
どこからともなく
一羽のカラスが飛んで来て
近くの電線に止まった。

あー今日は、
カラスが来てくれたのか…

私は、嬉しくなった。

カァー

カラスが一声鳴いて
去って行った。

私は、我に返った。

私は、
一体ここに何をしに
来たのだ…。

神社に来てから
一生懸命、
クマバチを
神様のサインばかりを
探していた。
そんな自分を恥ずかしく思った。

カラスも
良い知らせには違いないが、
私は、
神様に感謝を伝えに
来たのではなかったのか…

せっかく神社に来たのに
危うくそのことを
忘れて帰るところだった。

そんな私に
カラスが言ったのだ。

安心しなさい
あなたのことを
いつも
見守っていますよ

私は、
神様に深く感謝し、
神社を後にした。


家に帰って、
スマホを見ると
ちょうど、
めぐみさんの
音声ブログが投稿されていた。
偶然にもそのタイトルは

「土地の神様にお守りいただく」

だった。
シンクロだ。


さらに、
その下には
ふくこさんの記事が投稿
されていた。

そこには、

「今年最後の最強開運日」

とあり、今日は、
一粒万倍日と天赦日が重なる
とても縁起の良い日だと
書かれていた。

そうなんだ…

恥ずかしながら
私は何も知らなかった。

でも、
良い日に
お詣り出来て良かった
と思った。

今日は、新しいことを
始めるにふさわしい日のようだ。

新しいこと…

そう考えていると、
メールが届いた。

夏至神結ひ遠隔ワークと
セミナー開催の
案内だった。

そういうことか。

私は、
迷わず
すぐに申し込んだ。


その後
みほさんの投稿を読み
スキを押した。

みほさんの記事にスキをすると、
ガーディアンエンジェルの
ニャンちゃんが
エンジェルナンバーとともに
現れる。

なんと、今日は、

「1111」

だった。
正に
「新しいことを始める」
ではないか。



夕方になり
雷が鳴り始めた。

雨は思ったほど降らず、
さっきまで
薄暗かった外の世界が
異様な明るさを帯てきた。

それはまるで
オレンジ色の世界。

そして、
空には
虹がかかっていた。

カラス
一粒万倍日
天赦日
エンジェルナンバー1111

夕焼け

何かが終わり
新しい何かが始まる

そんな予感を感じさせる
今日の出来事に
私は、今、
とてもワクワクしている。

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