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2年かけて愛される無人販売所をつくってみた~part.2~

KUDAMONOは日本の文化遺産だ~🗾!
みなさんこんにちは!フルーツボーイ中村です。

今回は、前回途中で終わってしまいました「利益が出る仕組み」つまり、地域に愛される無人販売所の「ある法則」についてお話していきます。前回の記事をまだご覧でない方はぜひこちらから参照してみてください

それではいきましょー!

窃盗率をどのようにして下げるか。

さて、法則についてお話しする前に、押さえておきたいことがあります。それは、

無人販売所で利益を上げるために一番大事なこと。
それは窃盗率を下げることだということです。

ここは皆さんも納得するのではないでしょうか。無人販売最大の難敵、それは窃盗です。どれだけ魅力的な商品を置いたとしても、それを置くたびに盗まれていては商売になりません。特に、私たちのようなストロングスタイル(商品むき出しスタイル)を採用しているのであれば(笑)、ここをクリアしないと話になりません。

もちろん自動販売機のように、泥棒お手上げスタイル(鉄の壁でガチガチに固める)にすれば済む話です。実際にこれからの無人販売所はテクノロジーを掛け合わせた仕組みが主流になり、効率よく売れるようになり、防犯対策も強化されていくでしょう。精度が高まれば「窃盗ゼロの完璧な防犯」が完成するでしょう。それは望ましい未来ですし、そうなっていくべきだと思います。

しかし、

(ここからは、私の個人的な想いなのですが)

よく言われる「無人販売は日本だからできる仕組み」であるならば、「なぜ日本だからできる」と言えるのか?

私はここをあえて見ていきたいのです。

「日本人はおもてなしの心があるから」
「日本は治安が良いから」

なんとなく、このような言葉が思い浮かびますよね?

きっとそうだろうなぁと思うのですが、その根拠については明確に答えられれる人はいるでしょうか?私はここをもっと掘り下げていきたいのです。

日本で生まれた以上、そして日本の素晴らしさを感じている以上、このストロングスタイルで利益を上げられるということを証明したいのです。

ちなみに、、もしかすると、

日本(人)だから無人販売は成立する

は、私たちの幻想である可能性もありますが、、

それはさておき、

つまり、

テクノロジーの力で窃盗率を下げるのではなく、日本(人)の特性で窃盗率を下げる

ということです。

中村の想い

これについては夢物語であり、きれいごとと言われるかもしれません。。
少し脱線します、、

これは昔のJapan as No.1と言われていた頃の日本の黄金期とは程遠い、現在の自信を失いつつある日本に対しての、私の反発心からきています

「日本(人)はこんなもんじゃない」

という悔しさからきています。
資源がない日本だからこそ、人材(財)こそが日本の資源だと本気で思っています。
社会に大きなインパクトを与えるようなイノベーションを生む日本企業が今後生まれるためには、外国を模倣するのではなく

この
日本(人)という特徴に基づいた利益のあげ方を追求する必要があると考えているのです。

だからこそ、この無人販売所、しかも、ストロングスタイルで利益を上げることに意味があると思うのです。

周りからは「無理だよ~」と言われながらも、私が2年間続けてきた理由はここにあります。

つまり、KUDAMONO-BOXでの実験は

「日本(人)の特性を利用すれば、窃盗率を改善できる」という仮説を証明する旅になります。

正直ここに関してはまだ旅の途中であり、「日本(人)だからできる」というゴールに到達しておりません。そして、なかなか時間のかかることだろうな、と思いながら続けています。

なので、一つの助けとして、行動経済学や犯罪心理学など、人間の心理パターンを研究した理論を活用したいと思っています。「日本人の特性」というところから、スッと俯瞰して「人間の特性」を利用して窃盗率を改善していくことをスタート地点とします。

その手法で窃盗率が改善され、それを証明した場所が日本であるという事実を作ることが、仮説を証明する道筋だと信じております

おっと、、ちょっと熱くなってしまいましたが、、、

もちろん、儲かる仕組みを作るのであればテクノロジー×無人販売所は大賛成です。守りを固め、もれなく利益が上がる仕組みになると思います。しかしそれでは誰もが成しえないような、あっと驚くような成果には到達しないのでは?ということです(結局はAmazon go(無人販売コンビニ)などの後発であり、どこまで行っても海外の成功事例の延長でしかないと思います)

中村のエゴが多分に入っている事業であることが理解できたでしょうか笑?
その辺をご理解いただき、読み進めていただけると嬉しいです

性弱説に基づいた仕組みを作ること

さて、本題に戻ります。
窃盗率を改善するための仕組みづくりとして、押さえておきたい法則があります。それはその仕組みが

性弱説に基づいているかどうか

です。

性善説とか性悪説は聞いたことがあるかもしれませんが、性弱説はもしかしたら耳馴染みのない言葉かもしれません。性弱説とは簡単にいうと「人は生まれながらにして弱い生き物である」ということです。

ちなみに、本当の本当は「体弱性善説」という中村が編み出した性善説2.0を理解することなんですが、ニュアンスはあっているのでこの記事を読むには十分です。詳しく知りたい方はこちらから↓


「弱い」の解釈が人によって違うので、解釈を統一するため、弱いのイメージを記します

「弱い」のイメージ
・怠けやすい生き物
・ズルをしやすい生き物
・楽をしたい生き物
・周りの目を気にし過ぎる生き物

まあまあ何となくわかっていただけるかと思います。腕力が強い・弱い、の体力的な弱いではなく、どちらかというとメンタル的な弱さのことを言っています。

その時の状況や環境に影響を受けやすい、流されやすい生き物

とでも言いましょうか。そんな弱さを持った生き物であるということで統一しておきます

この出発点に立つことは無人販売所を成立させるためには非常に大切だと感じています。なぜなら、性悪説に基づいて考える仕組みづくりや性善説に基づいて考える仕組みづくりとは根本的に考え方が違うからです。

一時的に窃盗を防ぐことができたとしても、それを継続することができるかどうかは、この性弱説の考え方を根本に持っているかどうかにかかっているといっても過言ではないと思います。

それが2年間トライ&エラーをして実感してきたことです。

すごく極端に言うと、窃盗を理由に途中で無人販売の事業を辞めてしまう人は、この性弱説の考え方を十分に理解していないからなのでは?と思うわけです。

さて、これで応援される無人販売所の仕組みづくりは、性弱説に基づいているかどうかがカギということになりました。

消費者全員を性弱説、つまり「消費者(人間)は弱い生き物である」として捉え、その大原則に基づいた仕組みを作っていくということです。

それではこの法則に基づいた具体的事例を次回の記事で紹介していきます!
続きはこちらから👇


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