タイトル2

旅とカメラと葉山と

いつもと同じ時間に家を出て、いつもと同じ時間に駅のホームに着く。
そしていつもと反対方向の電車に乗る。
向かった先は、そう、葉山。

7月10日、水曜日。
だいぶ遅くなったゴールデンウィーク休暇の残りを消化する為に、葉山へ向かう。
夏休みの海水浴で混む前に、一足先に夏をカメラに収めたかったのだ。

engawa cafe & space

まずは、バスに乗って古民家カフェ「engawa cafe & space」さんへ。

開店と同時に入ると店内はほぼ満席に。
柔らかな光が差し込む、あまりにも素敵な空間だったから、ゆっくり過ごしたくなってデザートとドリンクも注文。

夕方にパン屋さんに寄る予定だけど、ご飯少なめにしたから、おっけー、おっけー。

三浦野菜たっぷり湘南豚のせいろ蒸し御膳。

ドリンクは香りを試しながら選べる。なんてオシャレなの。

アイスマスカットティーとデザートのセット。

時が止まっているような感覚だったけど、あっという間に時間が過ぎた。
次に行かなければ。

一色海岸

お店を出て、海へ向かう。

近代美術館としおさい公園の横にある「しおさいこみち」を進む。

木々の音が心地よい。
小道を進むと、次第に波の音が大きくなる。

海!!!

これこれ、この瞬間を楽しみに来たの!

ばばーん!

そしてびっくり、葉山(一色海岸)はすでに海開きしていた。
梅雨の貴重な晴れ間だから、そこそこ賑わっている。

いい天気。サンダルで来ればよかった。足チャプチャプできたのに。

よりによって白。
足チャプチャプを諦めて、あじさい公園に向かうことにした。

あじさい公園

真名瀬でバスを降り、坂道を登る。

10分ほど坂を登ると、あったよ。看板が。

もう見頃は終わったかなと思っていたけど、淡いグラデーションがとってもきれい。

眺めもすてき!

そして、思いがけない出会いが。

「こんにちは。良い写真は撮れましたか?」

たまにこの公園にお散歩に来るという、おじさん。
「僕は何度もここへ来ているけど、人と会うのは初めてだよ。」
そう言って、花を撮るのが好きならと、おすすめのスポットを3箇所教えてくれた。

時間があったので、おじさんとしばらくお話することに。
天職と適職の話、おじさんの息子さんの話、原始時代の血液型の話は面白かったな。

「1分間に寄せる波の数は何回だと思う?」
突然のクイズ。

答えは18、波の数
その倍の36は体温
その倍の72は脈拍
その倍の144は血圧

「人間ってのは自然に倣って出来ているんだ。変えたいと思っても、これは変えられないんだ」

おじさんと握手をして別れる。

「じゃあ、わたしはこっち、あなたはそっち」

出会いと別れ、それを繰り返すのが人生かな
なんて思いながら坂道を下る。

ありがとうおじさん。
教えてくれたおすすめスポット、必ず行くからね。

そうだ、坂を下ったら波の数を数えてみよう。

思ってたより長く公園にいたようだ。日が少し傾いて、海をキラキラと照らしていた。

森戸神社(森戸大明神)

森戸神社は源頼朝が創建した神社。
葉山のパワースポットだ。

日頃の感謝と、大切な人たちの笑顔が続くことを願う。
そして、これからの新しい挑戦について宣言した。

ここは子授けと縁結びの御神徳が有名らしく、恋みくじがあったので参拝記念に引いてみる。

中吉でした。

私が引いたのは普通のタイプだけど、鯛みくじもありました。

神社を出てすぐ横にはみそぎ橋が。

この先は森戸海岸。

橋の下では子供たちが川遊びをしていた。夏だなぁ。

三角屋根 パンとコーヒー

少しのどが渇いたので、パン&コーヒー好きのためのようなお店、「三角屋根 パンとコーヒー」さんへ向かう。

この三角屋根がシンボル。
かわいい。こんなお家に住んでみたい。

木の温もりが感じられる内装。すてき。

人気のお店だけあって、夕方にはパンはほぼ売り切れ。
たまごサンド、食べたかったな。

仕方がないので、アイスコーヒーのお供は本日2度目のデザート(笑)

こんなロッキングチェアに座って、

お庭を眺めながらコーヒーを頂く。贅沢な時間。
お店のBGMはずっと大橋トリオ。心地良すぎるでしょう。

おじさんと話したことを忘れないようにメモを残して、ふと顔を上げると、小さなお客さんが増えていた。

何読んでいるのかな。

この雰囲気を少しでもお持ち帰りしたくて、自家焙煎のオリジナルブレンド200g/1200yenを購入。

開店時間は12:00〜17:00と少し短め。
定休日は月・木・金と平日お休みが多いので、要注意です。
(私はこのお店に合わせて水曜日に行きました)

葉山マリーナ

さて、そろそろこの旅も終わりに向かうか。
最後の目的地、葉山マリーナへ。

葉山マリーナはマリンショップとレストランが入る商業施設。
葉山で有名なプリン屋さん、マーロウが移転オープンしたばかりらしく、行列が出来ていた。

私のお目当は、このヨット!

ザ・葉山って感じ(笑)
一体どんな人達が所有しているのだろう。

キレイに並んだヨットを眺めながら、少し陽が沈むのを待って、海岸へと向かう。

この光を待っていたんだ。

もう少し、日が沈むのを待ちたかったけど、もう行かなくちゃ。
バイバイ葉山。

***

葉山で待っていたのは、やさしい時間でした。

ひとりで写真を撮っていると、良い写真撮れましたか?と声をかけてくれる。道路越しに写真を撮っていると、運転手さんも車のスピードを緩めてくれる。ゆったりした時間が流れる街。

カメラ旅っていいな。そう思えた一日。

そして、今回の旅は葉山女子旅きっぷを利用しました。
横浜駅からの交通費とお昼ご飯、お土産が付いて2800円というお得っぷり。おすすめです。

お土産を頂いたミサキドーナツさん。
新逗子駅徒歩2分。ドーナツ3個とトートバッグをいただきました。

***

つぎは、どこへ行こう?

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