スポーツ選手のパラレルキャリア#1「アスリートを諦める理由」
さまざまな競技のスポーツ観戦をしている中で、自分はプロスポーツ選手を目指したことがなかったかなというのを思い出してみた。
たぶん、小学校3,4年くらいのときには、プロを目指すことを考えていなったと思う。理由は、親から口うるさくプロスポーツ選手の厳しさを教え込まれていたから。
私自身は、スポーツ選手を目指さなかったことに後悔はないけど、学生でなくなってから専門的にスポーツを続けることの難しさ、運よくスポーツ選手になれても引退後の厳しい状況を考えて、プロを目指すことをあきらめる人は多いのではないだろうか。
何回かに分けて、アスリートとして活動できる人を増やすためにどうすればいいかというのを考えてみたいと思う。想像の範疇を出ないので、ぜひ実情を知っている方、興味を持っている方とコミュニケーションをとりたい。
なぜアスリートを目指すことをあきらめるのか
アスリートの候補となる学生が、プロとして活動することをあきらめないで済むようにするためには、どうすればいいのだろうか?
そもそも、なぜあきらめるのかを考えてみる。自分自身の考えでは、大きく分けて2つの理由があると思う。
1.アスリートだけでは生きていけない
一つ目は、アスリートでは生きていくことが難しいということ。アスリートとして生きていくためには、専門的なトレーニングに時間をかける必要があるため、ある程度スポンサーとして金銭的なサポートが必要。
特に、知名度が高くない競技、実力がトップクラスでない競技者の場合には、スポンサーを得ることは簡単ではない。
2.アスリートとは異なるキャリアを構築したい
2つ目に、アスリートを目指したいがそれ以外にも実現したい夢・目標・キャリアがある場合。どちらかしか選べない場合に、アスリートをあきらめてもう1つのキャリア構築を目指す場合が多い。
アスリートとして活動する場合、企業に所属していると社業をしながらアスリートとしてのトレーニングを続ける。社業だけを行う場合と比較して時間が限られているため、与えられる仕事も業務委託のような内容になってしまう。
これでは、専門的なスキルを身につけたかったとしても、アスリート活動と並行して、引退後も活躍できる専門的なキャリアを構築することは難しくなってしまう。
支援とキャリア構築の解決策を考えてみる
アスリート活動をしつつキャリア構築をする方法には、どのような選択肢があるのか。私が思いついたのは、アスリート活動を支援してもらいながら、社業で構築したいキャリアに直結する仕事を行うこと。
企業とアスリートのマッチングがうまくできればいいと思うのだが、今の私にはどうすればそれがうまくできるのかは、わからない。まずは現状を理解し、どのような課題があるのかを明確にしないといけない。
マッチングの観点を、社業で必要なスキル・身に着けたいスキルとすれば、可能性はあるのではないかと思っている。
もし、このあたりの実態・困りごと・考えていることがある人。もしくはここまで書いてきた内容に興味を持ってくれる人がいれば、コミュニケーションをとらせてほしいと思う。
スポーツ界の盛り上がりとトップ層の向上
企業に所属するアスリートが増えれば、所属企業の選手を応援する社員が増える。これは、スポーツ界の盛り上がりにつながる。
アスリート活動をする人が増えれば、アスリートの平均値が向上する。そうすると、そこから突き抜けるトップ層もより高いレベルに到達できる。
所詮、スポーツ界にもいない一般人。それもフルタイムで働きながら、子育てもしながらなので、できることは限られる。それでも、手の届く範囲で何かできればいいなと思う。
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