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悪魔が来りて笛も吹くよね。


午前中、メルボルンに住んでいる友人から、

「またロックダウンになった!」

という連絡が来て、耳を疑った。

今日の深夜(日本との時差は1時間)から、
なんとまた6週間の都市封鎖に踏み切るというのだ。

こないだ緩和されたばかりだというのに、あっという間に第2波が来てしまったのには驚いた。

✔食品や日用品の買い出し
✔育児、介護
✔運動
✔仕事(在宅が不可能な場合)

これ以外は、カフェやレストラン等の飲食店はテイクアウェイ&デリバリーのみ、
離れて住む家族や友人宅への訪問は不可、屋外での集会は家族もしくは2人まで。

もちろん、今の東京も他人事ではないと思うのだが、ロックダウンが施行されていなかっただけに、リアルな体感が伴わないのが正直なところだ。

そんな友人から聞いたローカル・ニュースによると、メルボルンでは、海外から帰国した女性がホテルに隔離措置されていた14日の間に、従業員(イケメンとの報告有り)と意気投合し(些細は想像にお任せする)、友人を呼んでのパーティーや外出を繰り返した結果、瞬く間にホテル内と従業員家族へ一気に感染が拡がってしまい、現在、地元住民から相当なお怒りを買っているとのこと。
(パリピ・クラスター…!)


「その二人、メディアで報道されちゃってる訳だし特定されてその後、普通の生活送れなそうだよね…。」

「全然大丈夫、オーストラリア人(白人)だから。喉元過ぎればしゃあしゃあと権利を振りかざして生活するよ。」

「そうなんだ、そこでも人種が問われてくるのか。」

「そう、これがアジア人や黒人だったら、また話は違うだろうな。生活しにくくなるか、かなり社会からいじめられるはず。」


そういうのはオーストラリアでも日常茶飯事とのことで、友人の家族(夫がオーストラリア人)はわりとあっけらかんと、もう何十年もその生活を続けている。(もちろん大変な事も多々あると思うが)


そんなロックダウン・シティの真逆で、先日ロンドンが4日に規制緩和されてパブ営業が再開していたが、にわかには信じがたいカオスな様相であった。

普通、飲みに行ったついでに店のガラス割ったり逮捕されたりはしないよね…!

ついこないだイギリスのパンク・ドキュメンタリーを観たばかりで、昔からこういう国民性なのかなと笑ってしまった。(実際はちょっと笑えないけど!)


現状、個人的には、仕事の面での万が一があるので、未だお店で飲んだりはしていないけど、こういうの見てると酔った自分のディスタンシングも自信ないし(笑)、せっかくなら何も気にしないで存分に楽しみたいので、もうしばらくはクボタ食堂での自主営業を続けていきたい所存。

とりあえず今夜、友人家族は夜中に実施されてしまうロックダウン直前に、すべりこみでバースデー・ディナーを兼ねて、たらふく食べ納めしてくるとのこと。

とにかくみんな楽しく安全に過ごそうね。

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