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【イラストレーションコース授業体験レポート】背景は興味のあるところからはじめる

KUAイラストレーションコース授業体験レポートとは?

京都芸術大学 通信教育部イラストレーションコースでは、さまざまなイラスト制作に関する授業を展開しています。今回は開講している授業内容と学生作品の一部を公開。実際に授業を受けた学生の声を通し、本コースでどのような学びを得られるのかをご紹介します。

今回は、吉田誠治先生による「イラストレーションⅢ-3 背景画」の授業です。

背景画の授業内容

背景イラストの基礎を習得する科目です。まずはパースを使わずに描く背景から始めて、徐々にパースを理解していきます。課題では椅子に座っている人を題材にパースを使ってイラストを制作します。

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興味のあることからはじめる
木にもさまざまな種類がある
重ねるだけで遠近感が出る
正確なサイズを知る

課題内容
「勉強する人物を描く」勉強している人物とその背景を含むイラストを制作しなさい。制作の際に気づいたことなどをコメントシートにまとめなさい。

学生の声

IYさん「背景は正確であるべきという概念を私の中から消してくれたことでハードルを一気に下げてくれました」

IYさんの作品

IYさんが科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き

背景は緻密に計算しないと描けないと思っていました。しかし、授業で習った要点を踏まえて描いたらガタガタの線でも背景としての役割を担ってくれました。この授業で『背景は正確であるべき』という概念を私の中から消してくれたことでハードルを一気に下げてくれました。そのおかげで今では背景アーティストさんの作品を見ながら自由に楽しく描けています。

IYさんのイラストの学習に割く時間

毎日少しずつ勉強しています。講評を受けてからは以前よりも観察したり資料を見るようになりました。

イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想

今後は背景アニメーターの描き方やテクニックを知りたいです。

ESさん「毎日できそうな内容だったので、これならできそうと思い実践に移すことができました」

ESさんの作品

ESさんが科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き

自分が興味のあるところから練習してみること、写真を参考に模写をするやり方が参考になりました。

ESさんのイラストの学習に割く時間

平日10~30分ほど、土日はもう少し多めです。

イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想

背景が苦手で本を買って練習しようと思ってもなかなかやる気がでず、そもそもどう練習すればいいのかもわからなかったので最初の取っ掛かりを教えてくれたことがよかったです。あまり時間もかからず毎日できそうな内容だったので、これならできそうと思い早速実践に移すことができました。今後も練習を続けて背景を臆せず描けるようになりたいです。

KSさん「椅子や机、ドアや窓などには規格があり、説得力のある背景を描くには情報も必要」

KSさんの作品

KSさんが科目で学んだ中で最も参考になったこと、気付き

パースの使い方も非常に参考になりましたが、「寸法をきちんと調べて描く」というのが新しい気付きになりました。椅子や机、ドアや窓などには規格があり、説得力のある背景を描くにはそういった情報も必要なのだと学べたことが最も印象的でした。

KSさんのイラストの学習に割く時間

毎日少しずつ勉強しています。期が始まるときに課題提出までのスケジュールをたてて、平日は授業動画だけ、休日は課題制作というように学習しています。

イラストに関して今後学習したいこと、担当教員に対するメッセージ、その他のご感想

授業を受けて、背景画とアニメーションを頑張ってみたいなと思いました。いろんな作品制作を経験することで、自分の好きなこと、苦手なことがはっきり分かるのが楽しいです。

吉田誠治先生によるコメント

背景画担当の吉田誠治です。普段は背景グラフィッカーやイラストレーターとして活動しています。この講義では、絵を描くうえで欠かせない背景の基礎的な分野について解説しています。

背景を学ぶときにいきなりパースから入っても、専門用語が多くて何が何だか分からないという方が多いと思います。そこでこの講義では、まずパースを使わなくてもそれなりに見える背景の描き方から始め、徐々に慣れてきたところでパースの理論を解説することで、初心者の方でも段階を追ってパースを理解できるようになっています。

そもそも、理屈だけを先に学んでもなかなか身につかないというのはどの分野でも言えることだと思います。それに、興味のないことは学ぼうとしても頭に入ってこないものです。背景が苦手な方が多い理由の一つがここなので、まずはこの講義で背景に興味を持つところから初めていただければ幸いです。


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