府中・TAILWIND coffee brewers|フレッシュベリーにはじまる初夏のモーニング
5月の連休最終日、ここ数日間は人が集まる場所にでかけていたためか、少し疲れ気味。
とはいっても最後の休日を家ですごすのはもったいない! と思い、目星をつけたのがTAILWIND coffee brewers(テイルウインド コーヒー ブリュワーズ)です。
国分寺駅から徒歩約20分。カフェや喫茶店がひしめくエリアとは離れた場所にあります。
「人目が気にならない場所でゆったりコーヒーを飲みたいな」という気分にぴったりなカフェでした。
TAILWIND coffee brewers
TAILWIND coffee brewersは、2023年にオープンしたばかりのカフェです。国分寺街道沿いにお店を構え、スモーキーブルーの外観が住宅街の景観になじんでいます。
訪れた方が追い風に吹かれたような、心地よい感覚になっていただけるように。コーヒー好きな人がもう一歩踏みこめる、楽しめる、ワクワクする場所に。という思いをこめて「追い風」を意味する「TAILWIND」と名付けています。
はじめに注文・会計をしてから席を選ぶスタイルです。
浅煎り豆を中心に展開されるコーヒーのラインアップはもちろん、スイーツメニューや空腹を満たすフードメニューも充実しています。
レジカウンター横には焼き菓子がディスプレイされ、コーヒーと焼き菓子の組みあわせも評判とのことです。
限定フレンチトーストでさわやかなモーニング
日曜日と祝日限定「週末のフレンチトースト」は、メープル&厚切りベーコンと週替わりメニューの2種類あります。この日はブルーベリー&バニラアイスクリームでした。
レジカウンターの向かい側に、丸テーブルの2名がけが4つあります。背面は壁ではなく大きなガラス張りなので、こぢんまりとしたスペースながらも開放的な雰囲気です。
ほどよく注がれる自然光によって、コーヒーとフードのコントラストやツヤが強調され、編集せずとも魅力的な写真に。ライティングを考えた店舗設計かもしれません。
カットすればふわっと湯気がたちこめるフレンチトーストに、ひんやりとしたベリーソースとまん丸のバニラアイスがトッピングされています。
卵液がしみこんだ食パンは、ギリギリ形をとどめているくらいとろとろです。
実は漬かり具合があっさりなフレンチトーストが好み。それでもTAILWIND coffee brewersのフレンチトーストは生地がぐちゃっとせず、ふわとろ食感が心地よく感じます。
こんがりと焼き色がつけられた香ばしさと、ベリーの甘酸っぱさがいいお天気の朝にちょうどいい。ジャムとは違ったフレッシュな酸味のあるベリーソースによって甘さが控えめになり、最後のひとくちまでおいしく食べられました。
フレンチトーストにあうコーヒーを聞いたところ、ウガンダのコーヒー豆をおすすめしてもらいました。
まろやかな酸味と紅茶のような華やかさがあり、丸みをおびた舌ざわり。ゴクゴクと飲みたくなる、すっきりとした後味です。
できたてをすぐに飲んだにもかかわらず、ちょっと薄い…… よくいえばライトですが、すでに氷で薄まっている感が否めない状態でちょっとがっかりしました。
テーブル脇に『カフェレス』2024年春夏号を発見。アイスコーヒーアレンジレシピ特集として、TAILWIND coffee brewersのドリンクメニューが紹介されています。
コーヒーをブラックでいただくのが好きなので、アレンジコーヒーは未知の世界。組みあわせる素材との可能性を感じながら、新たなコーヒーの楽しみ方ができそうだなと、わくわくした気持ちになりました。
エスプレッソが気になるきっかけに
TAILWIND coffee brewersは、バリスタの大塚さんがひとりで切り盛りされています。
メニューのはじめにカフェラテやアメリカーノなどのエスプレッソメニューが並び、雑誌に掲載されていたアレンジコーヒーの多くがエスプレッソベースのドリンク。どうやらエスプレッソにこだわりをもつカフェのようです。
後日、Instagramに投稿されたポストには、今回アイスコーヒーに選んだウガンダの豆について「ドリップよりもエスプレッソ向きなんじゃないかと思うくらいしっかり甘さが出ます」とありました。せっかくならエスプレッソメニューから選べばよかったなと後悔しています。
また訪れる機会があれば、エスプレッソビバレッジを軸に、フードメニューのおすすめを聞いてみたいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?