長野・ビーナスライン|ツルヤを軸にソフトクリームめぐり
ツルヤをメインテーマに展開する今回の日帰り旅。1月にツルヤで買いだめしたそば茶が切れてしまったのを理由に、ツルヤ計画を立てます。
行ったことがない場所を選ぶと観光メインになりがち…… ということで今回は、ツルヤでの買い物を一番の目的にするため、行ったことのあるエリアから茅野市を選びました。
茅野市から松本市・美ヶ原高原を結ぶドライブコース「ビーナスライン」。昨年の夏に初めてビーナスラインでドライブしたところ、魅力的なスポットが多すぎるあまり、時間の都合で寄れなかったところがたくさんありました。
リベンジの意味をこめて、ビーナスライン第2弾です。
旅のしおり
ツルヤ 茅野店
道の駅 ビーナスライン蓼科湖
女の神展望台 ※駐車場満車でパス
夕陽の丘公園
女神湖 桟橋
牛乳専科もうもう
長門牧場 小梨
たんぽぽ ※お腹いっぱいでパス
霧ヶ峰夏山リフト
梅月 米沢店
ジェラテリア ピッコ 蓼科本店 ※駐車場満車でパス
ヌーベル梅林堂 茅野店
ツルヤ 茅野店(再)
今回の長野・ビーナスラインドライブ旅のテーマはツルヤ。さらに夏ということで、アイスクリーム店をめぐるサブテーマを組みこんだスケジュールにしています。
9:00|ツルヤで朝ごはん調達
ビーナスラインに行くのは1年ぶり。昨年は三連休を選んでしまったからなのか、朝から渋滞で到着時間が遅れたのを未だに悔やんでいるので、今回はかなり早めに出発しました。
渋滞にはまることなくスムーズに到着。開店の9時より早く茅野市に着き、一番のりです。約300台の広大な駐車スペースを見通せたのは、初めてかもしれません。
開店直前にもなると、入口から近い駐車スペースが次々に埋まり、ツルヤ人気の高さをうかがえます。
初めにツルヤ 茅野店に来た理由は、朝ごはん調達のため。食べきれる量のおにぎりやベーカリーコーナーのパンを買い、道の駅であるビーナスライン蓼科湖で食べようと計画しています。
お会計のあと、コーヒーの自動販売機が設置されているイートインスペースに必ず寄ります。
キャラメルマキアートやカフェモカなど、充実したラインアップ。初めてみたときは、70円から購入できるびっくり価格に衝撃を受けました。現金のみなので、小銭を用意しておくといいですよ。
10:00|優雅に湖畔モーニングは初めの3分
ツルヤ茅野店から車を走らせること約20分。道の駅・ビーナスライン蓼科湖に到着!
10時すぎに到着した前回は、約100台の駐車場がほぼ満車。今回はどうかなと恐るおそる向かったところ、かなり空きがあってラッキーでした。やっぱり連休を避けつつ、早めに訪れるのがよさそうですね。
駐車場から蓼科湖の方角を向くと、だいたい真ん中あたりにアイスクリームショップ「蓼科アイス」があり、左側にトイレ兼休憩展望室、右側に蓼科BASEやレストランをはじめとした飲食店があります。
蓼科湖周辺にあるテーブルとイスは、自由に使ってOK。木々に囲まれ、ほどよく日光をさえぎってくれるので、休憩のベストスポットです。
ツルヤで調達した朝ごはんを片手にどこに座ろうか探していると、ちょうど蓼科湖前のテーブルに空きが!
ランチクロスを敷いてパンや飲み物をセット。わたしは出発前に朝食をすませていたので、パンだけでも十分お腹が満たされます。
一方、連れはなにも食べていないようで、飢えたハイエナのように空腹状態。ツルヤでみかけた有頭エビのお寿司をどうしても食べたい! と、大自然のなかでお寿司を食べるという奇行に走っていました。笑
ワンちゃんの散歩で湖のほとり歩く方たちがもれなくエビのお寿司を食べる様子をガン見しているにもかかわらず、食を優先する姿に笑いが止まりません。
蓼科湖をながめながらパンのおいしさを噛みしめていると、自然のなかならではのハプニングが。ハチがやってきたり苦手なカ×ム×(嫌いすぎて伏字)が襲ってきたりと、安らぎとパニックのジェットコースター状態。さすがにゆっくりできなくなり、10分くらいで食事をすませてあとにしました。
10:45|絶景スポットがビーナスラインの醍醐味
ビーナスラインを道なりに進むと、あちこちに絶景スポットがあります。知らずに車を走らせるとつい通り過ぎてしまうくらい、ふと現れるので、マップで目星をつけておきました。
女の神展望台を目指して向かうもあいにく駐車スペースが埋まっていて止められず。その先にあるビーナスラインの分岐を右に進み、信州のサンセットポイント100選に認定された絶景スポット、夕陽の丘公園を目指します。
分かれ道で人が減る影響なのか、夕陽の丘公園は空いていてスムーズに駐車できました。
体感ではそれほど上っていないと思っていましたが、ドアを開けるとひんやりと心地のいい風が肌をなで、標高の高さを実感。数分前までいた蓼科湖よりもずいぶんとすごしやすく、冷房なしで走れる気温です。
山々を望むワイドな景色を目の当たりにすると、とっても気持ちがいい! 緑をながめて新鮮な空気を思いっきり吸いこむと、開放感と癒しを全身で感じられます。
虫から逃げるように蓼科湖を去ったからなのか、連れはまだ空腹とのこと。ちょうど石材のイスがあったので、おにぎりをほおばりながら雄大な景色をながめていました。
大自然を目の前にお腹を満たす。これもビーナスラインドライブの醍醐味かもしれません。
11:00|女神湖は知る人ぞ知るフォトスポット
標高1,540mに位置する女神湖は、白樺高原にある2つの人造湖のうちのひとつです。
前回はもうひとつの人口湖である白樺湖に向かったので、今回はこちらに。ホテルや遊園地、スキー場が周辺にあり、活気のある宿泊エリアでもあります。
女神湖にやってきたのは桟橋で写真を撮るため。蓼科山と女神湖を背景に、自然豊かな記念写真を撮れるフォトスポットです。
先客はご年配のご夫婦のみ。お互いに写真を撮りあっている様子がほほえましく、遠くの木陰でひっそりと待つことにします。
ほかに撮影待ちの人はおらず、ひと気も多くないので、穴場のフォトスポットです。桟橋の先でただ立つだけでも絵になりました。
女神湖ではボートにのって遊んだり、キャンプ用チェアを用意して木陰で涼んだりと、いろんなすごしかたをみかけます。
一周1.8km、湖畔は木陰が多くすごしやすい気候なので、ウォーキングやランニングをしている人も。散歩にもちょうどいい場所です。
牧場をはしごしてアイスクリームを食べくらべ
今回の日帰り旅のサブテーマとして設定した、アイスクリームめぐりの前半です。
11:20|牛乳専科もうもうで早食いソフトクリーム
女神湖をあとにして長野県道40号を北に進むと、右手に牛乳専科もうもうがみえてきます。
蓼科第二牧場のすぐ隣にある牛乳専門店であり、浅間山や蓼科山を望む景色が広がる場所です。
牛乳専科とある通り、ラインアップはほぼ牛乳です。ソフトクリームだけではなく、牛乳フロートやコーヒー牛乳なども展開されています。
牛乳専科もうもう人気No.1の「牛乳ソフトクリーム」に即決。店外まで列ができていましたが、スムーズな流れと提供であっという間にソフトクリームが手元にやってきました。
牧場を背景に写真を撮っていると、コーンのふちに溶けたアイスクリームだまりが! あわてて食べるも、溶けるスピードに追いつかずポタポタとたれてしまい…… 涼しいから大丈夫だろうと思っていましたが、とっても繊細なソフトクリームだったようです。
ひと気のない道路脇に移動して、すぐさま早食いスタート。ソフトクリームが垂れるわ、風でウェットティッシュが飛んでいくわで、半ばパニックになりながらもなんとか食べ進めます。連れは慌てふためくわたしを横目に、冷静かつ上品に食べ終えていました。
「溶けるってわかってるのにゆっくり写真撮ってて笑った」といいながら、のんきに撮影していたわたしの様子を再現しはじめる連れ。自分のバカさに笑いが止まらずも、どうにか完食します。
なめらかな舌ざわりと、コクがありながらもさっぱりとした味わいでとってもおいしい! コーンの先の先までみっちりソフトクリームがつまっていて、ボリューム満点です。
多少汚れてでも食べたかいのあるソフトクリームでした。
11:45|長門牧場でフン探しマシンと化す
牛乳専科もうもうのすぐ先にある、長門牧場でもソフトクリームが食べられると聞いてはしごすることに。
正直、牛乳専科もうもうのソフトで大満足してしまったので、長門牧場ではひと口だけいただくことにしました。(こちらはスプーンあり)
駐車場からメインエリアへ向かうと、目の前には雄大な草原が広がり、数十メートル先には牛を数頭囲っているエリアがありました。
連れに牛の近くまでいこうと提案するも、放牧によるリアルなにおいが苦手なようで、わたしだけ向かうことに。
のんびり寝そべる牛さんを背景に、ひとりさみしくツーショットを撮ります。
もとの場所に戻ろうと振り返ると、なぜか木陰ではなく原っぱの真ん中で地面をガン見している連れ。どうみても不審者でしかなく、少し離れた場所から家族らしき3人組みが怪しげな視線を向けていました。
おかしな光景に笑いが止まらないまま近づき、どうしたのかと聞くと「ここ糞だらけだよ!アブナイ!」と険しい表情。
くだらなさにまた笑いがこみあげ、そんなこといいからアイス買うよ~と連れをほっといてソフトクリームの売店に向かいます。
先ほどの反省点をふまえ、写真は2枚のみでサッと食べはじめます。
牛乳専科もうもうのソフトクリームとはガラッと変わり、濃厚でミルキーな味わいにびっくり。ミルクキャンディのような甘さとコクで、リッチなソフトクリームです。
やっぱりこちらもみるみるうちに溶けてしまい、ウェットティッシュなしでは悲惨な状態になります。とにかくパパッと食べる! 汚れる前提でウェットティッシュマスト! の2つを心がけておくのがいいですね。
12:45|夏限定の霧ヶ峰リフトが穴場すぎて貸切状態
ビーナスラインに戻り、道の駅・霧ヶ峰ビーナス方面に車を走らせます。
予定では女神湖近くにある喫茶店、たんぽぽで休憩予定だったものの、ソフトクリームのはしごでもう甘いものは十分だよねという話になり、今回はパスすることにしました。
午前中にめぐった場所は、各スポットまでの距離が近く度々車をおりていましたが、ここからは約30分間のドライブです。
途中にある白樺湖では昨年スワンボートにのった思い出。真夏でも涼しい風がふくエリアなので、ボートにのるなら白樺湖がおすすめですよ。
しばらく走らせて向かう先は、霧ケ峰スキー場です。実は夏の短い期間だけ霧ヶ峰夏山リフトが営業しています。
蓼科牧場ゴンドラリフトや車山展望リフトの方が有名だからなのか、霧ヶ峰の夏山リフトはびっくりするくらい人が少なく、超穴場スポットです。
片道約5分。リフトで上に向かうと、標高1,684mの霧ヶ峰高原に到着します。
ここから見渡せる景色は関東富士見百景に選定され、富士山やアルプスの山々を見渡せる大パノラマ。さすがに日光をあびると暑く感じますが、日傘をさせば快適な気温です。
すぐそばには霧ヶ峰高原のシンボル・霧鐘塔があり、フォトスポットにぴったり。遠くにみえる街並みから長野のくらしに思いをはせ、しばらくぼーっと絶景を堪能しました。
13:40|梅月米沢店で信州・和素材ジェラート
下りのリフトでは係員さんのお言葉に甘えて、ひとりで一台のることに。途中、急斜面でのスリリングな体験ではしゃぎつつ、視界のほとんどを占める長野の緑を目に焼きつけて、リフトを楽しみ尽くしました。
帰りは霧ヶ峰ビーナス近くの十字路を南に進み、ビーナスラインから外れた道から茅野市の街へ向かいます。
来た道を戻ってビーナスラインの帰路を楽しむのもありですが、実は霧ヶ峰夏山リフトへ向かう途中で絶句した光景が……
車山肩駐車場に入り待ちする車の影響で後続車が前に進めず、反対車線でとんでもない大渋滞が発生。渋滞を抜ける頃には日が暮れるなと思うほど、ビクともしない状況でした。
ビーナスラインを回避したことで、スムーズ茅野市内へ。やっぱり標高1,500mあたりから一気に下ると、市街の蒸し暑さに耐えられませんね。天然クーラーがきいていた霧ヶ峰が恋しく感じます。
蒸し暑さに打ちひしがれながら車を走らせると、地元で愛される和洋菓子店・梅月 米沢店に到着しました。
米沢店はジェラートショップを併設し、地元素材や和素材が使われたジェラートが人気とのこと。
アイスめぐりの後半はここからスタートします。
選んだのは人気No1「八ヶ岳の牛乳」と、信州ならではの「そばの実」の2種類。ダブルで350円と良心的な価格です。
なめらかでくちどけのいい舌ざわり。八ヶ岳の牛乳は文句なしにおいしく、そばの実は香ばしさをほんのり感じる新鮮な味わいでした。
13:55|ヌーベル梅林堂のくるみやまびこソフトでアイス締め
予定ではジェラテリア ピッコ 蓼科本店に寄る予定でしたが、駐車場満車により断念。
いさぎよく諦め、同じくメルヘン街道沿いにあるヌーベル梅林堂 茅野店に向かいます。
ヌーベル梅林堂といえば、信州土産としてもぴったりな「くるみやまびこ」ですよね。
茅野店ではくるみやまびこの端っこ「バトー・ド・ノア」がトッピングされたソフトクリームを食べられます。
キャラメルソフトクリームに、バトー・ド・ノアとくるみのキャラメリゼがトッピングされています。うつわはカップではなくワッフルコーンなので、丸ごと食べられちゃう贅沢なソフト!
バトー・ド・ノアはくるみやまびこの端っこで硬いと聞いていたとおり、歯が折れそうなくらい想像を超える硬さです。
よくかみ砕くと甘い味わいが広がり、ビターなキャラメルソフトとのバランスよし。サクサクと軽い食感のくるみのキャラメリゼは、くるみの味が濃くて存在感があります。
ここまでランチを挟まずにきましたが、ボリューミーなソフトクリームでお腹いっぱい。最後にここでしか食べられないソフトクリームを食べられて大満足です。
14:30|ビーナスラインを締めくくるのはツルヤ
ツルヤに始まりツルヤに終わる、長野・ビーナスラインドライブの旅。帰る前はお土産を買いにまたツルヤに向かいます。
休日の午後にもなると、300台ほどある駐車場がほぼ満車。ツルヤ人気をあらためて思い知らされますね。
開店直後のベーカリーコーナーは50%くらいの充実度でしたが、15時半頃にはすべてのパンがそろっていました。前回、17時頃に到着したときは、ほぼ売り切れていてすっからかんだったので、15時前後がベストタイミングなのかもしれません。
今回も1万円ほどのお買い物! 購入品紹介・レビューは後日公開予定です。
これまでのツルヤ購入品・レビューはこちら▼
さいごに
ツルヤで買い物を終えて高速にのったのが16時。約2時間で東京に着くので18時頃に帰宅できるならちょうどいいじゃん! と思っていましたが、工事や事故の影響で渋滞にはまり、予定よりも2時間オーバーしてしまいました。
渋滞で動けないとき、ツルヤで買ったパンを食べたり撮りためた写真を見返したりして、家につくまで長野・ビーナスラインドライブを満喫。
「家に着くまでが遠足」を大人になった今でも思いだします。
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