「出来ない」を「出来る」にする
忙しくなって仕事が増えてくると、誰かに仕事を割り振ったり、手伝ってもらったり、頼んだりすることがでてきます。
この時、相手が快く引き受けてくれればいいのですが、そういう時は大抵他の人も忙しく、手がすいていないことが多いので、「ちょっとそれはできません」と言われてしまうこともあるのではないでしょうか。
こんな時、「じゃあいいよ、自分でやるから」と、仕事を抱え込んでしまってはいけません。その部下の成長のために、あえて仕事を任せたい時は特にそうですね。
又、手のすいて時にでもやってもらおうとすると、すぐに別の仕事が入ってしまうものなのです。
では「やってもいいですよ」と言ってもらえるようにするにはどうすればいいか、考えてみましょう。
<そんな時間ありません>
「できません」というのには、必ず訳があります。なぜできないのか、それをよく聞いて、できない原因をつぶしていきましょう。
「今忙しくてできませんよ」と言うのなら、手がすいたらできるのか、いつ手がすくのか、今日ずっと忙しいなら、今の仕事のうち明日に回せる仕事はないのか、他の人にやってもらうことはできないのか、自分が手伝って時間を作ることはできるのか、というように、いくらでも方法はあります。
時間がないなら作ればいいのです。どうやったら時間を作れるか考えましょう。
以前の記事「仕事を楽にする9つの方法」でも書いていますので参考にしてください。
<そんなこと私には無理です>
「そんな仕事私には無理です、できません」と言われることもあります。こちらは、このスタッフならやれると見込んで頼んでいるわけです。ですから、相手がどうして自分にはできないと思うのか聞いてみましょう。
「なんだそんなことか」ということも多いはずです。
そこで知らない手順があれば教えます。忘れていれば改めて確認しましょう。やり方が間違っていたり、もっとこうやったら早いということがあれば、アドバイスします。やっているうちにつまずいたら何でも聞いてくるように伝えて安心させることも必要です。
まずそのスタッフに一歩踏み出してもらうことです。
<そんなことなぜ私が>
「なぜ私がそんなことをしなければいけないのか」と、不満をぶつけてくるときもあります。
(なぜやるの)
「そんな仕事したくない」といって、誰もが嫌がる仕事も実際にはいくつもあります。しかし、誰かがしなければいけないのです。
しなくてもいいのなら、さっさとやめてしまえばいいのです。
そんな仕事も、なぜする必要があるのか、なぜなくすことができないのか、それにはちゃんと理由があるはずです。
これをきちんと整理して説明しなければいけません。
(なぜ私が)
「しなければいけないのはわかったけれど、どうして私がしなければいけないの」、「他の人で手がすいている人もいるじゃないですか」、これも頼む前にそのスタッフに決めた理由あるはずです。
「君が一番精通しているから」、「君がその部門の担当だから」、「皆順番に覚えてもらっているから」とか、いろいろあるでしょう。しっかり納得するよう説明してあげましょう。
<任されることの重み>
会社というのは、仕事をしてその対価として給料をもらっています。つまり、仕事を任されるということは喜ぶべきことなのです。
頼む方は、その人ならできると思って頼んでいるのです。
出来ないと思っているのは、その人だけなのです。
ですから、そのスタッフにも、期待しているから、信頼しているから仕事を頼めるのだということを伝え、やる気を引き出すことが重要で、そういう言い方を常に心がけるべきなのです。
忙しいことは良いことなのですから。
どんどん任せていきましょう。
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