いつもと違う状況で、いつもと同じような正月を過ごす
独立してはじめての正月。
1年前とは何もかも違う状況に身を置いているわけですが、正月はいつもと同じように過ごしました。
少しソワソワとした雰囲気を感じながら静かに年末を待ち、仕事納めの後に正月に読みたい本をリストアップしました。
しかし、これは毎年の儀式のようなもので、新年に手に取る本は全く別のジャンルになるから不思議です。今年もリストに書かれている本には全く手を付けませんでした。つまり、いつも通りの正月というわけです。
正月三が日に読んだ本は、西村佳哲さんの「自分をいかして生きる」という本でした。
この本は年の暮れにたまたま本屋で見つけて買ったものでした。
その日、仕事でお世話になった方と久々にお話できることになり、歳末で混み合う渋谷に足を延ばしました。待ち合わせまで時間があったので、呪術廻戦を思い浮かべながらウロウロすることにしました。
しかし、スクランブル交差点に足を踏み入れたところで人の多さにおののき、紀伊国屋書店に避難したのです。そして、本に囲まれて一息つき、本を何冊か選んだ後に目に留まったのが本書でした。
本書は仕事と人のかかわりについて論じています。
いい仕事とはなにか。
働くことを通じて私たちはいったい何をしているのか。
これから「個」として社会と対峙していく自分にとって、これらは根本的なテーマだと感じています。
今自分が置かれた状況を考えると、個人ブランディングやマーケティング、技能を高めることに時間を割くこと大切だと思います。
しかし、それ以外にも大切な何かがあるように感じ、言葉にできない疑問を抱えながら年末を迎えました。本書はまさにこの点に光を当てていて、随所にヒントがありました。
* * * * *
本書を読みながら次のようなことを書き留めました。
これを今年の抱負としたいと思います。
自然と力がでるような仕事に注力していく
自分、クライアント、社会の関心が交差するところで仕事をする
自分の在り方に従い、磨き、仕事を通じて表現していく
ひとつひとつの仕事を丁寧に
末広がりのような人生を
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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