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新婚旅行にシンガポールを選ぶ理由と旅の準備

「やっと、ついに、海外旅行に行きやすい時期がきた。かつ私たちは新婚だし、行く理由は十分ではないか。」

当然そう思い立ち、海外旅行を視野に入れ始めたのが今年の4月。考え始めたら止まらなくなり、すぐに夫に提案し無事採用。早速行き先を考えることになった。

そして決めた行き先はシンガポール
楽しかったシンガポール旅行について色々書きたい気持ちはあるが、まずは選んだ理由と、決めてから自分なりに予習・準備したことをまとめておきたい。


1.シンガポールを選んだ決め手

夫は海外に行ったことがなかった。
そして、私は大学時代に友人に誘われてグアムに行ったことをきっかけに海外旅行にハマり、以降行った国は10カ国以上。先輩に『学生時代は時間はあるけど、お金はない。働き始めたらお金はあるけど、時間がない。』と言われたことで、旅行に行くしかないと意気込んでいたのが懐かしい。(今思えば無理してでも色々行って良かったと思う。)

懐かしいグアムでのサンセット


そんな訳で自然な流れで私が行き先を考える立場になった訳だが、やはり初めて海外に行く夫に無理なく楽しんで欲しい気持ちが一番だった。

そこで、私が行ったことのある国から候補を考えた。一つの国にハマって何度も行く人もいるが、私は一度行くと満足してしまう人間で、もう一度行きたいと思える国は本当に少なかった。
その中で治安も良くて安心で、ご飯も美味しく、色んな顔を見せてくれる国。シンガポールしかないと思った。そして何よりの推しポイントは清潔であるということ。せっかくの新婚旅行ということもあり、ある程度設備の整った場所の方が絶対に良い。(ちなみにハワイやモルディブなどのビーチリゾートも人気だと思うが、海を見ながらゆっくりというのは私たち夫婦には合わないと考え除外)

せっかく長い休暇をもらったならヨーロッパや北米に行きたいと思う気持ちを押し殺し、5泊7日のシンガポール旅行から帰ってきた結論、やっぱりシンガポールを選んで良かった!
そんな旅行については今後また書き留めていきたい。

2.私なりの準備①
 本『シンガポールの基礎知識』

これまで旅行に行く時には、ガイドブック購入が楽しみでしょうがなかった。(ちなみにaruco派)しかし、今回は2度目のシンガポールだし、ガイドブックではなく、違った方向からシンガポールという国を知りたいと考えた。
そして図書館に行って借りてきたのが、『シンガポールの基礎知識』。

思い返してみたらシンガポールのことを何も知らなかった私。どうやってあんな近代都市ができたのか、なぜ多民族国家として成り立っているのか、どんな風にシンガポール市民が生活しているのか。歴史を知れば現在のことがわかると良く言うけれど、本当にその通りだなと。
この本は名前のとおり、シンガポールの基礎を教えてくれた。わかりやすく国の成り立ちから政治、文化、生活について書かれており、そこに深く関わってきた人物(トーマス・ラッフルズ、リー・クアンユーなど)の話は特に興味深かった。
そして、改めて日本という“文化”が出来上がっている国にいることを誇りにも思えた。

ここでは中身については詳しく触れないが、意外と知ることができない内容ばかり(自分だけで調べるにはかなり時間がかかるだろう)なので、是非手にとって読んでもらいたい。
今後も旅行の前には、自分が行く国や地域のことを勉強してから訪れたいと思った。

3.私なりの準備②
 映画『イロイロ』

次に気になっていたのが、シンガポール映画だ。一つも観たことがなかったため、是非有名な作品を観ておきたいと思った。
そして夫と共に鑑賞したのが『イロイロ ぬくもりの記憶』。(現在Amazon Prime VideoやU-NEXTで観ることができる)

舞台は不況下1997年のシンガポール。共働きで多忙な両親のひとり息子の世話係としてフィリピン人のメイドがやってくる話だが、監督の幼少期を題材に小さな家族が描かれていた。そこでは家族の問題だけではなく、少年の成長、社会や移民問題など多彩な内容が盛り込まれており、国境を越えて刺さるものがあった。また、前述した『シンガポールの基礎知識』を読んでいたおかげで、家族の成り立ちや生活についても理解しやすかった。
一番好きなのは息子とメイドの関係。人との出会いほど素敵なものはないと思わせてくれる、少しだけ心が温かくなる作品だった。(最近観た作品の中でもかなり好み!)

4.私なりの準備③
 YouTube『SingaLifeTV』

以前シンガポールに行ったのは7年も前のこと。現在の状況、新しい観光地、おすすめのお店など色々な情報は得ておくべきだと思い参考になったのが、やはりSNSだ。
Instagramはもちろんのことだが、実際に現地に住む人が情報を定期的にアップしてくれたYouTube『SingaLifeTV』は一通り見直した。

特にコロナ禍を経てからの久しぶりの海外。実際に現地の人たちが動画で提供してくれる情報は安心感もあったし、何より文字や写真以上に魅力が伝わった。
特に、個人的に心配だった入国時に必要なSG Arrival Cardについて、丁寧に説明してくれたのは良かった。サイトの方でも詳細に書いてくれているため、これから行く人にはそちらを参考にすることを勧めたい。


何も準備せずに旅をし、その時々を楽しむ人もいるかもしれないけれど、私にとってはこの準備している旅行前の期間が楽しくてしょうがない。

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