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映画と映画館の記録vol.2

かなり時間があいてしまった。昨年のうちに書きたいと思ってた記事で、何度も下書きをしていたのに、完遂できず2024年になりました。今年もさらに自分の好きを見つめていきたいです。



旅行に行くたびにその地域の映画館を訪れたくなってきたこの頃。(地方に住んでいる私にとって、自分の住んでいる地域でやっていない映画が多いということもあるが)

さあ、今回も素敵なミニシアターと映画を記録していこう。

1.LOVE STREAMS
@シネマ尾道(広島)

有名なミニシアターとして、よく名前を耳にしていたシネマ尾道。映画好きな夫が「なかなか観れない作品だから!」と興奮しながら提案してきたLOVE STREAMSを鑑賞しに、広島まで足を運ぶことになった。

尾道駅近くにあり、前を通るたびにどの観光客も目線を向ける外観。自然と中を覗き込みたくなる雰囲気があり、夏の暑い日だったのもあって早く館内で映画を観たくてうずうずした。
開演前にスタッフの方が降りてきたので、チケットを買って早速入館。入り口の大きい階段の左右には、ずらーっと映画ポスターが並んでいる。更に上がった先の廊下には監督などのサインが続き、この映画館の歴史を感じる。

趣のある外観
シートは意外と深め
赤い扉がレトロでかわいい
子どもの頃の映画館を思い出す
毎月出るシネマ尾道のスケジュール冊子
おしゃれすぎて素敵なんですよこれが!

今回、ジョン・カサヴェテスの特集上映だったそうだが、まだまだ映画に疎い私は、カサヴェテスのことをそこまで知らず。ただただ作品の迫力に呑まれ、あっという間に時間が過ぎた。でもこのぶっ飛んだ勢いが最高すぎて、賞賛される理由がよくわかった。とにかく“この夫婦とんでもねぇが、かっこよすぎる(笑)”というのが、一番しっくりくる私の感想だ。

2.シアター・キャンプ
@夢売劇場サロンシネマ(広島)

前回の記事のとおり、今年は初めてバスケ観戦をするという楽しさを知ることができたのだが、せっかく広島に来たのだからと夫婦で話が盛り上がり、試合の帰りに、友人がおすすめしていたシアター・キャンプを観に行くことに。

場所は広島市内にある夢売劇場サロンシネマ。入り口から可愛いイラストがお出迎えし、エレベーターを上がると円形のオシャレな空間が広がっている。調べていた時から館内の雰囲気が気になっていたが、入ってみると予想以上に私の好みドンピシャだった。飲み物や軽食が食べれるカフェが併設していたり、広い空間ではないが、待ち時間も十分ゆっくりできそう。
そして、やはり良かったのがシアター内。劇場感を引き立たせる紫の幕があり、椅子も和テイストな座席まで準備してある。そして、一つ一つの座席の背に、映画で出てくる言葉が記されているのも粋なのだ。座る場所ひとつにまで楽しさを見出してくれて、本当に居心地が良かった。

かわいいイラストがお出迎え
館内にも映画のイラストが囲むように続く
ここの軽食食べるのもありだったなぁ〜
シアター内
座席は2種類(座椅子も座ってみたい)
今回の座席の名言

3.ippo
@キネマM(高知)

高知に2023年11月オープンしたキネマミュージアムは、映画監督の安藤桃子さんが代表を勤めるミニシアター。龍馬祈願国際映画祭のレッドカーペットには泣く泣く参加できなかったが、後日改めて訪れてみた。

地元民としては新しい映画館オープンなんて嬉しい限りだが、はて、ここにこんな高いビルが建っていただろうか。キネマミュージアムの前に立つと、記憶にないような綺麗な場所になっていて、時間が経過していることを実感。ビルということで、上には住民も住んでいるようだが、スタッフさんに話によると、防音設備にこだわったとのこと。実際中に入るとわかるが、入り口の扉がとにかく重くて、これは音が漏れないだろうと納得。中は映画を観るためにこだわって作っただろう、程よい暗さと赤いシートが最高に雰囲気出ている。

入り口が広くて、ウェルカム感が良い
色んな短編作品が観られたそう
行きたかったな〜〜

今回、短編作品が上映されている中で、俳優 柄本佑のippoを鑑賞。全編通して、柄本ワールドが炸裂しているが、それでも会話劇が面白い(出てくる俳優がみんな良いので、それだけで面白いというのもあるが)。今後は、短編から好きな監督を探していくのも楽しいかもしれない。

チケットも凝ってる
シアター内

2023年に行った映画館について、vol.3に続きます。

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