マガジンのカバー画像

まちを、あるく。

56
散歩の、記録。 そして、思うことをつらつらと。
運営しているクリエイター

#高砂市

原点に、かえって。

原点に、かえって。

2019年2月5日。新年、明けましておめでとうございます。

旧正月(旧暦の元旦)は、雲ひとつない快晴で始まりました。
なんだか朝から、気持ちが良く…。

中華圏や韓国、そして東南アジアなど、伝統行事は旧暦で行うところが大半。ということで個人的に、二度目の迎春を祝ってみました。

どうやら日・韓・中とも、正月には何かしらで餅を食べる風習があるようなので(中華圏は餃子だという話もありますが南部ではそ

もっとみる
地名は、語る。

地名は、語る。

中島、古沼、三ノ島。魚橋、塩市、高須に伊保崎。
どんなところだったか、よくわかる地名です。

さて私の住む高砂市は、旧くから「まち」だった高砂町と、周辺の農漁村ベースの町村が合併して出来た市で、旧加古郡(高砂町および荒井町の旧市街)が比較的「まち」で、その周辺や旧印南郡エリアは農漁村ベースとなっています。高砂町なんかは堀に囲まれた職能別居住区といった城下町のような町割りで、さすがは北前船の最後の大

もっとみる
歴史と文化の管理そして保存

歴史と文化の管理そして保存

 偉そうなタイトルですが、単に「地元の文化の痕跡が保存されて良かった」ということです。はい。

 私が住む高砂市は、北回り船の最後の主要寄港地として、また河川舟運が発達していた加古川水系の河口部の中継港として賑わった街で、江戸期には姫路藩の御用蔵があり播磨国でも重要な土地であったところ。街は堀で囲われ、城下町よろしく職能別の居住エリアが設定されるような「都市」でした。そして隣村の浜手には塩田があり

もっとみる