「休むこと」が上手になりたい
最近、自分は「休むこと」が下手だと気づいた。
昔から、連続した何かが途切れることを恐れていた。
学校を休んだ次の日、自分が昨日いなかった教室に足を踏み入れるのが憂鬱という理由で、体調を崩すのがこわかった。
さぼることを覚えがちな大学時代、ほとんど講義を休んだことはなかった。出席だけして居眠りをすることは多々あったけど。
現在の職場では、ただ純粋に休息をとるための有給休暇をとったことがない。休むのは、いつも何かしらの予定を入れたときだ。
出欠だけ見たら、まじめに出席していてえらい、と言われるかもしれない。
けれど、授業を受ける態度や仕事のパフォーマンスがいつも完璧だったわけじゃないし、むしろ心身の調子が優れないときに無理やり体裁だけ保っている、なんてことも身に覚えがある。
一度立ち止まったら、もう走り出せなくなってしまいそうでこわいのだ。
けれど、これは切羽詰まった仕事がないのに、早く帰るのが忍びなくてパフォーマンス残業をしてしまう思考に似ているように思う。
目的が「成果を出すこと」ではなく、「努力している姿勢を見せること」にすり替わってしまっている。
休んだって、穴をあけないような成果を出しさえすれば何も問題はないはずなのに、その責任から逃げてだらだらと頑張っているパフォーマンスだけし続けるのはとてもカッコ悪い。
頑張ってる体裁を保つことにエネルギーを使って「常に電池残量15%くらいの人」になるんじゃなくて、効果的に充電する方法を身に着けて、ここぞというときに100%で物事に取り組めるようにしたい。
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