仕事で挫折した時に読んだマンガ
社会人の方は経験ある方も多いと思うが
私は一度、仕事のせいで心身ともに闇の底まで落ちたことがある。
あれはひどかった。
なんせ死にかけた。
私は落ち込むとお気に入りの本を何度も何度も読む癖がある。
何なら音読して読む。
自分史上最大に落ち込んだとき、いくつかずっと抱え込んでいたシリーズの1つがこの、「宇宙兄弟」だ。
何がいいって、最初主人公のムッタは仕事に挫折している。
もはや共感しかない。
自分に自身もなく全てのことにネガティブで、周りの才能のあるやつをなんとなく羨ましく眺めて。
私だ。私がいる。もはや、
ムッタ=私。
共感しまくりなのである。
しかし、ムッタというヤツは周囲にも恵まれているが自分も色々と努力しており、なんか色々できて、最終的に自分の小さい頃の夢を躓きながら、遠回りしながらも叶えていくんである。
なんだよムッタ、お前英語できんじゃん。
体も丈夫じゃん。
なんか自分で色々発見してんじゃん。
…全然ダメダメじゃないじゃんかー
ムッタ勝ち組じゃんかよー。
とか、思ったけれども、でもムッタに対して何故か妬みとか嫉妬とかは生まれないのである。
むしろ、
頑張れムッタ、負けるな、なんとかしろ!
という、応援の気持ちしかない。
なんでかな。
ムッタは、頑張ってるのがわかるからだと思う。
彼は非常に頑張っており、周囲にもある程度恵まれているものの、その頑張りが全て報われているかというと、実は
そうでもない。
彼の頑張りを思えば、もっと報われても良いのになあ、と思う程度に彼は3枚目であり、いじられ要員であり、応援したくなる愛されるべきキャラクターなのである。
彼を見てると
あー、頑張るとある程度報われるんだなー
と思えるし、
頑張ってもある程度報われないよなー
とも納得するのである。
そこを踏ん張るか踏ん張らないか。
踏ん張る奴がムッタになれるのだ。
私はたぶんなれないけど、
ある程度報われるためには頑張るのだ。
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