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あとできく

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2016年2月の記事一覧

愛する山へ、人へ。野口健、『ヒマラヤに捧ぐ』。



ずっとそこで育ってきた。ヒマラヤは僕の故郷のようなもの。

だから・・・

2015年4月25日。彼はそこにいた。

ネパール大地震が起こった日。

彼は撮る、語る。そこでその日に見てしまったから。

アルピニスト野口健、

最新写真集『ヒマラヤに捧ぐ』(集英社インターナショナル)。

ネパール大震災を現地で体験し、情報を発信し続け、

そしてに復興活動に奔走した野口さんのその行動の根底にある

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※試聴版です。オリジナル版(53:47)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、アルピニストの野口健さんです。野口さんは、高校1年のときに植村直己の著書に感銘を受け登山を始め、99年のエベレスト登頂で当時の7大陸最高峰最年少登頂を達成しました。現在、エベレストや富士山で清掃活動等の環境教育などを行っています。最新写真集は『ヒマラヤに捧ぐ』(集英社インターナショナル)。昨年四月に発生したネパールでの大震災の記録でもあります。この写真集を基に語る野口

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長嶋有が紡ぐ、最初で最後の「泣ける」恋愛小説。



『猛スピードで母は』で芥川賞、

『夕子ちゃんの近道』で大江健三郎賞などなど次々と受賞を重ね

現在を代表する作家として活動を続ける長嶋有さん。

彼がちょっと不純な動機から書き上げたのが

自身、最初で最後の「泣ける」恋愛小説だと語る

『愛のようだ』(リトルモア)。

舞台は、車の中。そこで交わされるとりとめもない会話、

そして流れて来る音楽とともに主人公は何に気づく・・・。

漫画評論

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※試聴版です。オリジナル版(51:39)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、作家の長嶋有さんです。「猛スピードで母は」で芥川賞受賞。『夕子ちゃんの近道』大江健三郎賞を受賞するなど今を代表する作家として走り続けている長嶋さん。ブルボン小林の名前で漫画評論家としても活動していらっしゃいます。今回は、長嶋さんの最新作『愛のようだ』について
そして作家としての信条、流儀について伺ってまいります。

陸前高田の海へ。安田菜津紀が撮る、伝える。



「じいちゃんがとってきた白いお魚がもう一度食べたい」

その声で再び陸前高田の海に出た一人の漁師。

陸前高田に暮らすある漁師と孫を追ったノンフィクション写真絵本。

長年写真絵本を作りたいと思い続けてきた彼女の夢が叶った一冊。

『それでも、海へ 陸前高田に生きる』(ポプラ社)

フォトジャーナリストとしてカンボジアを中心に、アジア、アフリカなど

世界の真実伝え続け、東日本大震災後は、この

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今後のラインナップ!



今後のラインナップ!

フォトジャーナリストの安田菜津記さん、

作家の長嶋有さん、

アルピニストの野口健さん、

作家の天童荒太さん・・・

続々と配信予定です。お楽しみに!

また、番組ではツイッターで情報も発信中です。

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そのタイミングからのコンテ

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※試聴版です。オリジナル版(46:36)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんです。カンボジアを中心に、アジア、アフリカなど世界を舞台に写真で真実伝え続けている安田さん。東日本大震災後は、岩手県陸前高田市を中心に被災地を記録し続けていらっしゃいます。彼女の最新作は初の写真絵本となる、『それでも、海へ 陸前高田に生きる』(ポプラ社)。この本について、そしてあの日からこれまでのこと、何を撮りどう伝えるかじっくりと

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『五郎丸日記』の真実。小松成美。



2015年9月19日。

ラグビーワールドカップ、対南アフリカ戦で日本代表が起こした奇跡。

その日本代表の一人であり、ルーティーンと呼ばれる動作で

大人気となったのが五郎丸歩選手。

彼が大会期間中に付けていた日記が“五郎丸日記”

その“五郎丸日記”を基にスポーツノンフィクションの第一人者、

小松成美がインタビューをしまとめられたのが

『五郎丸日記』(実業之日本社)。

この書籍が生

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※試聴版です。オリジナル版(52:17)は購入後に視聴できます。

今回お迎えするエキスパートは、ノンフィクション作家の小松成美さんです。スポーツノンフィクションや人物ルポルタージュの第一人者、小松さん。緻密で情熱的な取材と文章により対象となる人物、事象を熱く
語り続けていらっしゃいます。彼女が今回フォーカスしたのは、ラグビー日本代表の五郎丸歩選手。
実業之日本社刊『五郎丸日記』を基に伺ってまいります。