見出し画像

睡眠時間は『90分サイクル』にこだわらない


40歳からのカンタン健康習慣の3つ目は『睡眠時間は、90分サイクルにこだわらない』そんなお話をしていきます。
今回は『睡眠の授業』になります。

あなたがもし『睡眠サイクルは80分がベスト』
そう考えているのであれば、とても参考になるお話をしていきます。
----------------------------------------------------------
このnoteは、ラジオ番組『大人の健康学院』のテキスト版です。
文字で楽しむのはもちろん、下記リンクより音声視聴もOK。
あなたのお好きなスタイルで、お楽しみください。

ラジオ配信は、こちら▼
----------------------------------------------------------



睡眠は、心と体の両方を修復する

睡眠は、心と体の両方を修復する

睡眠には2つの種類があります。

1つはレム睡眠( うとうと程度の浅い眠り)です。
もう1つが、ノンレム睡眠(すやすや・ぐっすりに当たる)深い睡眠です。
この2種類の眠りは、それぞれ重要な役割を果たしています。

レム睡眠の役割は、脳のメンテナンス。
レム睡眠中の脳は、働き続けています。

そして記憶や感情の整理を行います。
この時間をしっかり取ることで、うつ病などのリスクが下がります。

一方、ノンレム睡眠の役割は、身体のメンテナンス。
・傷んだ筋肉の修復
・肌の再生
・血流停滞の解消
・免疫力アップ

など肉体の疲れを回復する時間です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、日中の活動で傷ついた体内組織を修復するとともに、脳内の記憶やメンタルの状態も整えます。

つまり、心と身体の両方を休めるためには、レム睡眠のノンレム睡眠はどちらかが欠けていてもいけないのです。

両者は一定の周期で交互に訪れますが、寝入りばなは、ノンレム睡眠が多く、後になるほどレム睡眠の配分が高くなります。

そして一周期分では、十分なレム睡眠が取れず頭が整理されません。
少なくとも3~4周期は欲しいところです。

90分の倍数はウソだった?

90分の倍数はウソだった?

この周期は『一般的には90分』だと言われています。
睡眠時間は、90分の倍数にするとスッキリ目覚めやすい
この話も、こんな仕組みが根拠になっています。

90分の終わり際には、浅いレム睡眠になっているので、起きるのが楽だというわけです。

しかしこの説を鵜呑みにしてはいけません。
周期には、かなり個人差があり、 80分の人もいれば100分の人もいるからです。

90分周期ではない人が、無理に90分の倍数に合わせようとすると。
ノンレム睡眠の真っ最中に起きることになって、むしろ苦痛を味わうことになりかねません。
この手の『睡眠都市伝説』には、振り回されないようにしましょう。

ゴールデンタイム説も気にしない

ゴールデンタイム説も気にしない

・8時間睡眠が理想
・最低7時間は必要

このような話も同じです。
8時間では足りない人もいれば、4時間で十分な人もいるので、あまり当てになりません。

夜10時から2時の睡眠のゴールデンタイムは、眠っていよう。
この話も、あまり気にする必要はありません。

この時間帯に最も成長ホルモンが出るので、身体が修復されやすいというのが、この説の根拠です。
(確かに医学的には正解なのですが)


忙しい方にとって『10時にはベットに入りましょう』
こんな掛け声は、あまりにも非現実的です。
(私も仕事の日は、こんな時間はムリです)

例えばあなたが、深夜1時にベッドに入りながら。
『ゴールデンタイムを外しているなぁ~』と気に止みながら焦ることは逆効果です。

時間帯にかかわらず、入眠直後の『最初のノンレム睡眠』には成長ホルモンは分泌されます。

つまり、いずれの睡眠説も『あまり気にしない』のが一番。
あれこれ考えずに、さっさと寝るのが得策なのです。

▼公式メルマガ 

▼健康オンラインサロン

▼三軒茶屋あおば整体院


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?