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【レター返信】プロティンは肝臓に悪い?

私のラジオ『大人の健康教室』をお聴きのリスナーさんより。
先日レターで、こんな質問を頂きました。

『プロティンを毎日飲むのは、肝臓に悪い』という話を聞いたが本当か?

今日は、この質問に答えていきたいと思います。
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このnoteは、ラジオ番組『大人の健康教室』のテキスト版です。
文字で楽しむのはもちろん、下記リンクより音声視聴もOK。
あなたのお好きなスタイルで、お楽しみください。

ラジオ配信は、こちら▼
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プロティンは肝臓に悪い?

プロティンは肝臓に悪い?

まずは、いただいたレターを紹介させていただきます。

結構前にカイロの先生にサプリ、プロティン、ホエイを飲んでいると話す機会があり(ちなみに毎日飲んでいます。アミノ酸スコア100のものです)

先生は、肝臓を悪くするからやめた方がいいとおっしゃってまして。
肝臓の数値は、健康診断では問題ないのですが、この話が頭にあります。

そういうこともあるのでしょうか?

オンラインでの初対面で恐縮です。
よろしくお願いします。

というった内容です。
ご質問ありがとうございます。

こちらの質問にこれから答えていくのですが。
お話したい事が、山盛りなので。
次の3つのポイントに分けて、お答えしていきます。

・なぜ、プロティンを飲むと肝臓に悪いと言われるのか?
・健康診断で肝臓の数値に問題なければ飲み続けてもいいのか?
・身体に負担の少ないプロティンの飲み方や選び方

なぜ、プロティンを飲むと肝臓に悪いと言われるのか?

プロティンを飲むと肝臓に悪いと言われる理由は、主に2つあります。

一つ目は、プロティンの過剰摂取です。

プロテインは消化される際にアミノ酸に分解され、その後肝臓で代謝されます。
過剰なプロテインの摂取により、肝臓はアミノ酸の代謝を増加させなければならず、その結果として肝臓への負担が増える可能性があります。


二つ目は、他の食品との関係です。

プロティンが含まれる食品やサプリメントが他の栄養素や添加物と一緒に摂取されることで、肝臓に負担をかけるてしまうケースもあります。

例えば、動物性タンパク質は脂質やコレステロールも多く含んでおり、これらが肝臓で代謝される際に酸化ストレスや炎症を引き起こす可能性があります。

また、サプリメントはビタミンやミネラルなどの他の成分も含んでおり、これらが過剰に摂取されると肝臓で処理しきれなくなる可能性があります。

さらに、質問者さんが飲まれているホエイプロティンに注意が必要な場合があります。

ホエイの原料は、粉末でそのまま状態では、まずくて飲めません。
なので、添加物や香料、甘味料などを使い、飲みやすくしているものが多いのです。

市販されているホエイプロティンの多くが、バニラ味やチョコレート味など。
味付きで販売されているのは、このためなんです。

健康診断で肝臓の数値に問題なければ飲み続けてもいいのか?

お話したように、プロティンを飲むと肝臓に悪いという話には、ある程度根拠がありますが、それだけで一概にプロティンを飲むことがダメだと言えるわけではありません。

実際に、多くの研究では、健康な人が適量のプロティンを摂取しても肝臓への影響はほとんどないことが示されています。

また、プロティンは筋肉や骨などの組織や器官を作るだけでなく、免疫力や代謝などの生理機能にも重要な役割を果たしています。

したがって、プロティンは必要不可欠な栄養素であり、適切に摂取することは健康にとって有益です。

ただし、プロティンの摂取量は個人差がありますし、肝臓の状態も人それぞれです。
そのため、プロティンを飲み続けてもいいかどうかは、定期的に健康診断を受けて肝臓の数値をチェックすることが必要です。

では、どんな数値をチェックすればいいのか?
健康診断のこのような検査項目をチェックしましょう。

・ALT
・AST
・γ-GTP


これらが基準値を超えている場合は、肝臓に異常がある可能性が高いです。ただし、基準値を超えている時は、病気の可能性が高い状態です。
基準値内にあっても、飲みすぎ注意のケースもあり、それを判断するには『理想値』を参考にするといいでしょう。

※理想数の確認方法は、健康のオンラインスクールで学ぶことができます。

身体に負担の少ないプロティンの飲み方や選び方

プロティンを飲むと肝臓に悪いという説はあるものの、適量であれば問題ないというのが現在の科学的な見解です。

では、どのくらいの量が適量なのでしょうか?

一般的に、成人の1日あたりのタンパク質の必要量は体重1kgあたり0.8gとされています。
しかし、スポーツやダイエットをする人は、筋肉や代謝を維持するためにもっと多くのタンパク質が必要です。

その場合は、体重1kgあたり1.2~2.0g程度が目安となります。
つまり、60kgの人であれば、1日に72~120gのタンパク質を摂取することが望ましいということです。

この量は食事だけで摂ることは難しい場合が多いため、プロティンを補助的に飲むことが有効です。

ただし、一度に大量に飲むと肝臓に負担をかける可能性がありますし、吸収率も低下します。
そのため、一回に20~30g程度を目安にして、分散して飲むことがおすすめです。

また、プロティンを飲むタイミングも重要です。
筋肉は運動後や就寝前などにタンパク質を必要としますので、その時間帯にプロティンを飲むことで効果的に筋肉を作ることができます。

さらに、プロティンを選ぶ際には、品質や成分もチェックすることが大切です。
プロティンには大きく分けて動物性タンパク質と植物性タンパク質がありますが、動物性タンパク質はアミノ酸バランスが良く吸収率も高いため、筋肉作りに向いています。

特にホエイプロティンは消化吸収が早く筋肉への効果も高いため、運動後などに最適です。
しかし、動物性タンパク質は脂質やコレステロールも多く含んでおり、肝臓への負担や動脈硬化などのリスクも高まります。

と、ここまでがプロティンについてのお話しでした。
参考になればうれしいです。

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