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#502【起業時のお金のポイントは?】

あたりまえですが、
会社を起業・創業するとき、

必要な資源は
ヒト・モノ・カネです。

わたしが、いつの場合でも
最重要視しているのが

お金=資金の
調達と流れについてです。

何点か挙げてみましょう。

=====

1)開業資金について

多くの起業人にとって
開業当初の資金は

最初から、それほど
多くはないはずです。

月々の給料から
積み立てしたり、

銀行や他人から
借りるなど。

株式会社ならば
資本金が必要となりますが、

株主などの個人口座に
自分で定めた資本金の額が
入っていれば大丈夫です。

中小零細企業の
資本金の平均は、

業界や地域などによって
異なるため

一概には言えませんが、
一般的には数百万円から
一千万円くらいでしょう。

ただし、
業種や事業の規模、

成長戦略などによって、
資本金が大きく
異なることもあります。

例えば、
飲食店や小売店などの

小規模な個人経営の
企業では、

数百万円程度の
資本金が多いです。

一方で、
製造業やIT企業などの
事業規模が大きく、

成長戦略に
投資が必要な場合には、

数千万円の資本金を
持つこともあります。

ただし、
資本金が多いからといって
必ずしも成功するわけでは
ありません。

会社の成功には、
資本金以外にも

経営者の経営戦略や
マーケティング戦略、
人材の育成など、

多くの要因が
関係しています。

=====

2)運転資金について

起業してから
しばらくの間は

すぐに売上や利益に
つながらないことが
あるでしょう。

売上があがるまでは
資本金を取り崩して、

事務所や水道光熱費、
交通費や人件費を
ねん出する必要があります。

その間に
できるだけ早いうちに

営業努力や
売上確保の仕組み化で

売上をあげていかなければ
ならないのです。

それまでは、特に
毎月定額でかかる固定費は

できるだけ抑えていった
ほうがよいでしょう。

できれば
事務所は自宅兼で使うか、
安価で借りる

社員の採用は
最初は行なわないか、
最小限とするなど。

固定費を増やすことは
売上や利益を積み上げてから
にしてください。

=====

3)資金繰りについて

起業・創業時は
低金利で創業支援借り入れを
行なうチャンスです。

法人を設立したら
地元の商工会議所や

日本政策金融公庫などに
相談の上、

低金利の条件を引き出して
融資を受けてみましょう。

ただし、コロナ融資などで
よく利用された

返済据え置き期間を
設ける場合には
注意が必要です。

月々の返済を
行なっていないと

「 お金を借りている 」
という感覚が薄くなって、

2~3年後に返済するときに
けっこう困ることが多いです。

借りた翌月から
しっかり返済していくような
借入方法をオススメします。

=====

企業にとって
お金は血液と同じです。

お金が回らなくなれば
せっかく起業した会社も
簡単につぶれてしまいます。

使える制度や
組織、仕組みは
しっかりと利用しながら

売上と利益の確保と
経営の安定を
目指していきましょう。



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