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わたしのなまえは

庄屋の「庄」に子どもの「子」、「健」康「一」番で、庄子健一といいます(いつも漢字を聞かれたらこう答える)。

名前の由来は至って単純で、「健康に育ってほしい、健康第一」との願いを込めて名付けられたそう。
なんでそうなったかというと、ぼくは生まれた時に低体重児で、母親のおなかから出てきたときに泣かなくて(=呼吸しなくて)、看護師さんとかがぶっ叩いたり、逆さにつるし上げたりしてどうにか泣かせようと思ったらしいけれどうまくいかず。ほかにもいろいろあって、もしかしたらそのまま死んでいたかもしれないところ、当時の最新医療技術を用いてどうにか生を受けた、という背景があったから、だそうだ。

小さい頃はすぐ病気して、今も「丈夫さだけが取り柄です」みたいな感じでは決してないのだけれど、「健康一番」を胸に日々生活を続けていて、なんとか大病もせず生きながらえている。

個人的には、先天的に何かを持っている人はそれを気にする必要はないのだけれど、持っていないからこそ(ぼくの場合は健康ではないからこそ)、その持っていないものに留意して長期的にはその持っていなかったものを大事にする傾向があると思っているのだけれど、そういう意味ではこれまでなんとか生きながらえているのは、両親の願いがこもった名前があるからだ、とも思う。

ただ、一点個人的に気になっているのは「Kenichi」というのは4音節で発音がしにくくて響き的にはあんまり好きくないのが正直なところである。できればテンポ的に発音しやすい3文字とかだったらいいのになあ、と思うことがある。


苗字、という部分でいうと、

「庄子」という姓の由来は、もともと昔々に国とか権力者の所有地、領地=「荘園」を管理する管理官=「荘司」、の事務官=「荘子→庄子」となっているだとか。
(ちなみに、よく庄「司」と間違えられるのだけれど、上記の理由から違う。位置づけ的にはマイナーでよく「パソコンで変換されない!」と言われる)

ちなみに深堀すると、全国に「庄子姓」は約14,000世帯。そのうちの70%は宮城県仙台市に集中している。江戸期には「庄子」一族は仙台藩伊達家の家臣だったそう。伊達家の家臣、と聞くとなんだかカッコいいけれど、身分的には足軽とか下級武士で、仙台藩の資料とかを調べると「庄子氏」の仕事は門番とかそんな具合で、他にもなんかやらかして蟄居閉門させられたとか島流しされたとか、どちらかというと冷や飯を食わされる側だったんじゃないか、と個人的には推測している。

うちの父方の一族もさかのぼると仙台からきており、昭和になって関東に移住したみたい。(とはいってもひいひいじいさんくらいの代で、今は仙台とは親族的な関連は皆無)。

とまあ、ぼくの姓名は歴史と願いが合わさったもの(無理やりまとめてみる)のようだ。

みなさんは何か、ご自身の名前(姓でも名でも)に由来はありますか。

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