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2020年11月12月の視聴作品

ドラマや映画、ネット配信などの映像作品を観た感想を記録します。

外出が減って在宅が増えた分、そしてネット配信サービスが充実してきたこともあって、気になる作品をまとめて観る機会が増えました。

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ドラマ:リアルタイム(録画視聴含む)

◆エール

完走しました。週5で土曜日は週の総集編という初の試みも、けっこう良かったです。
どうしても詰め込み気味になってしまったラスト。泉澤くんや志田未来ちゃんの登場などがちょっと駆け足。マキタスポーツの登場があれで終わるとは思ってなかったよ。
戦時中を描く朝ドラが多い中、軍事応援歌を作るという側の立場を描くのってかなり特別だったように思います。
最終回の砂浜シーン、素晴らしかった。涙なしには観られない光と笑顔に満ちた二人に感動しました。
(でもそのまま挨拶させるのではなく、せめて場面を変えて欲しかった)
最後のNHKコンサートホールからの演奏。歌唱力のある出演者が多かったから本当に豪華!モデルとなった古関裕而氏のことはこのドラマで認識したんですが、あの歌もこの歌もこの人だったんだという、日本に欠かせない作曲家だったのだと改めて感じました。
サプライズ出演者でもあった志村けんさんの急逝、2ヶ月の放送中断に伴うスケジュールのずれ込み、東京オリンピックの延期、とにかくイレギュラーな状況の中、あのちょっと呑気な小山雄一役・窪田正孝くんと、天真爛漫な音役・二階堂ふみちゃんが最後まで寄り添って完走してくれて、楽しかった。

◆麒麟がくる

いよいよ本能寺の変に向けて佳境に入った大河ドラマ。
撮影の中断や延期など困難続きの中、とても質の高い面白い光秀を観させてもらっています。誰もが知っていてある程度共通認識すら持っているような歴史に、いままでにない角度からスポットを当てたストーリーは最終回まで注目しています。

◆この恋あたためますか

主演二人より、仲野太賀くんのキュンキュンがすごかった!あーもう!えー!って絶叫しながら視聴することも多かった(笑)。
そして主演の森七菜ちゃん、この作品でやっと顔認識できるようになりました。朝ドラエールで音(二階堂ふみ)の妹・梅役だった。あのメガネっ子、誰だろーって思っていたので、11月の終盤になってようやく認識できたのです。
シャッチョ、まこっちゃん、それぞれ良いキャラ出てました。

◆極主夫道

深く考えずに気楽に、ながら視聴してることも多かったドラマでした。
志尊君が吹っ飛ばされていたり、川口春奈ちゃんのグロ料理が登場したり、稲森いずみさんの似合いすぎるタンカが聞けたり、玉城ティナちゃん、ウラ稼業のウエイトレスがすごく似合って既視感あると思ったら『Diner ダイナー』だったり。
原作を知らないのでただただノリを楽しみました。

◆ルパンの娘2

シーズン1がぶっ飛んだり感動したりで楽しみにしていた今作。さらにぶっ飛んで笑わせてくれました!
円城寺さんの歌の魔力は健在どころかパワーアップして出演者全員が歌って踊るし(桜庭家も!)、当然許可もらってるのだろうけど攻めのパロディも満載。そしてなんといってもド派手なアクションと成り切り決めポーズのカッコよさ!癖になる(笑)。
ただちょっと残念だったのが、映画につなげるためか謎を残した消化不良の最終回。映画化自体はとても楽しみだけど、ドラマはドラマで完結させて欲しかったなぁ。

◆おカネの切れ目が恋のはじまり(2020年9月期)

全4話となった今作品、リアルタイム枠に入れましたが、録画視聴でだいぶ後に観ました。お金に関する価値観はそのまま生き方にも関わってくるもので、両極端な二人の関わりがコミカルでとても面白かった。
本来の全話を収録したシナリオブックが出ているようなので、購入を検討中。ドラマも録画を消去せずに残しているのでまた観る予定。

過去作品、ネット配信作品

◆ナオミとカナコ(2016年)

奥田英朗原作のドラマ化。
リアルタイム視聴していた当時も毎回ハラハラしながら観ていました。FODにあったので、久しぶりに視聴。
直美(広末涼子)は、夫からのDV被害に遭っている親友の加奈子(内田有紀)を守るため、夫の殺害計画を立てるストーリー。完全犯罪を組み立てる二人の友情と作戦とほころび、キャリアウーマンの広末と健気な内田有紀のキャラがとてもマッチしていました。
共演者も迫力ありました。真相に迫ろうとする夫の姉役の吉田羊が怖い怖い。あの黄色いコートが後半ぐいぐいと追い詰めてくる様子に毎回ハラハラしっぱなし。
中国人女社長役の高畑淳子も強烈な怪演。面白かった!

◆映像研には手を出すな!(2020年1月~3月)

話題になっていたのでずっと気になってたのでやっと視聴。これはすごい!
アニメ制作をするために映像研究同好会の活動を始めた女子高生3人の奮闘が描かれるんですが、コマ数と迫力のバランス、プロペラやロボットの動き、むちゃくちゃ専門的で細かい設定が、空想がそのままアニメとしてアニメの中で表現される斬新さが素晴らしかった。
一方で学校(教師や生徒会)との紛争、金策や家族の反対など、登場人物たちの背景も同時進行で描かれて展開に目が離せない。
主人公・浅草みどりの耳に残るハスキーボイス、声優さんかと思ったら女優の伊藤沙莉さん!すごいハマり役!
アニメーター志望の水崎ツバメが読モで俳優という設定も、ストーリーの中でその必然性が見えてくると俄然面白い。
そして、アニメへの興味よりもマネジメントが得意なプロデューサー的役割の金森氏。存在感が抜群。この作品の登場人物の中では一番好きかも。
チーム内で意見や価値観の食い違いがあっても、お互い争わずに立場の違いとして受け流すあたりもスッキリして気持ちいいし、情熱と工夫と勢い、超絶面白かったです。これはまた見る!

映画

◆劇場

又吉直樹作品の映画化。上京して夢を追う若者たちの交流と挫折、私は演劇には疎いのですが、そこで確かに暮らしていた彼らの残像が見えるような作品でした。
「なぜだか無性に腹が立った。」という一言がずっと残っている。
ここにも伊藤沙莉さん出演。彼女が醸し出す独特の雰囲気が映像の調和を取っているようにもみえました。

◆ロードオブザリング
『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(2001年)
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002年)
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)

◆ホビット
第1部 思いがけない冒険(2012年)
第2部 竜に奪われた王国(2013年)
第3部 決戦のゆくえ(2014年)

12月はほぼほぼ『指輪物語』シリーズに捧げていました。
魔法使い、人間、エルフ、ドワーフ、オークやゴブリンといった種族が入り混じるファンタジー作品。その中で最も小さく穏やかな種族ホビットが主人公。この世界観は今もあらゆるエンターテインメント界に強い影響を与え続けています。ゲームやる人にとっても馴染み深いんじゃないかな。
『ロードオブザリング』シリーズは観たことがあって、続編というか本編の過去の物語にあたる『ホビット』シリーズは今回が初視聴。面白かった!
CG技術が惜しげもなく使われて、違和感なく映画の中に没頭できる作品群です。それぞれ3時間くらいあるので長いですが、超オススメです!
ステイホームのお供に、ぜひ!

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以上、秋冬の夜長を映像とともに過ごした2ヶ月間のまとめでした。

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