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アレクサンダーテクニークを学んでいると
姿勢が良くなったりしますが、
これってどういうことなんでしょうか。


刺激に対しての反応をやめ、
意識的コントロールする。

やっていること、
なにかしらの入力に対して、意識的に
自動で反応することをやめる。

たったこれだけで、なぜ
姿勢が良くなったり
呼吸がラクになったりするのでしょうか。


私たちはどこかしら過度に力みすぎています。
そのことがわからないくらい、力んでいることが
普通、当たり前になっています。
その力みすぎているところ以外のところでは、
過度に緩みすぎているかもしれません。

身体中がギクシャクしている状態です。

全身でバランスせずに、
どこか力を入れすぎていて、
どこか緩みすぎている。

これはなんとなくわかると思いますが、
それが姿勢とどう結びつくのか。


過度に何かをしていることに気づけるようになるからです。

力みすぎ、緩みすぎに気づけるようになる。

力みすぎているところが
適切な力加減になってくると、
緩みすぎているところにも
仕事が回ってきて、緩みすぎもなくなります。

全身でバランスを取れている状態になるんです。

そうすれば自ずと
姿勢は良くなっていきます。

頭が引っ張られているようにとか、
背筋を伸ばしてとか、
なんとかかんとかは、必要ないんです。

自然に立てるようになると
姿勢は良くなるんです。


姿勢がいいと、
呼吸もラクになりますし、
何より動くことがラクなんです。

全身適切に使われているということですから、
当然のことです。


最近見た歯科医の動画で
姿勢が顎にも影響すると言っていました。
これも当然です。

生徒で、レッスンを始めて何回かで
ほとんど歯軋りや食いしばりが
気にならなくなった方がいらっしゃいます。

顎周辺で過度に力んでしまうくらい、
身体がギクシャクしていたのかもしれません。

部分で見ても、全身で見ても、
姿勢というのはかなり重要なんです。


なにかしらのグッズに頼るのもいいですが、
例えばいい靴を選ぶ、
インナーソールをきちんと選ぶ、
などなど、足元も重要ですが、
これもやっぱり、対処的です。

自分がやっていることにきちんと気づけるようになり、
それをやめていくことができて、
その結果姿勢が良くなっていた。
こちらの方は根本的な解決です。


何かを改善したければ、
今やっていることをやめる必要があります。

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