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言葉で自分に指示することの危うさ。

言葉によるガイドは時として危険です。
それはあなたが持っているイメージで動くことになるからです。

あなたの中にある動きのパターンでしか動くことができない。

アレクサンダーレッスンを受けようと思ったということは、
何かしら困っていることや
もっとこうしたいということがあるはず。

それなのに自分の中にあるもので
なんとかしようとすることは。。。

そうなんです、
自分の中にないことをやる必要があるんです。

アレクサンダーさんは鏡の中に、
自分で頭を前上にしようとしたら
違うことをしていたことを見たんです。

やれていると思っていたことが
やれていなかった、ということを発見したんです。

だからこそアレクサンダーさんは、
「頼むから間違ったことをしてくれ、
間違ったところに正解があるかもしれないじゃないか」と。


言葉とイメージは何かしらくっついたものがあるんですよね。

座るという時のイメージ、
立つという時のイメージ、
意識的か無意識的かは関係なく
間違いなくなんらかの思いがあります。
そうでなければ座ったり立ったりする時
一回一回考えながら動かなければいけなくなる。

習慣とも言い換えられます。だから、
何も考えなくても動くことができる。


レッスンでは、
何も考えなくても動けるけれど、
その動きをどうやっているのかを
認識するところから始めます。

いろんなものが連動していますが、
少しづつ解きほぐしながら
自分に対しての認識を深めていきます。

そうすると大体の方は、
なんでこんなことやってるんでしょうねってなります。
なんででしょうねー、って私は返します。
なんでかは突き詰めると面白いですが、
私のレッスンではほとんどやりません。

たまに
あ、こうかもしれない!と言ってくれたりします。
そうかもしれませんねー、と返します。


勝手に動かしてしまうことを
習慣化している動きを、
やってしまわないようにすることが
できるようにレッスンは進みます。

勝手に動かしてしまうことが、
言葉にくっついっているイメージや思いからくる動きです。



言葉とセットになっている動きを切り離すことが必要です。

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