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間違いに気づく。

「正しいことは自然に起こる。」
これって誤解されやすい言葉なんじゃないかなって。

ともするとこの言葉には、
何もしなくても、
今のままで、そのままで
あなたは正しいのだから、
頑張って何かをする必要はありませんよ。
とも取れます。
少なくともそういう雰囲気があります。

アレクサンダーさんがいってたことって、
私が読む限り、
「間違っていることをやめなさい。
そうすれば、正しいことが起こります。」
と言っています。

正しい何かを追い求めるのではなく、
今やっている間違っているものをやめる。

呪文の言葉も、
「首がフリーで頭が前上背中が長く広く」と
することではありません。
自らにそう指示するだけ。
思うだけで、実際に動かそうとするものではなく、
そこから外れないようにしましょうという言葉です。

厄介なのはいい状態になると、
呪文の言葉の通りになるので、
一旦外れてまたいい状態になりたい時に、
呪文の言葉を「しようと」してしまうことです。


間違っているものをやめるだけ。

言葉にすると簡単そうに聞こえます。
でもね、
間違っていることをしていることに
気づけないことの方が多いんですよ。

間違っていることに気づくための
感覚が、そもそも違っちゃっているから。

間違っているかどうかを
教えてくれる感覚が
信用ならないわけです。


一人でこの道を歩いていくのは
大変なので、私たち教師がいるんです。

教師の手を通して
自分が何をしているのかが、
わかりやすくなります。

間違っていることに気づきやすくなります。

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