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すぐに上達するって。

専門性の高いものはなんでもそうですが、
「すぐに上達する〜」というもの、みなさんはどう思いますか?
これさえやればオッケーみたいなやつです。

タイトルで釣っているものは別として
そんなものあったら私が欲しい。

地道に続けるしかないことって意外とたくさんある。
それでもやっぱりコツがあるなら知りたいし、
近道があるなら教えて欲しいというもの。

コツを聞いてできる人はいます。それは間違いないです。
そこから自分なりに考えてなんらかの答えを出すことって大事。

いつくらいからなんでしょうか?
上達には近道があると思われてるのって。
これって私の思い過ごしでしょうか?

もともと何か一つ上達なり、慣れることには
時間がかかることは当たり前だったはず。

この記事で答えをもらうことの弊害というか、
自分で答えを見つけることがいかに大事かって教えてもらいました。

習字を習っていたことがあるんですけど、
その時にコツなんて考えすらなかったです。
先生の描いてくれた字をひたすらまねる。
真似ていくことで字のバランスだったり色々なことをわかっていく。
今あらためて考えるとそういう学びの方法だった気がきます。
これってなんでも同じじゃないでしょうか?

何かを習得するには時間がかかる。
時間をかけないとわからないことっていっぱいあります。


なぜ手っ取り早く上手くなりたいんでしょうか?

できるようになる喜びって
何者にも変えがたい喜びがあります。

もし近道がわかってそれをたどっていくだけだとしたら、
それはもう、学びではなくてただの作業でしかない。

ここからは本当に人それぞれなんでしょうけど、
私は自分で考えて考えてもわからない時にヒントをもらう。
で、また考えて、ということが好きなので
こんなふうに思っているのかもしれません。

最近はこうやればいいですよっていうものがあふれていて、
自分で考える工程をすっ飛ばしている気がしています。
考えれば考えただけ、わかった時のわかり方が自分に
すとんっと入ってきます。
頭でわかったものより深いところでわかる。

楽器を始めた頃私は基礎練習が嫌いでやる意味がわかりませんでした。
曲で練習すればいいと思っていました。
トランペット奏者のナカリャコフさんも言ってたような記憶があります。

きっかけは忘れたんですが、なぜだか最近基礎練習ばかりしています。
どうなったかというと、吹けるものが多くなってきています。確実に。
アマチュアレベルなのは仕方ないとしても基礎練習をしていなかった頃よりも
確実に色々できることが増えています。


基礎大事、回り道バンザイ!


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