知識太りにご用心・とにかくやってみよう【セルフケア論#15】
養老孟司さんの本に、
「”わかる”ということは”変わる”ということ」
みたいな一文があって、「なるほどなぁ」と思いました。
僕自身、様々な健康知識を溜め込んでは、わかった気になって、実際には何も行動を起こさない、ということがよくありました。
いや、今でもよくあります。
ターザンを読んで、
「この筋トレ、効きそう!」
「明日の朝にやってみよう!」
とか思っても、実際にはやらずじまい。
とっても当たり前のことですが、
実際にやらないと、カラダは変化しない
ということは、よくよく覚えておきたいことです。
さらにいうと、最初は適当でも何でもいいから、
とにかくやったほうがいい
ということ。
だって、どんなアプローチであなたの不調が解消するかは、実際にやってみないとわからないから。
そして、その方法が仮に効果があったとしても、「続けられる内容」じゃないと意味がありません。
「食事」を例にするとわかりやすいです。
「何を美味しいと感じるか」は、食べてみないとわかりません。
100万人が美味しいというような食べ物でも、あなたが美味しいと感じるかはどうかは、実際に食べてみないとわかりません。
そして、どんなに美味しいものでも、それがえらく高価だったり、作るのに時間がかかるものだと、その食事で空腹を満たすのは難しいです。
肩こりや腰痛は空腹と一緒。
1か月や1週間に一度の外食だけで空腹を満たすのが難しいように、
1か月や1週間に一度のマッサージや整体で肩こりを解消するのは難しいです。
だから、まずは作って→食べてみること。
つまり、ストレッチをして→感じてみること。
細かいやり方なんてのは、気にしないで大丈夫です。
「正しいやり方」なんて、あるようでないようなものだから。
例えば、カレーを作るとき。
カレーの種類によって具材に切り方は変わるし、煮込み時間も変わるし、味付けも変わります。
大きくゴロゴロした野菜が入っていた方が好きかもしれないし、細かく刻まれた具材が好きかもしれない。
多分、長く煮込んだ方が美味しいけど、時間がないときは、煮込み時間を短くしてもいい。
そんな風に、セルフケアをするといいと思うのです。
ストレッチをするとき。
時間があるときは、長めにキープした方がいいけど、時間がないときはキープ時間を短くしてもいい。
フォームローラーをするなら、長いストロークでゴロゴロしてもいいし、細かくゴロゴロしてもいい。
順番としては、
とりあえずやってみて
▼
少しずつ、細かいポイントを意識する
という感じがいいと思うのです。
回数も秒数もやり方も意識も気にせず、とにかくやってみる。
自己流でも何でもいいので、とにかくやってみる。
効果は後回しでいいし、続けられるかどうかも後回しでいいです。
実際にやってみて、気持ちよかったら、きっとまたやりたくなるから。
そうして続けていたら、後から効果がついてきます。
そんな風に自分に言い聞かせながら、筋トレを頑張ります。
緩めるのは気持ちよくて好きなんですけどね、筋トレはキツイですからね。
でもやるとカラダが断然楽になるので、やらないとですね。
普段はアタマの「気持ちいい・楽」ばかり優先しているので、
カラダの「気持ちいい・楽」にも応えてあげましょう。
サポート!ありがとうございます☺︎