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体を柔らかくする方法

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ほとんどの不調は「筋肉の硬直」によって起こり、「筋肉を柔らかくする」ことによって解消できます。 ここでは、体を柔らかくする上で知っておきたい基礎知識と具体的な方法について解説しま…
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#腰痛

【体を柔らかくする応用知識①】硬直は「5つのつながり」を意識して緩めよう

「腕をほぐすと肩こりが緩んだ」 「お尻を緩めたら股関節が柔らかくなった」 「お腹を伸ばしたら腰が伸びた」 ボディケアの仕事をしていると、よくあることです。 つまり、筋肉はウエットスーツのようにつながっていて、 ・ある筋肉が硬直すると →その筋肉につながる筋肉も硬直する ・ある筋肉を緩めると →その筋肉につながる筋肉も緩む という風にできているんです。 基本的には「あなたの体の中で硬直しているポイント(不調を感じる部位)」をマッサージ&ストレッチするのが正解です。

【体を柔らかくする応用知識②】硬い筋肉が緩む「原因筋」の探し方

まず【原因筋】とは、”体の硬直(不調)の原因となる筋肉”のことです。 基本的には、「硬いポイント」=原因筋なので、硬いポイントをマッサージやストレッチで緩めれば、筋肉は緩みます。 ただ、「硬いポイント」にアプローチしても硬い部分が緩まないことも多いです。 例えば、 ・肩こりポイントをいくらほぐしても、肩こりが解消しない(柔らかくならない) ・腰痛ポイントをいくら緩めても、腰痛が解消しない(腰が柔らかくならない) ・股関節をいくらストレッチしても、股関節が柔らかくならな

【体を柔らかくする応用知識③】体を効率的に柔らかくする「緩める部位の順番」とは?

【体を柔らかくする応用知識②】では、 「原因筋(=硬い部位の原因となっている筋肉)を探し出そう」 「カラダの声を聞きながら、様々な部位にアプローチしよう」 という話をしてきました。 ただ、これができるのは、体好きの人や、ヨガやピラティスに通っている人くらいだと思うので、今回はもう少し現実的な話。 「体を効率よく柔らかくするための、緩める部位の順番」について解説していきます。 今回ご紹介する順番は、僕が施術でお客さんを緩める時に意識しているポイントであり、自分でリリ

【体を柔らかくする応用知識④】体を効率的に柔らかくする「緩める方法の順番」とは?

体の硬直の仕方は5つに分けられます。 ①短縮型硬直 筋肉が縮んで硬直した状態 ②伸張型硬直 筋肉が伸びて硬直した状態 ③コリ型硬直 筋肉が点(ピンポイント)で硬直した状態 ④ハリ型硬直 筋肉が面(広範囲)で硬直した状態 ⑤不活性型硬直 筋肉の神経伝達が鈍くなった状態 だから、この硬直の仕方に合わせて、緩める方法も変えていく必要があります。 ①マッサージ 筋肉をほぐして緩める →コリ・ハリ型に効果的 ②ストレッチ 筋肉を伸ばして(縮めて)緩める →短縮型・伸張型に効果的

【体を柔らかくする応用知識⑤】体を緩める頻度・時間についての考察

「体を柔らかくするためには、どのくらいの頻度で緩めればいいの?」 「1日・1回につき何分くらい、緩めればいいの?」 「どのくらいの期間、緩めればいいの?」 この辺の解説は、「不調別リリトレ」でも「部位別リリトレ」でも避けてきました。 なぜなら、「体を柔らかくする目的・目標による」し、「あなたの体の状態による」し、「あなたの生活習慣&環境による」から。 例えば、 ・180度開脚+ベッタリ前屈をできるようになりたい人 ・立った状態の前屈で、手のひら全体つくようにしたい

【体を柔らかくする応用知識⑥】柔らかくしすぎない方がいい関節とは?

今回は少しマニアックなお話。 それは、「関節の中には、柔らかくしすぎない方がいい関節もある」ということ。 今回は、【ジョイントバイジョイントセオリー】=関節の役割について解説していきます。 単なる「体の柔らかさの話」にとどまらず、あらゆる不調・痛みを解消する上で、知っておきたい知識です。 「ストレッチをしても、効果を感じられないどころか、逆効果になっている気がする」 「体は柔らかいけど、あちこちが不調で辛い」 「ストレッチをしているのに、なかなか柔軟性が上がらない