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《自分軸で生きる》ため、捨てるべき2つのもの

私は、そうすけ/起業コンサル/MMgroup さんの『人生で戦うべき歪み10選』から大きな学びを得ました。ここでは、そうすけ さんが挙げている10の歪みの中から、「ブレずに《自分軸で生きる》ために捨てるべきだ」とつくづく思った2つの歪みについて話したいと思います。
以下、煩雑さを避けるため敬語を使わずに記述することをお許しください。

そうすけ さんは「心身共に豊かな」(そうすけ さんの言葉)人生を送る上で妨げになる歪みとして、次の10項目を挙げています。

  ①考えが甘いくせに頑固 ⑥学んではいるが不活用 
  ②吠えるわりに成果なし 
⑦初めで躓き自転車操業
  ③自信があるようでない 
⑧少しの上下で一喜一憂 
  ④行動力はあるが衝動的 
⑨被害者意識で承認欲求
  ➄見せる努力と真の努力 ⑩自己正当化の精神論⁉

    
10の歪みは、すべて そうすけ さんの実体験から導き出された生々しいもので、私たちが常に心に留めておくべきものだと思います。

その中で、特に「⑨被害者意識で承認欲求」「➉自己正当化の精神論!?」の2つが、《自分軸で生きる》妨げになると、私は強く感じました。

私が考えている《自分軸で生きる》とは、ワガママに生きることでもなければ、独善性や自己正当化に浸って生きることでもありません。ワガママや独善性・自己正当化は自分自身を他者や環境の影響から守るため自らまとった鎧のようなもの。自分自身の根っこにある主体性を信じていれば、そんな鎧はまったく不要です。

《自分軸で生きる》とは、心を開いて他者や外界と関係を切り結びつつも、他者や外界にふりまわされることなく、自らの主体性をよりどころに生きることです。

そうすけ さんは、「⑨被害者意識で承認欲求」について、次のように述べています。

不幸自慢、病気自慢、貧乏自慢…これらは”私ってかわいそうでしょ”で、人からの注目関心を得るための承認欲求にすぎません。これをしてる限り不幸・病気・貧乏から逃れることはできません!向き合って分かった事は被害者意識をとにかく手放してください。自分の不運を口にしないことで現実は本当に変わります!〔出典:『人生で戦うべき歪み10選』、太字部は楠瀬が太字化〕

不幸、病気、貧乏は、自分が望みもしないのに、向こうから勝手に押しかけてくるもの。つまり、理不尽です。
誰しも理不尽に見舞われたら、我が身の不運を嘆きます。それを他の誰かに分かって欲しいと思うのも、自然な人情です。
だから、一瞬、被害者意識を持ってもいい。私は、自分の責任でないことで自分を責めるよりは、被害感情を抱く方がベターだとさえ思っています。

しかし、それは、あくまで理不尽に見舞われた直後の《一瞬》に限っての話です。いつまでも被害者意識にひたり、それを分かってくれと他人に乞い続けているとしたら、それは、理不尽に圧倒され尽くして手も足も出ないでいることを意味します。まさに理不尽の思うツボです。

被害者意識を抱き続け、それに対する理解を求め続けることは、理不尽に負けることです。理不尽に本当に怒りを覚えるなら、被害者意識を捨て、前に進むことです。それ以外に、理不尽を乗り越える道はないのです。


➉自己正当化の精神論!?について、そうすけ さんは、次のように述べています。

金銭的に上手くいってない時に精神論を唱えだしたら言い訳だと思った方がよいです!逆に精神的に辛い時に金ありきの話をしだしても同じです。これは僕が経営者時代の失敗の中でも最大の間違いだった。向き合って分かった事は自己正当化の言い訳をすればするほど人生はどんどんこじれていきます!自己正当化しようしている時は自身の責任から逃げている時が多分にあります。常に何ができただろう?何ができるだろう?と自問自答する姿勢でいると少しずつかもしれませんが改善していきます。〔出典:『人生で戦うべき歪み10選』、太字部は楠瀬が太字化〕

自己を正当化することは被害者意識を抱くことと正反対のように見えて、実は同じコインの裏表です。どちらも、今からでも変えられることを変えようとせず立ち止まっているのは同じだからです。

《被害者意識を捨て前に進む》以外に理不尽を乗り越える道はないのと同じく、《自己正当化は程々にして、今からできることに手をつける》以外に失敗を乗り越える道はないと、私は考えます。《程々にして》と言っているのは、「自分は悪くない」と思う失敗のショックをを緩和するための応急措置として効果があると考えるからです。

しかし、ここでも「自分は悪くない」と思っていてよい時間には限度があります。どこかで自己正当化を止めて、〝何ができただろう?何ができるだろう?と自問自答”(そうすけ さんの言葉)を始める。そうしなければ、いつまでも同じところに留まることになってしまいます。


そうすけさん の言葉を足掛かりに私自身の考えを深めてきたことで、私は《自分軸で生きる》ことを定義しなおすことが出来るようになりました。

《自分軸で生きる》とは、理不尽に見舞われようと失敗しようと、今からでも自分にできることを探し出し、それに専念することである。


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

『《自分軸で生きる》ため、捨てるべき2つのもの』おわり



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