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スピーチにアドバイスを欲しい #6(だけど長すぎます)

2月に10分間のスピーチをすることになり、
もう今日は書くだけ書いてみた、
時間、文字数、細かい表現、一旦置いておいて
すみませんのサラリーマン kskです

長すぎるので、ここから修正、削り、
言葉や表現の変更、
むしろ内容も大幅に変えるかも…
でも、今日書いた記録として、投稿します


よく考えたら、タイトルがいるらしいです

タイトル 未定。。

通しでは初めての、第一回 仮原稿 

自分は、親だから。
自分がやりたいことがあっても、
それは我慢して、諦めて、
子供の為に、家族の為に、精一杯頑張るべきだ。

…それは、本当でしょうか。


数年前。
私は、我慢が当然で、それが責任だと
そう思っていました。


社会人となり、結婚して、親となれば。
当然のように生活がガラッと変わりました。

妻は、育児で自分の時間なんか一切なくて
毎日オムツに、ミルクに、夜泣き
1人にもなれず、やりたいこともできず、
いつも寝不足で。
子供は愛しくても、大変。
我慢して、忍耐して、また我慢して。

本当に大変そうな妻を見てるし、
その話を日々聴いているからこそ
父親の自分が
やりたいことなんか、やってはいけない
自分も、我慢しなければならない

平日は、安定した収入の為に、会社で戦ってくる
休日は、妻の育児ストレスが少しでも減るように
妻が1人で、ホッとできる時間を作るため、
子供を連れて、外に出る。

そしてまた、月曜日が始まる。

気がつけば
自分の時間がない。
でも「自分は、諦めよう」
そう思ってました。

それが、父親だから。

職場では、上司の話を聴いて
客先では、顧客の話を聴いて
後輩の愚痴を、精一杯聴いて
家に帰れば、育児に疲れた妻の話を聴いて
休日は、子供達の話を遮らずに精一杯うなづいて聴いて


「自分は、諦めよう」って思ってたけど

…自分は、自分自身は。
どこに行ったんだろう
自分って、別にいらないんじゃないか

自分の話したい事や、想いや、心は、
自分の感情や、自分が表現したいことは、
自分の人生は、
どこに行ってしまったんだろう…

でも、
それが社会人で、
それが父親なんだ
そう思ってました。


そんなある日。
家族の将来の為に、もっとスキルアップしなきゃ
そう思って参加したセミナーで、
こう言われたんです。


「大人が楽しそうにしてないのに
 子供がやりたいって思えるわけないだろ」


…衝撃的な、言葉でした。
自分は、楽しんでは、いけないと思ってたから。

話は続きました。


「辛そうな自分の姿を見せて、死んだ目をして
 子供には、やりたいことをやってほしい?」

「子供は思ってるよ、大人って大変そうだって
 大人には、なりたくないって」

「子供の将来の為に、我慢に我慢を重ねて
 子供に『やりたいことをやれ』って言うよりも」

「大人の自分が、やりたいことをやってる姿を
 『人生を楽しんでる姿』を、見せるんだよ!」

「子供は、親の教えるようには育たない
 親の、やっているように育つんだ」



ガツンと頭を殴られたような衝撃でした。


家族の為 子供の為 子供の将来の為、
「子供に苦労をかけたくない」
それが、父親の責任だ…と思ってたのに

親の自分が、子供達に
「将来には苦労しかない」って
自分の背中で見せつけてたのか…


子供は、親のやっているように育つ
という言葉。


調べてみると、実際に
アメリカの心理学者 サイモンズも、
子供の性格の形成は、親の願いや言葉では無く
「親の態度」によって影響を受けると提唱していました。


「雨ニモマケズ」で有名な宮沢賢治も
貧しい人々の為に尽くす姿に、母親が
「どうして自分のことよりも、困っている人に尽くすんだろう」と口にしたところ、
宮沢賢治の妹がこう答えたそうです。
「兄さんは、お母さんと同じことをやってるだけじゃないの」と。

やはり子供は、
親のやっているように育つらしいです

だから、
親の自分からなんだ。

「自分は、諦めよう」ではなくて
「親の自分が、やりたいことをやろう」

それが、自分の為でも、子供の為でもある。

今までの「自分」に蓋をした日々から変わって
私はそう考えるようになりました。




親の自分が、
やりたいこと、好きなことを、やる

そう考えると、さっそく、、
壁に当たりました。

「やりたいことを仕事にする」
「好きなことで生きていく」


2人の小さい子供と、育児に忙しい妻

自分が支えなかったら
家族は、どうなるんだろう?

…できるわけない

親がやりたいことをやるなんて
結局、キレイ事だ
だから実際に皆、目の前の仕事を頑張ってるんだ


そんな話を、つい
同じセミナーで出会った仲間に話した時。
こう言われました。

「必ずしも仕事じゃなくても、良いと思うけど」って

仲間と話していくうちに、

「仕事を大きく変えたり、生活を一変させたり、
 家族皆で、生活をかけて、
 大きな挑戦するようなことじゃ無くても良いよ」

「自分が『やりたい』って思うことを
 素直に楽しんでる親の姿、
 親の笑顔とか、親の真剣な背中を
 見せられればいいんじゃないか」

…たしかに。

それこそ、趣味でも良い。

休日に子供と遊ぶのは、大切だけど…
それが全てじゃない
サラリーマンとして家族を守りながら、
できる時間に、
全力でやりたいことをすればいいんじゃないか



…私にはやりたいことが、あったんです


大学時代に、
ダンスサークルでダンスをしていました。
ダンスが、好きでした。

けど、社会人になると同時に住む地域も変わり
ダンスをやる仲間や、機会や、時間もなくなり
ダンスをすることを、諦めていました。


ダンスを、したい

今からダンスを…

いや、でも自分はもう、30代半ばだ。

無理だろって、思うと同時に、

でも。
やっぱり「やりたい」って思いました。


ダンスが好きだったし


そして、
ダンスなら、自分がやっている姿を、
子供達に見てもらうことも、できる。

やりたいことを、やっている親の姿を
見せることもできる

「自分は、諦めよう」は、もう終わらせよう

「親の自分が、やりたいことをやろう」


でも
決意をしたはいいもの
実際にやろうと思うと、たくさんの壁がありました。
いや、壁しかなかった

それは
夫婦の壁や、子供の壁や、世間の壁でした。


日々、育児で大変な妻に
「ダンスをやりたい」なんて言ったら
「やりたいことをやりたい」なんて言ったら
どう思われるだろう

「仕事は大丈夫なの」
「いつやるつもりなの」
「子供たちとの時間はどうするの」
「その間私は1人で子供たちを見てるのよ」

そんなふうに言われる想像しかつきませんでした。


いざ、勇気を持って妻に話してみると



妻:「…いいと思うよ」



…あれ?

マジで?


話してみると。妻は
我慢をしている自分を見て、
申し訳なく思っていたそうです

それでも子育てが大変で、自分の時間が欲しくて
でも実は、1人の時間をもらっても
心からゆったりできない日々だったそうです

そんなことにも、気づかず。。

私は父親の責任だと
自分が楽しんではいけないって
その姿が、妻のことも実は、苦しめていた

「妻が我慢してるから、自分も我慢しなきゃ」って
自分が、思ってたように
自分が我慢することで、
妻にも我慢をさせてたんだ…

「自分は、諦めよう」ではなくて
自分も、相手も、やりたいことをやろう、なんだな…
そう思うことで、
妻と本音で話し合うこともできました



それでも。
いざ、ダンススクールが見つかったときは
…妻に言い出せませんでした。

…日曜の夕方のレッスンだったので。

平日や、夜中ならともかく、
日曜日の夕方は、家族の時間。

自分がいないと運転手もいない。
自分がいないと、
父親がいないと…

そんな中
勇気を持って、いざ話した時。


妻は、 
「あー日曜日か…」
沈黙がありました。



自分は、
(あー、だめだ。うん、どうせ無理だ。諦めよう)
そう思って、


「やっぱいいわ、諦める」
って、言おうと思った時。 


向こうでブロックで遊んでた、
当時、幼稚園の娘が。
得意げに笑って、言ったんです

「やったらいいんじゃない?
 だってお父さんは
 やりたいことをやりたいんだもんね!」


えっ… って
固まりました。

娘に、そう話したことはない。
そう教えたこともない



でも

子供って
よく見てるんですね
よく、聴いてるんですよ


たぶん、娘は。

我慢してるのを、隠しても、わかってる

そして自分が好きなことをやっていれば、
この子はきっと、分かってくれる

だから
きっと伝わる、
いや「伝わってしまう」からこそ

「自分は、諦めよう」ではなくて
「親の自分が、やりたいことをやろう」って

そう、娘が教えてくれました。


夫婦の壁と子供の壁、
それは思い込みだったのかもしれない
けど、世間の壁は、本当にリアルな壁でした。


いざ、30代の自分がダンススクールに行ってみると。
想像してた通り、そこにいるのは
中学生や高校生。
先生も自分より年下。

受講生も不思議がる。
だって、自分の親との方が歳が近いおじさんです。
ダンスの先生も気をつかう。。

でもそのメンバーは幸いなことに
ダンスを通じて、
そう時間がかからず打ち解けることができました

けど
受講生の保護者の方々からは
いわゆる変な目で見られることが当然でした

「独身なんですか?」

「奥様よく許してくれましたね!」


ダンススクールで発表会があると決まった時も

「もしかして発表会、出られるんですか?」


…出ちゃダメなんですかって言いたくなりますけど
それは仕方ない
12、3歳や17歳18歳に混ざって
30代のおじさんがいたら、もう保護者ですよね


それでも自分は、止めませんでした
素直に、ダンスをやりたかったし
子供に見せたい姿勢がありました。

「好きなことやって、いいんだ」


今まで沢山、人に教えられてきました。
でもこれだけは、自分の選択を子供に見せたい

なりふりなんか、構わなくても良い
周りの目なんか、気にしなくていい
大人になっても、何歳になっても、
好きなことを、自由にやって良いんだぞって

その姿を。


子供の為に、やりたいことも我慢して、諦める。
それだけが、親の、責任ではないと思います。

子供は見ている。
親のやっているように育つんです。

だから、
「自分は、諦めよう」ではなくて
「親の自分が、やりたいことをやろう」って

自分と、自分の子供に為に、好きなことをやろう

…あなたが、
子供に見せたい姿は、何でしょうか。

自分は、自分が全力でダンスを、
好きことを、やりたいことを
真剣に楽しんでいる姿を、
これからも子供達に見せていきます


ご静聴ありがとうございました






…長い!

修正します!!

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