戦略の泉 vol.4 ゼロタイムラグ化戦略
こんにちは。
経営システム研究所です。
弊社のコンサルティング実践によるノウハウ
「戦略の泉シリーズ」Vol.4
ゼロタイムラグ化戦略
お楽しみくださいませ。
ゼロタイムラグ化は、ビジネスの基本であり、問題解決の定石です。
タイムラグの大きな場合、商機を失う事は多くあります。
例えば、客先への見積書提示が遅ければ、他社に先を越されてしまったり、トラブル発生時の対応が遅ければ、最悪の場合取引停止になってしまったり・・・など
また、タイムラグが大きければ大きいほど、コストが上昇してしまいます。
受注情報の伝達が遅れれば、不要不急在庫を発生させてしまったり、特急手配によるコスト増を招いたり、速達輸送や特急輸送が発生したりする事を、皆様もご承知の事実だと思います。
更に、工程間や外注間でのタイムラグの発生は、仕掛品の停滞による仕掛在庫の増大と、リードタイムの長期化を生んでしまいます。
上記の、タイムラグの問題は、一般に認識されているものなのですが、それ以外に、タイムラグは重大な問題を発生させるのです。
それが、『問題解決のタイムラグ』と呼ばれるものなのです。
問題が発生した瞬間に、間髪入れずに原因把握をし、解決計画をいつ・誰が行うのか具体的な内容で作成し、出来るだけ早い時期に根源対策を実施する事が、同じ問題をくり返して発生させない優良企業の行動様式です。
これに対して、同じ問題をくり返して発生させてしまっている不良企業では、問題が発生する → 問題を記録する → 後日には問題原因を分析する →いつか誰かが問題対策を実施する・・・・・・ といったスタイルをとっています。
問題が発生した瞬間に、その問題原因と、いつ・誰が行うかの具体的な解決計画を立てるクセを付けましょう。
これが優良企業となる為の王道の一つです。
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