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企画に煮詰まったら○○を考えよう!

◇将来の方向性を決める大事な糸口◇


この記事に目が留まったあなたは
おそらくビジネスの中で
何らかの商品・サービスをお客様に提供されている方なのでは?と
思うのですが

その商品やサービスの“真の顧客価値” を
考えたことはありますか?

この「真の顧客価値」について
果たして、しっかり定義されてますでしょうか。

実は、商品やサービスにおける ”真の顧客価値” について
あまり意識されていないことが多いのではと思います。

しかし、 ”真の顧客価値”を定義しておくか否かで
ビジネスの方向性が決まるといっても過言ではありません。

特に、既存カテゴリーの事業戦略や商品企画で、
将来の方向性が見えないときには、
とても大切なアプローチといえます。

◇商品は価値を提供する「手段」にすぎない◇


先日、大手メーカーの商品企画部長さんから相談を受けました。

将来の方向性をチームでブレインストーミングをしようにも、
どのような切り口で考えてよいのか困っているとのこと。

モノやサービスがあふれている時代。
将来の方向性を決めるのは確かに本当に難しいです。


そこで、いろいろ現状をお伺いしながら
「A社さんがお客様に本当に提供している価値って何でしょうか?
商品はその手段と思うんですけど。。」

「お客様視点に立つと、真の顧客価値は何でしょう?」
とお尋ねしました。

すると
「白神さん、なるほど、そういうことですね!
 商品は単なる手段ですよね。
 答えはすぐには出ないですがまさにバック・トゥ・ベーシックですね!
 ”真の顧客価値” をみんなで考えてみます!」
とのこと。

更に
「今の商品そのものにこだわるのはよくないですね。
 周辺や全体でも考えられるし、現在の形じゃなくても
 いいかもしれないですね。」
とおっしゃっていました。


「ですです!
A社さんだからできる、お客様に提供する世界を
どんどん拡げていってください!」
とお伝えしました。

後日、頂いた声はこちらです。

https://primis.co.jp/voice/voice-support20220620/

(掲載許可をいただいております)

◇“真の顧客価値は何か?” を軸に考える◇


似たような経験が私自身にもあります。

それは
監視カメラの技術マーケティングを担当した際のことです。

監視カメラのことを一生懸命説明しても
システムインテグレーターさんやお客様は
当初全く聞いてくれませんでした。

それもそのはず。

お客様にとっては
監視カメラ自体には ”真の顧客価値” はありません。

我々が真に提供している価値。
それは
監視カメラの先にある「安全や安心」なのです。

他社さんではできない「新しい安全、安心」を
お客様やシステムインテグレーターさんといっしょに創り上げる。
監視カメラはそのためのいち手段という訳です。

このように
ある時から商品の説明のアプローチをガラッと変えました。

すると、我々チームの今後の方向性がスッキリし
お客様やパートナーさんへのストーリーも
とても立てやすくなりました。

企画や自社の方向性検討に煮詰まったら、
現在の事業、商品、サービスは手段なのだと考え、
“真の顧客価値は何か?”
を是非、考えてみてください。

何かが見えてくると思います。

追伸:
昨日も大手メーカーの研究部門と話す機会があり、
まったく同じ話をしました。
社会価値、顧客価値をどこにおくか、
はとても大切だなと改めて実感しました。

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