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プロデュース力~企画推進はプロデュースだ!~

今回は、最近読んだ本の中から企画推進において
参考になった本をご紹介しようと思います。

「プロデュース能力」 佐々木直彦著

私自身の企画推進の考え方と多くの共通点があり
共感できる内容です。

|プロデュース能力


「プロデュース能力」 佐々木直彦著

しっかり読みたい方は、こちらです。

「プロデュース」
という言葉について
冒頭にこう書かれています。

一つのビジョンをもとに、
人々の力を借りて
「新しい何か」を創りだし、
現状を変えること

それが、
“プロデュース” である。

「プロデュース能力」 佐々木直彦著

本当にその通りですよね。
私がお伝えしたいことが、この数行に凝縮されていて
これまで私が記事などでお伝えしたきたことの
まとめの文章にさえ思えてきます。

そして、次のように続きます。

「新しい何か」を生み出すことの
できない組織や社会は、
いつか澱んだ水のように腐っていく。
企業は競争に負けてしまう。
地方は活性化されない。
国は沈滞する。

「プロデュース能力」 佐々木直彦著

少し過激な表現ではありますが
心にささる言葉ですね。

|企画は「新しい何か」を生み出す仕事


前述で引用した言葉は、まさに ”企画” という仕事に当てはまります。

「新しい何か」を生み出すことのできない組織は腐っていく。
そして「新しい何か」を生み出すことができなければ
企業は競争に負けてしまう。


新規事業や新商品・新サービスを生み出す ”企画” という仕事は
組織を活性化させ、そして社会で生き残るために重要な仕事
と言って過言ではありません。

企業にとって、社会にとって、日本にとって
非常に大切な仕事です。

やりがいもあるはずです。


ソニー時代、私が企画を始めた当初に先輩から言われた言葉があります。

「企画は10%のクリエイティビティと90%のパワーだ!」

ここでいう ”パワー” は
この「プロデュース力」と同意といってよいでしょう。

よろしければ ↓ の記事を参照して下さい。

|企画推進=プロデュース


プロデュースというと
音楽や映画などのエンターテイメントでの創作というイメージを
持つ人が多いかもしれませんが、
企画推進の仕事もまさにプロデュースです。


イントレプレナー(企業内起業家)の方々は
会社の強みや技術を活用して

アントレプレナー(起業家)の方々は
自分たちのアイデアや強みをもとに

成し遂げたいビジョンを描き
そのビジョンとストーリーで周りの人を巻き込み
社会に役立つ「新しい何か」を生み出す。



そして、利益を出すことで
さらに「新しい何か」を生み出し続ける

この循環を継続させるのが、企画の仕事です

|トラブルを乗り越える力もプロデュース力


「新しい何か」の推進は、常にうまく進むことはまずありません。
未知のトラブルの連続です。

また、全ての人が賛成するわけではありません。

ときには、反対する人や潰しにかかる人まで現れることもあり、
そういう人たちを説得していく必要があります。

これらを乗り越えた企画のみが日の目をみる、
つまり商品やサービスの導入されるところとなります。

これら全体のプロセスが
企画推進=プロデュースです。


企画マン=プロデューサーは
この苦労を含めたプロセス全体を楽しむことが大切です。


私自身、成功した企画はもちろんよい思い出ですが、
失敗した企画は成功した企画以上によい思い出であり
かつ貴重な経験になっています。

思い返せば、成功した企画ほど大トラブルを乗り越えたものだったり
周りの反対をいろいろな工夫をこらしてようやく説得してきた産物

だったと言えます。


企画推進はトラブル解決込みでプロデュース力が試されます。
トラブルを乗り越えプロデュース力を発揮していきましょう。


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