企画に必要なのは10%のクリエイティビティと90%のパワーだ!
◆企画は10%のクリエイティビティと90%のパワー◆
この言葉は、私がソニーの企画チームに参加して、いきなりある商品の企画を任され、右も左も分からず途方に暮れていたときに、他部署の企画の先輩に教えてもらったものです。
当時、私は企画のいろはも分からず、企画の先輩たちに「企画ってどうやって進めるんですか??」と聞きまわっていました。
おそらく、いろんな方にいろんなことを教えていただいたと思うのですが、
「企画は10%のクリエイティビティと90%のパワー!」
この言葉が、当時の自分にとてもしっくりきて、
これに救われたことを覚えています。
◆企画は創造性と推進力の両輪で進む◆
企画は、もちろんクリエイティブなアイデアがあってこそ。
でも、それと合わせて大切なのは、それを進めるパワーです。
どちらが大切というのではなく、この両方が大切です。
「クリエイティビティ」は言い換えれば創造性ですね。
アイデアを発出するという創造性。
そして、この「パワー」はどういう意味?とよく聞かれるのですが、
熱意、推進力、行動力、周りを巻き込む力など。
いろいろな意味が合わさって、一言で「パワー」と。
ここで注目すべきが、”クリエイティビティが10%” で ”パワーが90%” という比率です。
企画の仕事がアイデアを発出することだと思われる方も多いでしょうし、企画の本領である、アイデアを出す「クリエイティビティ」が、たったの10%なのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。
でも、私もこの言葉を知って、その後何年も企画に携わってきて、やはりその通りだと納得する比率といえます。
企画はアイデアだけでは進みません。その何倍ものパワーがなければ、そのアイデアを企画として世の中に出すことは難しいものです。
商品企画や新規事業開発に関わっている方なら、この言葉に共感いただける方も多いのではないでしょうか?
エジソンの
「天才は1%のひらめきと99%の努力」
という言葉や、
ソニー創業者である井深大さんの
「1、10、100の法則」
1:アイデア
10:商品化
100:事業拡大
にも通じるものがありますよね。
私と同じように、この言葉がしっくりきた方は、企画を進めるときにぜひ意識してみてください!
株式会社プリミスのHPのコラム欄に、ここら辺のことを詳しく書いています。
ご興味があれば、覗いてみてください。
企画は10%のクリエイティビティと90%のパワー!
【前編】10%のクリエイティビティ(創造性) はこちらから
【後編】90%のパワー(企画推進力) はこちらから
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