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push と pull を意識しよう!

push と pull

私は企画関連の仕事の際、この
2つをよくイメージしています。

push的な行動のイメージ
pull的な行動のイメージがあるのですが

今日は2つのイメージについてお伝えします。

◇自己の視点から相手の視点に切り替える◇

人ってどうしても自分中心になってしまいがちです。
私はこれを push 的なイメージで捉えています。

Push的なイメージを少し相手の視点になって、
pull 的に考えてみると、
よい結果が得られることがあります。

例えば、次のように使う言葉を変えてみるだけでも変わります。

販売する:push的
買っていただく:pull的

伝える: push的
伝わる: pull的

アイデアを考えるときも
・こういうものをつくりたい
・自社の強みは○○
・売り上げをあげたい
・シェアをあげたい
など、push的な考えになりがちです。

少しお客様の視点になってみて、
・今何に困っているか
・どんなものがあるともっと便利になるか
・どうなるともっとうれしいか
と考えてみると、お客様視点での
ヒントが生まれたりします。

私の中では、こういう発想を
「pull 引っ張られる 」ようなイメージ
として捉えています。

◇相手の視点で行動すると向こうからやってくる◇

かつて企画担当の若いころ、
営業担当の先輩にこんなことを言われたことがあります。

「白神、お前の説明はいつも押してばかりなんだよ。
たまには引いてみるのも大事だよ。

押してもダメなら引いてみな、
って聞いたことあるだろう。」

私は、説得しよう、分かってほしい と、
ひたすら自分視点だったんですよね。

引くドアを押し続けているように見えたのかもしれません。

それからは、押したり、引いたり、
pushとpullをよく意識するようになりました。


仕事ではないですが、
pushとpull にはこんなイメージもあります。

私は趣味でジャズのトロンボーンを吹いているのですが、
学生時代の師匠のスタジオミュージシャンの方に、
こんなことを言われたことがあります。

「一所懸命に吹きすぎなんだよ。
息を入れようと思っても入っていかないでしょ。

向こうから引っ張られる、吸われるイメージで
吹いてみたら? 」

言われたイメージで吹いてみたら、
これこそ目からウロコで、
とても楽に吹けるようになりました。

自分自身が楽なイメージになっていると、
聴いている方も楽に聴けるんですよね。

◇視点を変えるとより理解していただける◇

これは企画にも同じことが言えると思います。

作りたい
売りたい
というpush的な気持ちをいったん抑えて、

お客様の視点で、
どうなったらもっと便利かな
どうなったらもっとよくなるかな
とpull的に考えてみると、
より理解していただける企画になっていきます。

押したり引いたり、
押してもダメなら引いてみる。

ぜひ、pushとpull の両方の視点、
とくに pull の視点を意識していろいろなことを
進めてみるとよいヒントが必ず生まれてきます。

ぜひ試してみてください。

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