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新規事業開発・商品企画開発プロジェクトのヒント

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ソニー(株)で約25年、独立して4年約30社の新規事業・商品企画に携わってきた経験から、企画やプロジェクト現場へのヒントになる記事をまとめています
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#中小企業支援

ビジョンで引き付け、戦略で動かす!

ビジョンや戦略の大切さは私もセミナーやこちらのnoteそして メルマガでお伝えしていますが ビジョンと戦略に関連して 「なるほど!」 と腹落ちした言葉があったので、 今回はそれをお伝えします。 ◇「経営者は理念・ビジョンで人を引き付け、戦略で人を動かす」◇ この言葉は 前職ソニー先輩OBであり 現在は経営コンサルタントをされている Kさんが言われていた言葉です。 私にはとても腹落ちし いろいろな言葉の意味がきれいにつながりました。 あなたはいかがですか? 経営者は

マーケットイン派?プロダクトアウト派?

先日の記事は 「顧客に尋ねたら、『もっと速い馬車が欲しい』と答えただろう」 というテーマでした。 顧客は答えをもっていません. 顧客ヒアリングやユーザー調査では答えを求めず、 答えにつながるかもしれないヒントを探しましょう。 と、この記事の内容に対して あるメーカーの方から以下のようなご意見をいただきました。 これは本当に大切ですよね。 先日、新規事業開発に関するセミナーに参加した際も セミナーの講師の方が 「プロダクトアウトはダメ。 必ずマーケットインの発想で行く

顧客に尋ねたら「もっと速い馬車が欲しい」と答えただろう

先日の記事では、 「ヒットを生むのは新技術だけではない」 という内容をお伝えしました。 画期的な技術でなく、 ちょっとしたアイデアでも、 顧客の課題解決につながれば、 ヒットにつながります。 今回はそんなアイデアを生むための アプローチのヒントをお伝えします。 ◇ユーザーに答えをもとめてはいけない◇ 新商品や新サービスを考えるにあたって ユーザー調査やユーザーヒアリングをされていると思います。 私も頻繁に行っていました。 ここでよくやってしまいがちなのが、 「ユーザ

ヒットを生むのは新技術だけではない

以前、日経クロストレンドに 興味深い記事がありました。 「2021年上半期記事ランキングから見る ヒット商品の意外な共通点」 こちらの記事に 「ヒットを生むのは新技術だけではない」(引用) という記載があります。 さっそくみていきましょう。 ◇ちょっとしたアイデアがヒット商品を生む◇ 新しい技術で画期的な新商品を 企画していくことは大切なこと。 しかし、商品企画の場合は、 ちょっとした小さなアイデアだけで、 ヒット商品が生まれたりすることがよくあります。 例えばこ

商品企画とコーチングの親和性

今回も新規事業開発や商品企画のヒントになる情報を お伝えしていきます。 ◇FLTV「真チャンネル!」に出演しました!◇前回の記事でもご紹介しましたが ソニー先輩OBでもある 佐藤真一さんが運営されている FLTV「真チャンネル!」に出演させて頂きました。 20名以上の方にライブでご視聴いただき 大変ありがとうございました。 まだご覧になっていない場合、こちらから視聴可能です。 実は佐藤さんはソニーの先輩であるだけでなく コーチングにおいても大先輩なのです。 さすがと

机上で考えるより実験主義でいこう!

机上であれこれ考えて つい完璧を求めてしがいがちですが 実験して得た情報の方がはるかに効果的で説得力があります。 ◇企画を推進する上で最も効果的なこと◇先日ある本を読んでいて初めてこの「実験主義」という 言葉を知りました。 いい言葉ですね。 商品企画の初期段階は どうしても机上で考えたり 完璧な調査をめざしてしまいがちですが この 「実験してみる」「試してみる」 ということが企画を推進する上で最も効果的なのです。 ◇実際に触れることで説得力がアップする◇たとえば 商品

主観から離れる「ちょっと聞いてみた」

前回「実験主義でいこう!」というテーマで いろいろ試してみることの大切さについてお伝えしました。 机上で考えているだけではなく 小さくてもいいので、ちょっとやってみることによって いろいろなメリットがあります。 ・うまく行きそうだと実感できる ・うまく行かなさそうなど課題がわかる ・プレゼンでの説得力が増す 机上の想像だけではなく、事実になります。 今回は「実験主義」と同じように大切なこと “ちょっと聞いてみた!” についてお伝えします。 ◇主観から離れてみる効果◇

プロジェクト理念を企画書に加える大切さを再認識!

企画の上で大切なこと。 企画の内容も大切ですが 「心を動かす」意味では 「メンバーの想い=プロジェクト理念」が込められていると グッと説得力が増しプロジェクトが強くなります。 ◇良い企画を「心を動かす企画」に◇ ある企業の新規事業のサポート依頼をうけ まだ推敲段階の企画書を見せて頂きました。 とてもよく調査され、しっかりまとまっているのですが ビジョンや理念のようなものが見当たりませんでした。 大変よい企画なので、 「ビジョンは理念的なものを入れましょう」 とお伝えした

商品・サービスには顧客価値を定義しよう!

今回は「顧客価値を定義しよう」 というテーマについてです。 先日企画サポートをしているお客様の会議で 顧客価値(お客様にとっての価値)の話になりました。 顧客ベネフィットとも言いますね。 ◇つくる側の視点、顧客側の視点◇ お客様の会議の中で 特長あるとてもよいアイデアが出たのですが 「いいですね!じゃ顧客価値はどうなるでしょう?」 の問うと、 「う~ん… たしかに…」 となり みんなで悩みました。 つくる側の視点から入ると どうしても商品の性能やスペックが優先され 顧

企画推進は【60%主義】でいこう!

前回の記事『企画は「仮説と検証」の繰り返しがカギ』にも 関連する内容ですが 「企画推進は60%主義でいこう」 というテーマでお伝えしていきます。 前回の記事はこちら。 https://note.com/kshirakami/n/nf9d7465b2f49 商品企画会議でプレゼンするときや 実際に商品を市場にリリースするときには 絶対に失敗しないように 完成度100%をめざします。 そして そこにいかに早く到達するかの”スピード”が 企画推進の鍵となります。 では、

企画は「仮説と検証」の繰り返しがカギ

企画は仮説と検証の繰り返しですが これが企画の効果的な進め方といえます。 よくこんな相談を受けます。 「アイデアがなかなかでない」 「情報をどうやって集めていいか分からない」 「企画の内容がこれでいいのか悩んでいる」 新しい企画をスタートするときは 相談を受ける私でも 同じ状態です。 では そこからどう企画をスタートさせていくか。 一緒にみていきましょう。 ◇まず「仮説」を立ててみる◇ 第一に なんでもいいので仮説を立ててみましょう。 少し乱暴ないい方ですが この

フレームワークが「目的」になっていませんか?

先日 中小企業診断士の知人と 「フレームワーク」について話していました。 企画に携わる者にとって 「フレームワーク」は気になるツールですね。 このとき話した内容を整理し、 企画でのフレームワークの使い方や 注意点についてお伝えしようと思います。 ◇企画にフレームワークを使ってる?◇企画を固めていく際に 「フレームワーク」をどれくらい使っていますか? フレームワークといっても たくさんありますよね。 たとえば PEST 3C 4P SWOT クロスSWOT プロダクト

”モノが売れない・・・”原因を探る最善の方法。

先日、こんな話がありました。 「いいモノ作っている自信はあるけれど、売れない…」 よくある話です。 原因はどこにあるのでしょうか。 それを探っていきましょう。 ◇モノが売れない原因は・・・?◇私がセミナーやコラムでよくご紹介する 私の企画の原点でもある大曽根幸三さんが よくこのように言われていました。 「モノが売れない原因は、高いか悪いかのどちらかだ! 」 大曽根語録について書かれた書籍: 「急ぎの仕事は忙しいヤツに頼め。 ソニー元副社長・大曽根幸三の成功金言53」