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シリコンバレー出張で得たもの【生成AIスタートアップの現状編】

VCのオフィスに訪問、Meet UPなど場所を移動し話を聞きに行きました。
我ら日本の上場会社経営者8名で伺っても、そのスケールの差に衝撃を覚えました。

卒業して行ったユニコーン企業

ある人は、それが「シリコンバレーの罠」と言っていた人もいます。日本という小さな島国で戦っていると周りが見えなくなる。どんどん小さくなっている自分の姿に気が付かず、この数年間の間、手の届く範囲で物事を計っていた気がします。日本を飛び立つまでは・・・

在籍スタートアップ

一言「自分が恥ずかしい」気が付かなかった・・・
守秘義務の中、ここでは話せないことも沢山あり、共有できず残念ではありますが、沢山の情報を頂き、沢山の刺激を貰った。
シードでARR 1million で売上マルチプル15倍で出資のベースとなる。
シリーズAでARR 3milionで売上マルチプル30倍以上…

企業訪問しMTG


売上マルチプルあり得ない!
いわゆる強烈な売上成長を軸に利益は再投資の原資に!。
トリプル、トリプル、ダブル、ダブルの売上年成長が基本。

Meet UP

そんな中、世界的にも話題となっている生成AIの実情をVCの視点から聞いてきた。実際の動きもリアルに聞いてきたが全てのおいて守秘義務で守られている為、一部話せる内容を紹介します。
2023年時点クローズドソースのOpenAIのシェアは80%だが、内46%がオープンソースに切り変えたいという意向があるという。
プラットフォームではスタートアップは太刀打ちできず、生成AIで行く抜く為には2つの方法しかない。今からOpenAIを出し抜くプラットフォーマーになるのか?それとも業界特化型になっていくのか?主にシリコンバレーで生まれている生成AI関連企業は業界特化型のスタートアップばかりでタケノコのように立ち上がっているという。
業界特化型はプラットフォームが限定されていることから、サービスとして差別化が作りずらい。
生き抜く為には、先行優位で蓄積して行く正解データの量にかかっている。この蓄積されていく正解データの戦いとなる。
成功している業界特化型スタートアップの特徴はこの2つが軸になっている
・マシンラーニングのエンジニアがいること
・業界に詳しい人がいること

この2点だという

決意

また今までのスタートアップとの違いも聞いてきた。
日本を含め、スタートアップはプレスリリースを多用し、存在意義やポジションを確立しようとする。メディアに記事が掲載される事などPRなどのマーケティングに力を注ぐ傾向にある。
しかし生成AIスタートアップは、存在すら隠す傾向にありステルスでの事業成長を進めている。
業界特化型のスタートアップは、特化サービスをすぐにマネすることが用意であること。タケノコのように多すぎる生成AI系スタートアップは逆に多く潰れることが想像できる。また成長はアメーバの生体のように同じ業界特化型スタートアップが倒産間際に優秀な人材含め吸収しあって大きくなっていく。アメリカの場合倒産手続きが非常に手間がかかることから、倒産前にいわゆる1円買収を進め同業に吸収させていくことを進めている。

WIL

また正直儲かっている生成AIの領域は、生成AIの受託開発であり、受託開発を軸として大手企業の受注が無いと売上は伸びない。何故かというと、大企業は無駄が多く、生成AIはそこを攻めなければビジネスにならないという。大手企業の受託開発を受注できれば業界特化型でARR 1millionまで9カ月到達することも可能。生成AIはOpenAIを軸としている限り、受託開発が軸でないとビジネスにならない。生成AIは話題ではあるが、SMBマーケットでの活用は厳しく、大手企業の効率化に手を付けていく受託開発を軸としたビジネスでないと厳しい世界だという。

スタートアップ

もう一つ驚くことがあった。日本では失敗した経営者は救われない仕組みになっている。シリコンバレーは良くも悪くもいわゆる連続起業家がもてはやされる。スタートアップや日本でいうベンチャー企業の年齢イメージだが、日本では年齢が高いと投資の対象から外れていく傾向にあるが、シリコンバレーでの成功起業家の平均は45歳前後だという。経験は大きな力となるということ。経験者は成功パターンに沿って資金調達などのステージを踏んでいくことが最適だという。また日本のベンチャーがシリコンバレーでの戦いを狙うなら新会社が好ましい。日本の保守的なVCは足かせになり、シリコンバレー流に沿った投資と回収の考え方の違いがスピード足かせとなる
考えれば考えれるほど日本企業も日本のVCも相当見下されている。実際にスタートアップ達とも話をしたがあきらかに戦い方の違いを感じた。
またスタートアップのピポットも早い。日本ではなかなか認められずらいが、事業のニーズやマーケットの変化に応じて事業の形が大きく変化して行くのがシリコンバレーのスタートアップの形。日本のVCではありえない形。
出会ったスタートアップの社長はまだ20代半ばで、既に4社スタートアップを立ち上げなんども失敗を繰り返してきた。4社目で目が出て生きたことでメジャーVCからシードでの出資を得ることができ頑張っていた。

PLUG AND  PLAY


当社はネガティブな国、まだ日本で事業を行っているが、膨大なSFA上のデータをも有している。毎日作り上げている鮮度の高い独自性ある企業情報を70万件も保有している。これらデータを活用し新しくは発表した、ビジネスチャットアプリ「DiSCUS(ディスカス)」のChatGPT実装機能など生成AIを活用した実績を積めるよう業界特化型の正解データを作り続けていきます。

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