ADHDへの栄養療法

おはようございます!

整体「感喜」の金子です!


今回はADHAについてお話していきたいなと思います。



ADHDのお子様はなかなか落ち着きが見られないのでお出かけする時やお遊戯会でみんなと同じようにできるかなど心配になることが多いと思います。


しかし、お子様も好きで暴れたりしたいわけではなく暴れさせてしまう、または落ち着けない原因が身体の中で起こっていると思うのです。



では何がその原因なのか?


その1つに過剰なノルエピネフリン産生があります。

※ノルエピネフリンとは簡単に言うと身体を戦闘状態にさせるような物質です。


過剰なノルエピネフリンはADHDやADDの原因になるとされています。


つまりADHAやADDの対策としてはこのノルエピネフリンが作られすぎないようするかノルエピネフリンが分解されるようにするとよいということになります。



でがノルエピネフリンが作られすぎてしまう原因とはなんなのか?


・BHMT8の遺伝子変異→ノルエピネフリン増加

・COMTの遺伝子変異→ノルエピネフリンが分解されない

・AHCYの遺伝子変異によるSAHの増加→COMT抑制

・ストレス→BHMT経路を活性化してノルエピネフリンが増加

・高たんぱく食→BHMT経路を活性化してノルエピネフリンが増加

・過剰な硫黄食品の摂取→ノルエピネフリン受容体をブロックしてノルエピネフリンが増加

・カンジダや連鎖球菌、マイコプラズマなどへの感染(腸内細菌の問題)→ノルエピネフリン増加


などが考えられます。


BHMTやCOMT、AHCYなどの遺伝子に関する問題は【メチレーション関連遺伝子検査】と呼ばれるもので遺伝子の変異の状態を確認しないと具体的なサポートはできませんが、他の項目に関してはある程度はできてきます。



特にやりやすいのは高たんぱく食や硫黄を含む食品を控えることです。


硫黄の中でもブロッコリーやニンニク、玉ねぎは硫黄が多く含まれています。

逆に言えばこれらの野菜をよく食べており高たんぱく食をしていた場合はノルエピネフリンが増加しやすくなるので一度控えて変化を確認するといいかもしれません。


ただ、1~2日試しただけではなかなか変化をでにくいのでできれば2週間から4週間をしてみるといいと思います。



次に感染(腸内細菌の問題)ですがこれも本格的にサポートをするにはGI-360という検査をして腸内の状態を確認する必要があります。


しかし、その前に腸内細菌の問題を起こしてしまう原因を取り除くことが必要になります。


では腸内細菌の問題を起こす原因とはなにか?


・農薬がかかった野菜や果物の摂取

・食品添加物が含まれたものの摂取

・抗生物質の使用(よく風邪を引いて病院行くと処方されるやつですね)

・鉄のサプリメントの使用

・砂糖を使用した食品の摂取


などがあります。


つまりコンビニやスーパーで買っている野菜や果物、お菓子などを控えることが重要になります。


野菜や果物を無人販売や農家さんから直接買うなどして大型チェーンのお店ではできる限り購入しないか農薬を洗える野菜の洗剤をしようすることがいいと思います。


私も農薬を流すために野菜の洗剤を購入して使用しています。



正直、ADHDでも日常生活で対策できることはたくさんあります。

そして日常生活の部分を変えてもなかなか変化が出ない場合に詳しく検査をしてお身体がどんな状態なのかを確認しサポート方法を検討していくことが必要にないきます。


私も栄養療法でがんや自閉症、精神疾患などの方々をサポートしていますが、まずは日常生活で変えられるところ、、、、というようよりも変えなくてはいけない部分をしっかりと変えていただいています。


正直それだけでも効果がでていることが私の臨床では多く、さらに状態を良くするために検査やサプリメントの検討をしていきます。


逆に日常生活での部分を変えられない場合は基本的に検査もサプリメントの検討もしません。


何故ならそれは無駄になるからです。


日常生活を変えずにサプリメントだけで栄養療法をしていくことは火事の火元を無視して周りの火種に消火活動しているようなものなので根本的な解決になりません。



「食事で治らない病気は医者でも治せない」と医学の父と言われるヒポクラテスも言っています。


本当に自閉症やがんなどの現代の慢性疾患は私たちが食べる食事が大きく影響を与えていることは間違いないです。


また現代の社会システムを人を健康に向かわせる方向とはかけ離れてきています。


今回はADHDについてのお話なのでこの食事や社会システムについてはまた機会があればしたいなと思いますが今私たちは知らなくてはいけない食事のこと、社会システムのことがありこれを知るだけでも多くの慢性疾患を防げると言っても過言ではないと思います。



本日は今回はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?