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全身エリテマトーデスの栄養学的なアプローチ方法

皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!


今回は全身エリテマトーデスについてお話します!

全身エリテマトーデスは全身に様々な症状が出てしまい、日常生活に支障がでるケースもあります。

日常生活に支障が出るとストレスも溜まりさらに体の状態が悪化してしまいます。


ですので、全身エリテマトーデスでお悩みの方は今回の内容を是非参考にしていただけたらと思います。




栄養学的なアプローチ方法

SLE 患者は脂質、炎症、および酸化ストレスの乱れが起こっており、これらの要因に対してアプローチする必要があります。ですので主な栄養学なアプローチは、脂質を減らし、抗酸化物質を摂取できる食事内容にしていく必要があります。




健康的な体重の達成


肥満は、脂質の上昇や、SLE 患者に存在することがよく知られているその他の心血管危険因子と関連しています。肥満を示す SLE および体格指数 (BMI) の女性は、非肥満の SLE 患者と比較して、症状が重く、機能的能力テストのスコアが有意に低かったことが分かっています。また、肥満は酸化ストレスも引き起こします。




低飽和脂肪、低コレステロールの食事


SLE 患者は、高トリグリセリド(中性脂肪) レベルと高密度リポタンパク質 (HDL)の低下していることが特徴で、心血管の病気のリスクが高くなります。SLEの方の食事は、飽和脂肪およびコレステロールの少ない食事をする必要があり、そのような食事がSLEの方のLDL コレステロールを大幅に低下させるという証拠が示されています。


また、SLEの方の食事には、動物性食品を含まないか、少なくすべきであると示唆されています。動物性食品はコレステロールの供給源であり、飽和脂肪の主な供給源であることに加えて、豊富なアミノ酸 (動物性タンパク質に見られるアミノ酸など) の供給は、ラパマイシン (mTOR) の標的を活性化します。この経路は SLE 患者で活性化され、ラパマイシンまたは N-アセチルシステインによる遮断により、これらの患者の臨床的改善がされることが分かっています。


また生のアブラナ科野菜や葉物野菜を多く含む植物ベースの食事はループスの症状を改善し、腎機能を高めることが示されています。




オメガ3脂肪酸

SLE患者における魚油(オメガ3脂肪酸)補給はタンパク尿とトリグリセリドの全身性ループス活動測定 - 改訂(SLAM-R)スコアが大幅に減少することが分かっています。




抗酸化対策


活性酸素種 (フリーラジカル) の過剰生成と酸化ストレスとして知られる抗酸化物質の低下は、SLE の発症に関与しています

活性酸素の過剰な産生は、自己抗原に対する自己反応性と、抗炎症サイトカイン産生から炎症誘発性サイトカイン産生へのシフトの両方を引き起こします。つまり、全身エリテマトーデスの発症リスクが高まり、症状の悪化に繋がります。


抗酸化物質グルタチオンの欠乏がSLE における T 細胞(免疫細胞)機能異常の原因として知られており、SLE 患者にグルタチオン前駆体のN-アセチルシステイン (NAC) を補給すると、mTOR 活性化がブロックされ、T 細胞アポトーシスが促進され、自己抗体産生が減少することにより、SLE 患者の疾患活動性が大幅に改善されることが分かっています。




ビタミン D の補給


SLE におけるビタミン D 研究のでは、ビタミン D レベルと疾患活動性との間に有意な逆相関関係が明らかになったことがわかりました。つまり、ビタミンDがしっかりと補給されていると全身エリテマトーデスの症状が軽くなるということです。




ウコン


SLEの方ににターメリック スパイス 500 mg を 1 日 3 回補給した研究では、積極的な治療群でタンパク尿、収縮期血圧、血尿が大幅に減少することが分かっています。




まとめ

全身エリテマトーデスの症状を改善するには炎症や酸化ストレスを減らして、抗炎症、抗酸化対策をする必要があることが分かります。

日常生活で炎症を起こしやすい食品として砂糖や小麦系食品、乳製品もありますので、今回お伝えした内容にプラスしてこれらの食品を避けることでより抗炎症、抗酸化対策になりますので是非参考にしていただけたらと思います!


本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました

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