全身性エリテマトーデスの栄養療法

皆さんこんにちは!

整体院「感喜」の金子です!



今回は全身エリテマトーデスへの栄養療法についてお話したいと思います。



オメガ3脂肪酸


SLE患者に対する魚油補給の対照臨床試験では、タンパク尿と中性脂肪の全身性狼瘡活動性測定 - 改訂版(SLAM-R)スコアが大幅に低下することが判明しました。




抗酸化物質


活性酸素種(フリーラジカル)の過剰な生成と抗酸化防御の低下は、合わせて酸化ストレスとして知られ、SLE の発症に関係しています。酸素ラジカルの過剰な生成は、自己抗原に対する自己反応性と、抗炎症性サイトカイン生成から炎症誘発性サイトカイン生成への移行の両方を引き起こします。


抗酸化物質であるグルタチオンの特異的な欠損が存在し、SLE における T 細胞機能不全の原因として知られています。SLE 患者にグルタチオン前駆体 N-アセチルシステイン (NAC) を補給すると、mTOR の活性化がブロックされ、T 細胞のアポトーシスが促進され自己抗体の産生が減少するため、SLE 患者の疾患活動性が大幅に改善されるこが分かっています他のいくつかの症例報告では、SLE 患者における NAC 治療の利点が証明されていますが、これらの結果を検証するには追加の臨床試験が必要とも述べられています。


第 3 回国民健康栄養調査 (NHANES III) のデータを調べた小規模な研究では、血清リコピン濃度が最も高い人は、最も低い人に比べて、SLE に罹患する可能性が低いことがわかりました。




ビタミン D


SLE におけるビタミン D 研究の系統的レビューでは、15 件の調査のうち 10 件で、ビタミン D レベルと疾患活動性との間に有意な逆相関があることが明らかになりました。ある研究では、小児の SLE 患者では、ビタミン D とカルシウムの併用補給により脊椎骨密度が大幅に改善することが示されています。




ターメリック


SLE患者にターメリックスパイス500mgを1日3回補給する小規模対照臨床試験では、積極的治療群でタンパク尿、収縮期血圧、血尿が大幅に減少することが判明したことが分かっています。



本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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