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魔女の一杯

純度を追求すればするほど、究極の美から遠ざかる結果を招く
ゴールに十分近いにも関わらず、接近するとかえって遠ざかってしまう
おそらく、その過程があら探しのような回路をたどるからだろう

なかなか深いね
絵画芸術から、冶金・材料工学まで、意図的な添加、混合の妙を競っている
料理、飲料だってそうだ
例えば、ウィスキー、例えば、珈琲、例えば、紅茶だ
もちろん、ブレンドの詳細は秘中の秘

ブレンドのすごさは、おいしさといった本来期待されている性質の点の優秀さにとどまらない
実は、あるブレンドの紅茶は、化粧品でもある
それどころではない
あるブレンドの紅茶は、不老長寿の妙薬でもある

どうやって魔女になったのかとずっと不思議に思っていたよ
その紅茶は、ただのダージリンティじゃなくて、ブレンドだったのか

ブレンドは結果
そこには複雑な方程式がある
今朝の一杯は、数学ダージリン
(368字)

2022年8月20日以来、以下の企画に毎週参加させて頂いており、ついに1周年、当初予定ではもう打ち切りですが、今回はとりあえず続行。以前は410字前後を大幅に超えることもありましたが、短く収まるようにしたいと思っています。今回のお題は「数学ダージリン」をワードとして含む作品でした。どうぞよろしくお願いいたします。

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